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【更新履歴】
第30回 フィリピン共和国 2019/06/18 
第29回 スロベニア共和国 2019/06/16 
第28回 アルバニア共和国 2019/06/14 
第27回 グアドループ 2019/06/12 
第26回 ガボン共和国 2019/06/10 
第25回 カメルーン共和国 2019/06/08 
第24回 ハンガリー 2019/06/06 
第23回 大阪 2019/06/04 
第22回 シベリア 2019/06/03 
第21回 ベネズエラ・ボリヴァル共和国 2019/06/02 

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第30回

Tribu Atub-atub

 フィリピン共和国

『愛の街』と呼ばれるフィリピンのイロイロ。
その2015年のディナギャン・フェスティバルから、アトゥアトゥ族の壮絶なディスフィーレを。

このバツーキの音圧、強度、キレ!!!
リオのカーニバルや、インダストリアルロックに、勝るとも劣らない凄みがあります。

これはもう、ざっと30年ぶりの衝撃。
浅草界隈の皆さんは必見です。

アフロ子供が超かわいい。


第29回

Laibach

 スロベニア共和国

”新スロベニア芸術”を標榜する旧ユーゴの芸術音楽グループ・ライバッハの、北朝鮮におけるライブ風景。

これまではナチスを模したファシスト的表現で、もっぱら西側諸国において物議を醸してきた彼らだが、20
15年に北朝鮮からのオファーにより、公演が実現したらしい。

実はこの招聘に関しては、北朝鮮側で意見が分かれていたらしく、その歓迎とも冷遇ともつかない微妙な空気
が画面からもヒリヒリと伝わる。

スロベニアと北朝鮮の対峙。
このガチな胆力のがっぷり四つ。

トリハダ・ミノルの国の人としては、ただただ、「サブカルじゃないんだな~」と痛感する。


第28回

Famille Lela de Permet

 アルバニア共和国

赤地に黒の双頭ワシを戴いた、『超スターリン主義国家』にして『無神国家』アルバニア!!!
ついこないだまで鎖国してたという、鋼の極左国家・アルバニアの、大衆音楽がこれです。

これはスゴイ!
だまされたと思って、とにかく最初の1分だけ、ご覧ください。

その物々しい前評判とは真逆の、身も世もなくわななくジジイたちの下世話さ、鼻をつくようなむき出しの
人間臭さに、みるみる引きずり込まれるばかりの、5分半です。

こんなの、自分の知ってるバルカン半島じゃない!
一体、チョビ髭のリードヴォーカル親父は何を歌っているのでしょうか?

貧しき大衆の悲哀でしょうか?
めったなこと言えないですが、後半は『どうしようもないシモネタ』のように見えるんよな。


第27回

Francky Vincent

 グアドループ

『世界のイイジャケ』でも取り上げたけど、動画も素晴らしいのでこちらでも・・・。

超かっこいいですよね。
安物のパンを食いながら歌い踊る人って、はじめて観ました。

ここまで無責任な感じだと、美しいというか、人間のステージが高いんではないかとすら、思わされます。

このフランッキーさん。
グアドループでは、かなりの大作曲家のようです。


第26回

Princesse 12

 ガボン共和国

あの『世界のアキモト』が、ついにアフリカ進出!。
衝撃の少女アイドル・グループ ・・・プリンセス12 from ガボン共和国!!!

とまあ、アキモト印ではまったくないんだけども、かの地では有名な少女アイドル・グループのようです。

しかしこの、圧倒的なまでの『多産感』はどうでしょう。
未成年的無力感を競い合うかのような、デカダン・ニッポンのアイドル達とはまさに好対照であります。

これは流石に、血沸き肉踊り、殖え、栄えるなあ・・・という生命力であります。

このように太陽的で、地母神的なアイドルが日本に存在したのは、1970年頃まででしょうか。
榊原郁恵さんみたいな。


第25回

Les Têtes Brûlées

 カメルーン共和国

人類音楽の正史は実は、このテット・ブリューレ結成の1988年以前と以降、すなわちBTB/ATBに画されてし
まっていて、今年はまったく、ATB 31年なのである。

というわけで、1988年以降の世界を生きるすべてのミュージシャンには唯、この『テットブリューレの奇跡を
如何に解釈するか』の命題しか残されていないと言うのに、カメルーンだからと誰もまともに取り合わない現状は、
誠に嘆かわしい。

さあ、人知を超えたこの神のハチロク聖歌を、あなたも!


第24回

Lajkó Félix

 ハンガリー

ハンガリーのフィドルの痴れもの、ライコー・フェリックス。

開いても閉じても、目の『何も見てなさ』が、印象的だ。
視覚をまずは、オミットしているのだろう。

眉間からひたいにかけて全神経を集め、もう弾き始めてしまった音楽へ、懸命に身体を開こうとしている。
何か遠い感覚を呼び覚ましてるようでもあるし、家具の隙間に失くしものを探ってるようでもある。

時々、嗚咽の様な表情。
常に自分の音楽が体を抜けてて、時に大きなダマがあるんだろう。

無限のニュアンスをためこんだ音楽は、ほとんど一匹のケモノのようだ。


第23回

日三家具

 大 阪 府

最近、『そうじゃない生まれの人』と接する機会が増えまして、あらためて痛感をしているのは、自分はやはり
『こんなCMをやってるような街』の生まれなんだなという事である。

自分が幼少時にやってた家具屋のCMですけど、今、すごくバカバカしいと同時に、とてもピュアでもある。
「楽しそうだからほっといてやんなよ」的寛容に支えられて、微笑ましく商ってる感じ・・・

悪くないやん?

ていうか、心の底からこんな世の中、戻ってこんかなってマジ思いますわ。


第22回

UUTAi Olena

シベリア

シベリアのシャーマン音楽の一人者、ウウタイ・オレーナさんの怒涛の熱演。
とにかく、ただ、観るに値する動画である。

民族の歴史や伝統のシバリが、どこまで人を本気にさせるかという。
『天才的な物真似師』との間の、埋める事の能わぬ深淵を、どうか覗いてください。

オレーナさんの、あまりな魂の清純さに、萌えっぱなしの9分半。
最後のプーチンのドン引きっぷりよ。


第21回

Orquesta de la Juventud Venezolana
Simón Bolívar

 ベネズエラ・ボリバル共和国

ベネスエラの青少年更生オーケストラ、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ。

素晴らしい音楽とは、素晴らしい合奏であり、すなわち素晴らしい人間の共存のスタイル、その表現であります。

人が音楽に期待することは様々とは思いますが、すべての合奏がその社会性の表現である以上、音楽は断然こう
いうものであって欲しいと、自分は思います。

上流社会の余剰の立派なモニュメントとしてのオーケストラなど、大阪の町工場育ちの自分には無に等しい。
音楽に出来る事の最高が、これなのだと信じます。

さて昨今、袋小路に入ってしまったかのようなべネスエラ社会ですが、このオーケストラにみなぎるベネズエラ
国民の社会的創造力の、今一度の奮起を心から願うものであります。


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