ジェロントロジー・高齢社会の人間学をテーマにしています    性格の不一致は宝物

Top page

 すばらしき人々 気をつけたい言葉と行動 活動内容


                 性格の不一致は宝物”   間の大切さ

  性格の不一致で仕事を離れる、離婚する等々の話をよく聴きますが、
 私にとっては性格の不一致こそがいろいろな場面で素晴しい発想が生まれると
 考えています。

  私たち夫婦は決して性格は一致していません。そのお蔭で意見が違い多方面の
 議論ができ、よりよい結果を得ていると確信しています。
 性格が不一致でも方向性と目的が一致していれば、素晴らしい結果を得ることが
 可能と考えています。

  性格が一致しているという人ばかりの集団には、恐怖さえ感じます。
 性格が一致している人々がどれだけいるでしょうか。
   

マーク  夫婦の間で

  夫婦の性格が同じ、とすぐに答えられる夫婦がどれだけいることでしょう。
 性格が不一致であればあるほど多方面の話合いができ、素晴らしい結果を得る
 ことができると思いませんか。私たち夫婦は、よく議論し喧嘩もします。

  長年全く違う環境で成長し、仕事をして、過去を過ごしてきたのです。
 むしろ性格が一致していると言うことの方が、おかしいとさえ思えます。

  性格が不一致のため議論や喧嘩をしても、ルールを守る、
 相手のこころを傷つけないこと、お互いが尊敬し合うことが大切です。
 二人の将来に向けて方向性と目的が一致していることが最も大切であり、
 目的が同じであれば、意見の相違こそが幅広い議論となり…素晴らしい答えを
 導き出すことが出来ると思っています。
 結果として、お互いが協力できる体制が構築できるのではないかと考えます。

  性格が不一致であっても、お互いがよく話し合うことより得た結果、
 それが失敗であっても許し合えると思います。
 議論した二人の責任ですから・・・。
 性格が不一致云々で結果が良くないと言うことは、責任逃れとも思います。
 性格の不一致こそ大切な財産と言えるような気がします。
  
マーク  
親族内で

  兄弟姉妹と言っても当然に性格は同じではありません。意見の相違があっても
 そのままにやり過ごす兄弟姉妹。
 意見の相違を正すために自分の意見を主張する者。
 私は,後者でよく揉めました。

  自分の兄弟姉妹でも相違があります。それが、妻の兄弟姉妹ともなれば当然に
 意見の違いが出て来て当たり前と思います。
 それを上手にとりなすのが夫婦の思いやりと言えるのかも知れません。

  私が、自分の兄妹と意見の相違がでてきた場合には、妻が行司役でうまく
 纏めてくれます。
 妻の場合は、私が行司役を務めるように心掛けているのですが、
 このような場合も性格が不一致でこそできる行司役です。
 夫婦が全く同じ考えでしたら、行司役は務まりません。
 性格の不一致、バンザイです。 
  
マーク  
グループや法人内で

  チームワークが良いとか悪いとか言われます。本当にチームワークが良い
 グループは、性格の不一致の人々が集まり、議論して決める、決めたことに
 対しては総員が一致して頑張ることだと思います。

  ワンマン的な人物がいて一人で決める、リーダーとして当初は人はついて
 来るでしょう。しかし、議論なく決めごとを進める場合には必ず綻びが
 出て来ると思います。

  法人やグループのリーダーの方は、耳の痛いことを聴く力が必要です。
 自分にとって耳の痛い言葉は栄養素が一杯詰まっていることでしょう。
 性格が自分に合わない人材を大切にするチームは必ず成長すると確信します。

  総員が性格的に一致するという社会は恐ろしいと思います。
 無理やりに性格が一致しているように見せかける社会やグループは危険です。
 多くの違う意見を総合して。物事を進めてゆきたいものです。
  

                        シニア ライフ アドバイザー
                               岡島 貞雄


                        Top page