ジェロントロジー・高齢社会の人間学をテーマにしています  ‘老人ホームの虐待 マーク

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 すばらしき人々 気をつけたい言葉と行動 活動内容

      マーク老人ホームの虐待

   老人ホームの事故というか、暴力というのか、虐待と言うのか、事件でしょうか
 こころが痛むできことが、続いています。(2015年9月 新聞報道による)
 しかも、同じ法人であり、関東から関西にまで発生しています。

 「私が、年老いたら、この施設を終の住み家にしたい」と胸を張って話される特別養護
 老人ホームの理事長がいます。私が尊敬している社会福祉法人の理事長です。
 これだけの信念で経営されている経営者は、どれだけいることでしょう。
 皆様のご意見をお待ちしています

マーク 虐待事件

   なぜこのような事件が発生するのでしょうか。人の質の問題と考えます。
 今回の事故は、事故でなく事件ではないでしょうか。

  川崎の施設では、2ヶ月に3人の高齢者が転落。同じ施設で入浴中に死亡事故。
 又同じ施設で女性を虐待し、家族が訴えるとのこと。同じ法人で関西豊中での虐待。
 東京・横浜でも虐待事件。

  転落事故?ベランダのてすりの高さは、120㎝とのこと、172cmの私でさえ
 乗り越えるには大変です。
 それが、体の不自由な高齢者が乗り越えることができるのでしょうか。
 死亡診断書にはどのような記述があるのでしょうか。
 医師による警察への報告は?事業現場での転落事故などの場合救急車を呼ぶと
 同時に連絡が警察にも入ります。救急車を使用していない?不審なことが多すぎます。

  行政も警察ももう少し調査してほしいと考えます。
 関西の施設では,6ヶ月間新規入居者の受け入れを停止する処分となりました。
 
 マーク 経営者と職員

    施設経営者にお聞きしたい。どれだけ高齢者について知っているのでしょうか。
 例え株式会社であろうとも、福祉を事業とする経営者は施設の中身を知ることが
 義務つけられています。

  利益のみが必要であれば、高齢者特に認知症や身体の不自由な方を、対象としての
 事業から撤退してほしいものです。

  テレビの会見では施設長らしき人がいろいろと述べていますが、少しでも高齢者
 福祉に関係している者は、空虚な言い訳に聞こえるのではないでしょうか。

  職員の皆様にお聞きしたい。
 あなたが、現在の生活を送ることができるのは誰のお蔭でしょうか。
 お世話しているのはどちらでしょうか、施設で生活する方がいて初めて現在の生活が
 成り立つのです。高齢者に尊敬の念をもって仕事をして欲しいものです。
 お世話しているのは高齢者の方々かも知れません。

  多くの職員が働いていて何故誰にも知られずにこのような事件が起こるのでしょう
 か。これらのことを知っていて知らぬふりをしているのでしょうか。許せない。

マーク  閉ざされた有料老人ホーム

   有料老人ホームは、あまり世間に開かれていないと考えます。多くの有料老人ホーム
 を訪問していますが、その施設のいいことばかりを話し、いいとこばかり見せてくれま
 す。一般の見学者は、建物と職員の言葉で施設の良し悪しを決めているようです。

  特別養護老人ホームに比べて、施設の内容は閉ざされているように思えてなりません。
 有料老人ホームは、お金が沢山ある方のものとして一般的ではないような気がします。
 豪華さを競っているようですが、老人ホームの良し悪しはすべて、関わる人の質による
 と言っても過言ではありません。

  施設の特徴ばかりでなく、施設の短所もお話し下さい。その面は家族が補います。

マーク 認知症に対する知識不足

  ある有料老人ホームを訪問し、説明する職員の方に話を聴いたことがあります。
 福祉のライセンスは取得していないと答えられました。
 老人ホームで働くにはライセンスの有無だけでなく人間が第一と考えますが、
 高齢者に対する基礎的な知識はやはりライセンスを取得することにより、勉強できる
 のではないでしょうか。

  老人ホームの仕事は、この世で最も難しく大変な仕事です。
 高齢者の勉強プラス人間力が必要ではないでしょうか。特に認知症に対する勉強不足
 が目立つ気がしてなりません。

  経営者や施設長・施設の幹部は職員の育成にもう少し力を注いでほしいものです。
 環境整備も合わせてお願い致します。

  老人ホームで仕事をしている方の最も大切なことは、高齢者に対する尊敬の気持ち
 です。職員の皆様にお願いです。あなたが年老いて体が不自由になり、判断能力が
 定かでなくなった場合には、「どのように、なにを、気づいてくれたら安らかに日々
 を過ごし、素晴らしい人生であったと思える、終の棲家になるか」を考えてください。
 

マーク 老人ホームにおける主役は誰?

   全ての老人ホームに言えることですが、誰が主役でしょうか。
 それは、生活者が主役です。

  家族の方にもお願いです。もう少し老人ホームに出入りして下さい。
 そして、開かれた老人ホームを作るためには多くの人々が行き来して、普通の社会
 と言える老人ホームを作りたいものです。

  戦後の多くの苦難を乗り越えて今の裕福な社会を作り上げたのは、
 日常生活に、困っている高齢者と言われる方々です。感謝の気持ちが大切です。

 
                        シニア ライフ アドバイザー
                            岡島 貞雄


                     マーク