岡建築設計事務所トップ → 街並みを歩く → 宮島町



広島県 宮島町 2004年1月

日本三景のうちの一つで世界遺産にも登録されている宮島は豊かで神秘的な自然と貴重な建物が存在するすばらしい島です。

JR唯一の連絡船に乗り島へ向かうとライトアップされた大鳥居が見えてきます。 さらに島に近づくと海面に浮かぶ厳島神社がやさしく出迎えてくれます。

いよいよ上陸すると連絡船のターミナル前で早速宮島の鹿がわれわれを待ち受けていました。 すでに日が沈み辺りは暗かったので鹿の姿は多くありません。 山の中で寝ているのでしょうか。海岸沿いには人間の煩悩の数と同じ108個の灯篭に明かりがついていました。

自然を尊重しつつ建てられた建物や街には建築デザインの原点を見ることができます。

朝一番に民宿を出て散策に向かいました。
昨夜は少ししか見かけなかった鹿があちこちで歩いています。


朝イチの小川にはたくさんの鹿が
水を飲みにやってきます。



小高い丘の上に建つ多宝塔。
ここにも鹿がいました。



大聖院の本堂。
山に囲まれて落ち着く場所です。



大聖院を出ると宮島で一番古い
町並みの滝小路を通る。


いよいよ厳島神社を訪れます。 この日の満潮は午前8時過ぎだったのでこのとき(午前10時過ぎ)は少し潮が引いていました。

それにしても自然を見事に取り込んだ計画、デザインには感服するだけです。 この美しさは世界遺産にふさわしい価値があります。



目の前に海に浮かぶ神社が
現れた。とても幻想的です。



建物の向こうに大鳥居が見えます。
海の上の景色とは思えません。



神社から見た高台に建つ五重塔。
何百年もの間、浜風に耐えてます。



この日は無風で波も全くありませんでした。シケのときはどんな感じ?



陸地側はかなり潮が引いています。そこにもやっぱり鹿がいました。



神社から見える砂浜にも鹿が
います。何を食べているのでしょう?


いったん厳島神社を離れ五重塔が建つ丘に向かいます。

長い石の階段を上ると神社から見えた塔が桜の木に囲まれて建っています。 その隣には千畳閣と呼ばれる豊国神社本殿が塔をしのぐ存在感で建っています。

千畳閣の内部は見学できるので早速入りました。



本殿の内部。実際の広さは
1000畳ではなく857畳です。



天井は貼らずに小屋組の
あらわしです。かなりダイナミック。



本殿まわりの回廊。垂木が
現代住宅の柱と同等の太さです。



街並みから見える五重塔。
歴史を感じさせる風景です。


宮島・次のページ

宮島町公式ホームページ



トップページ街並みを歩く京都・清水尾道市出石町名・迷建築