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兵庫県 出石町 2003年1月

但馬の城下町である出石町は歴史を感じさせる町家と現代の建物が 違和感なく街並みに溶け込むようにデザインされている洗練された街です。

散策すべき場所が街全体にあり、名物の出石そばの店も町中に点在しています。 旅好きには欠かせない街といえるでしょう。

また出石は山に囲まれ、きれいな川(出石川)も流れていて自然豊かな街でもあります。

建築家の故宮脇檀先生はこの街に魅せられ数点の公共建築をデザインしています。 街並みや建物が好きな方にぜひ足を運んでもらいたい街です。



◆ 伊藤美術館(宮脇作品) ◆

出石出身の伊藤清永画伯の作品を展示しています。


美術館の入り口。
残念ながらこの日は休館日。



喫茶コーナーは営業。
楽しそうな雰囲気です。

存在感がありながら目立つことなく
見事に街に溶け込んだデザインを実現しています。


とりあえず宮脇先生の作品を一つ見てからお約束の名所を散策しました。 出石町は見るべきところが広い範囲にあるのでレンタルサイクルを借りました。 この日はとても冷え込み、雪が降ったりやんだりしていましたが 自転車をこぎまくったので寒さはさほど気になりませんでした。



出石町のシンボル・辰鼓楼


明治4年に建設、同14年に大時計
を設置。 現在の時計は3代目。



建設当時は1時間ごとに太鼓で
時(辰)を告げていたそうです。

シンボリックなデザインで街全体をやさしく
見守る姿は一度見たら忘れることはできません。






辰鼓楼の近くにある家老屋敷。
江戸後期の建物です。



郡役所として明治20年に建設された明治館。レトロ感たっぷりです。





◆ 出石町役場(宮脇作品) ◆


正面玄関前から撮影。
役所独特の無機質さがありません。



建物全体からも楽しさや
気持ちよさが伝わってきます。

出石町役場の外壁の仕上げは、この街の伝統的な
赤い土壁をモチーフにしています。このコンセプトは
他の宮脇先生の作品にもいくつか見られます。




役場の近くを流れる谷山川。
向こうの建物は「びっ蔵」。



出石城跡につながるお稲荷さん。
雪がちらつき始めています。



一般の民家。とてもいい感じです。
かなり雪が降ってます。



こちらも一般の民家。
日本の街並みは電柱がじゃまです。


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