のしてんてん

「自分は絵が下手だ」 「絵なんて退屈だ」
「思うように描けない」 「自分には才能がない」
絵を描くのが嫌いという人のほとんどが、そんなふうに思っているのではないでしょうか。
そんな人はしばらく遊んで行きませんか。きっと絵が好きになるのじゃないかな。
ではこれからデッサン教室を始めましょう
できればゆっくりと進んでください。
一つのレッスンに一週間をかけて、
楽しみながら進むのが理想的です。
練習その1(第1週目)
まず線と遊びましょう。
線はあなたにどんな気持ちや感情を与えてくれるでしょうか。
線から受ける印象や思いを感じてください。
でも、その印象を言葉にしてはいけません。
言葉にならない感じをありのまま受け止めて自分の中の変化をしっかり体験しましょう。
まず「lesson1」の扉を開けて下さい。
練習その2(第2週目)
言葉にならない心の動きを見つめることに少しは慣れてきたでしょうか。
言葉から離れる(感じていることを説明しない)と、
言葉にとらわれない感覚の世界が
無限に広がっていくのを感じませんか。
それはあなた自身、あなたのありのままの心の世界です。
今週は、その心の世界を散歩してみましょう。
「lesson2」の扉を開けて下さい。
あなたの心のままに線を引いてみましょう。
練習その3(第3週目)
今週は私の提唱する筆触方を体験してみましょう。
心の散歩を楽しんでください。
ゆったり,のんびりと、
豊な世界はあなたの心の中にあるのです。
今回は、そんなあなたの世界に飛び立つための実地訓練です。
まずは心の中で、自分が小さなアリになったと想像して下さい。
もちろん、小さなものなら何でもかまいません。
自分の好きな小むしになって、「lesson3」の扉を開けて下さい。
練習その4(第4週目)
あなたは今、言葉ではとても言い表せない自分の世界を感じていませんか。
少しずつ、そんな自分の世界が広がって、
その中に確かに自分はいるのだと感じ始めてきたら
今までの訓練はうまくいっています。
あなたはもう、知らないうちに絵を描き始めています。
自分にだけしか描けない、本物の絵がそこにあるのです。
さあ、いよいよデッサンに挑戦してみましょう。
デッサンは技術ではありません。
デッサンはあなたの心と体の一部だと考えて、
「lesoon4」の扉を開けて下さい。
練習その5(第5週目)
あなたの心の世界が見えて来ましたか。
その心の中で豊さを感じることが出きるようになったら、
あなたはもう一流の絵描きになったのです。
一流とは、
世界でただ一人しか描けない絵を描く人のことをいいます。
そこに不純なものがなければ、本物です。
それは決して自己満足に終わるものではありません、
人は心の奥底で、皆一つにつながっているのですから。
今週は、絵が嫌いだと思ってしまう本当の原因を
探ってみましょう。
それはちょっとした思い違いだけなのです。
さあ、「lesson5」の扉を開けて下さい。
練習その6(第6週目)
デッサン教室は今週で終了です。
長い間お付き合いありがとうございました。
最後にデッサンとは自分の心と体そのもの
絵は心の鏡に写した自分自身ということを理解して
「lesson6」に進みましょう。
絵が好きという事は、自分が好きだということです。
自分を好きになることが、
きっと、この世に愛を生み出します。
ありがとうございました。
デッサン教室終了に当たって、感想などありましたら
お寄せ下さい。
出来上がった作品なども送っていただければ尚うれしいです。
あなたが絵を通して、心豊な世界を体験できますよう
願っています。

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