絵画論 絵画における二つの道     
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根   拠 この絵画論は中村二柄著「東西美術史」を根拠としています
収束する絵画  何を描くのかをあらかじめ意識して制作する、いわゆる西洋的絵画を指します。
絵の構想に向って進み、やがて感性が収束するように一枚の絵画が生まれます。
これまで誰もが進んできた道といえるでしょう。
そこには、はっきりと自覚された自己との対話があります。
増殖する絵画 何を描くのか、あらかじめ意識することなく、今ある感覚のまま鉛筆を動かす事で、自然に絵のようなものが生まれてきます。
それは一枚の絵としては完成しませんが、原寸大の自己表現、
あるいは根本現成(中村二柄)と言う事が出来ます。
その絵をつなぎ合わせてゆく事で目標を持たない絵が何かを語り始める。
この事で人間の姿を新たな視点で眺めることにならないか
そこにまだ未知の絵画があるのではないか
私はこの道を、増殖する空間絵画と名づけその制作の試みを続けてみようと考えています。

     この二つの道を追求する事でさらに深い世界が生まれますように               

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