リラックス(Relax)
脱力とは、とにかくリラックスすることから始まります。仕事や家事、職場での人間関係、スマホやパソコンの液晶画面など、意識の有無に関わらず、多くの人が緊張したまま生活しています。
まずは緊張に気づき、緩めてリラックスすることに気持ちを向けます。
リリース(Release)
脱力トレーニングは、余計な筋肉の緊張を手放していくことです。余分な力みが無くなるほどに、身体はスムーズに動きます。
肩の力を抜いたほうが腕をうまく使えることは、多くの人が知っての通りです。
同じように、股関節の力を抜いた方が、脚をうまく使えるのです。
リバース(Reverse)
多くの人にとって身体の力を抜くことは、普段の習慣にはない行為だと言えます。筋肉を緊張させることで力を出したり、集中力を発揮することとは真逆。
言ってみれば、裏返しの努力が必要となるのです。
リハビリテイト(Rehabilitate)
脱力トレーニングを続けると気づくこと。それは、筋肉を緊張させているのは、間違いなく自分自身だということです。
ボールを投げるとき、シュートを打つとき、あるいは人と話す時。
あらゆる場面において、その人なりの緊張の仕方のパターンがあります。
そのパターン、つまり習慣を変えていく。
脱力トレーニングとは、全ての人に必要なリハビリテーションだとも言えます。
リセット(Reset)
緊張の習慣を減らして、真っ新な身体に近づける。脱力トレーニングは、自分自身をリセットしていくことにつながります。
成長するにつれて身に付けてきた様々な習慣。
役に立つ反面、今の自分を縛りつけていることも多いのでは?
少しずつ自分の習慣から自由になるための脱力トレーニングです。
リターン(Retrurn)
脱力が上手くできた感覚は、子供の頃に感じていた、あの感覚。今よりも自由に、思い通りに、スムーズに、身軽に身体が動いていたあの感覚です。
自分と周りとの境界が今ほどクッキリしてなくて、身体の中を風が通り抜けるような、あの感覚。
ふとした瞬間に訪れる、奇跡のような時間。
それも脱力の魅力です。
リバース(Rebirth)
今まで積み重ねてきた記憶や習慣から自由になったとしたら。私はトレーニングをしながら、そんなことを夢想してしまいます。
人によっては「自分が無くなってしまう」と感じるかもしれません。
でも、見方によっては「全く新しい人生を生きられる」とも思えます。
RPGの二周目、「強くてニューゲーム」みたいな、制約の無い形で。
残念ながら今の私には本当のところは分かりません。
ただ、脱力の先に何があるのかが、心から楽しみなだけなのです。