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和歌山市立大新幼稚園
廃園問題についての請願
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1.請願の趣旨
在園児や保護者、地域住民にとって大切な大新幼稚園の廃園問題に
ついて熟慮していただく事を請願致します。
2.請願の理由
1月より大新幼稚園の廃園問題が取り上げられており、その件について4月以降、教育委員会より2回の説明がありました。しかし、机上計算した数字を並べるだけで、
廃園決定に至る経緯や今後の対策案が不透明であり、理解も得られていないのに強引に押し切ろうとする方針は、在園児や保護者、歴代の小学校・幼稚園役員、
さらに地域住民にとっては市政に対する不安や不信を高めるだけであり、たいへん勝手な方針ではないでしょうか。
財政難・核家族化・少子化など、子供を取り巻く環境が決して良いとは言えない現代社会の中で、公立幼稚園は「保育料が安い」だけでなく「親子で通園し、保護者同士のコミュニケーションが豊か」
「保育時間外でも地域の友達同士で遊べる」など多くの優位面を誇っています。
明治43年に地元有識者の尽力により設立された幼稚園が、戦災後に再建し、昭和28年から50年もの間、地域はもとより、小学校との連携が非常に密で、相互協力のもと、幼小一貫のより良い教育環境を作る事に努力してまいりました。
そういう状況をふまえ
1、市民によって改選された市会議員により、大新幼稚園の廃園問題について慎重に再審議して頂きたい。
2、廃園決定に至るまでの経緯が、保護者を含め私達市民にまったく知らされていません。その事を踏まえて、公立幼稚園のあり方について市民の声を反映させる為、教育委員会が設置する予定の「幼稚園教育審議会」において慎重に廃園問題について話し合いをして頂きた
い。
3、園児数・充足率をアップさせる為に、私達も充分に努力致しますので早急に廃園という決断を下さずに、時間の猶予を与えて頂きたい。
提出 平成15年6月30日
和歌山市議会 議長
佐伯 誠章 様
(大新幼稚園請願書より)
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