覚書き・パソコン編 
-- 第二編 --
 3.パーテションのMBRとGPT
 4.パソコンの性能は何で決まる
 5.「HtmlでWebつくり」とプログラミング

世界初  6.ざっくばらん
  (1) Win10を32bitから64bitに変更
  (2) 電源を落とすも、すぐ立ち上がる
  (3) ストレージを別のPCで生かす
  (4) 格安ソフトが本当にやばいのか
  (5) 同型番 dynabook ストレージ交換
  (6) Quick System の顛末
  (7) iphone写真のプリントと編集
  (8) フイルムネガのデジタル化
  (9) Line、One drive、iClud
  (10) VPN回線、Nas
  (11) 格安中古ノートパソコンは買いか

 7.用語解説
  BIOS UEFIのブート指定 パソコンのビット数 デフォルト
  ドライバ ローカルアカウント / Microsoft アカウント
  DSP版 PINコード Windows の製品の種類
  リテール品とバルク品 プロダクトキー 
  デジタル ライセンス TPM2.0とは ドライバの不具合
  Win10,11 インストールメディアの作成 ルーターのSSID

 


■3.パーテションのMBRとGPT
パーテションとは、システムやデータを入れたハードデスクHDDの間仕切りです。また分けることを「パーテションに分ける」といいます。
 例えばHDDの500Gバイトですと、Cドライブ(C:)に6割、Dドライブ(D:)4割に分けたりします。C:にoffice、動画ソフトなどのプログラムのシステムを入れ、D:には文章や動画などのデータを入れます。これは、HDDが崩れたとしてもC:が崩れることが多く、その影響がデータのD:まで及ばないという憶測です。

 このHDDの「間仕切り」方式が、2006年 Windows Vista の登場でGPT方式が追加され、MBR(Master Boot Record)方式とGPT(Guid Boot Record)方式の2つになりました。MBR方式はいずれ衰退します。
             2006年      2021年
Windows:98→ Xp → 7→ Vista → 8 → 10 → 11  と進化
    ------MBR (容量2Tバイトまで)---------------- - - -
 記憶容量の管理      GPT (270バイト)--------------


 GPT方式では 2T(テラ)バイトを超え270バイト(=8ZiB(ゼビバイト)=約1180591620TBテラバイト)まで管理が可能になりました。Win7のPCでは容量3TのHDDを接続しても2Tまでしか認識できないとはこのことです。10数年の経過で時代はすっかり変わっていたのです。そういえばそんな話あったような! どうやら頭の神経繊維が断線していて、今また迂回して繋がりました。


MBR方式とGPT方式
 新しいHDDをWin11でインストール(初期化)するとストレージはGPT方式になります。
 Win10をWin11にアップグレードすると、パーテションの状況を引き継ぎます。MBR方式であればMBR方式のWin11に、GPT方式であればGPT方式のWin11になります。
 MBRとGPTの確認:[Windowsの旗ロゴ](右クリック)→[ディスク管理]→下部のディスク0,1の部分を右クリック→(プロパティ)→ボリューム→パーティションのスタイル
 (MBRとGPTどちらの方式であっても、Win11から[ディスクの管理]→ボリュームにて右クリック→ボリュームの削除、(その後)ディスクを指定し右クリック→□△に変換で、MBRとGPT、双方向に変換可能です。この場合は変換前にデータの保存をしてください。★データが消えます。上級者以外は内容変更しないでください)


Win11が登場してからは. .
 マザーボードメーカーの共通語「BIOS」が、拡張された「UEFI(BIOS)」(共通語なのか不明)になります。通常Win11をインストールをするPCでは、UEFIブートで「GPT」方式になります。Win10では「GPT」もサポートしていたのですが、通常はレガシ BIOSによる「立ち上げ」(Boot)をしていてMBR方式を使用していたということです。
 「UEFI(BIOS)メニュー」といいましたが、どこを探してもそういう名称はありません。それを「新たなBIOSメニュー」と読み替えてください。下では「UEFI(BIOS)メニュー」を「UEFI BIOS」としています。
新たな技術が出てきたとき、言葉の使い方にいつも混乱が見られます。ここでは、はじめから「BIOSブート」と「UEFIブート」を使うとわかりやすいのですが。


【システム情報】にて、「立ち上げ」の違いを見る
 [Windowsの旗ロゴ](右クリック)→[ファイル名を指定して実行]→[msinfo32](入力し実行)
パソコン周辺
  従来のもの  BIOSモード:レガシ
 Win11など  BIOSモード:UEFI


  (右図参照、右は古いdynabook)

▼新たな(GIGABYTE他)マザーボードでは、「BIOSブート」と「UEFIブート」という表現はなく困惑させます。TPM2.0[有効]、CSM[無効]、セキュアブート[有効]の設定で、「UEFI BIOS」が働き、Windows がUEFIのブート方式に決まるようです。面食らってしまいます。まだWin10とWin11の過渡期と考えたらいいんでしょうが、UEFIは2012年、TPM2.0は2016年で、Win11(2021年)が登場する前の技術になります。


■4.パソコンの性能は何で決まる
【結論を先に】CPUだけではありません。

・「マザーボードで決まる」「CPUで決まる」、いずれも正解。マザーボードは、「マザー」という呼称があるだけ重要で、上に乗っかるCPUの種類が決定してしまいます。CPUが世代交代しても、マザーボードは対応できません。そのつどCPUのソケットに合ったマザーボードの交換が必要になります。
pc  一方、毎年のようにでるCPUでは、2021.11.4 に第12世代のCore i9が出荷されました。現在では、これが最高の処理速度をもっています。この表現からでも、「コンピュータの頭脳」といえ、「CPUで決まる」としてもおかしくありません。でもこれも、「マザー」がなければその真価を発揮できません。
 さらに、マニアなら、チップセットもあげます。チップセットとは、CPUとその周辺を「上手に取り持つ」「上手に繋ぐ」ものです。これが効果を発揮しないとトータルな真価を発揮できません。チップセットはマザーボードにあり、今回購入した「GIGABYTE B560M-DS3H」では、「B560」という部分がこれを明示しています。しかし、私には「B560」と「B570」の違いなど分かりません。ただ新しいものほど充実したものなのでしょう。
 パソコンの性能というと、高速処理を第一にあげますが、「堅牢なセキュリティ」がなされていることも重要です。拡大解釈すれば、これもパソコンの性能でしょう。その点、Windows11はハードウェア(TPM2.0モジュールなど)に、これまで以上のセキュリティ機能を追加してくれます。


■5.「HtmlでWebつくり」とプログラミング
・Htmlで記述しWebサイトをつくること、一見プログラミングをしているように見えますがだいぶ違います。Htmlでやっていることは、言わば「看板に文章・表・図を描きこれを読者に示す」ようなもの。だから、文字の大きさ・色・強調、文字に下線を引くなど、文章をカラフルに見せることを主目的とする。それはWebを見ていれば分かるでしょう。
 これに対して、プログラミングは「入力」から始まり、実行の流れがあり、コンピュータがこれを逐次実行して行き、この流れを分岐したり、別の所へジャンプして流れを変えて、その結果を「出力」にて読者に示すもの。プログラミングを一言で言えば、「入力」と「出力」のみ表示され、その2つ間には「ベクトル」(方向性)を持った技能といえるでしょうか。
 ですから、プログラミングをやっていたものが、Htmlをやると、ポインター(流れの中で今いる位置)が分からず困ってしまう。Htmlでは「面で表示」され、その中で「いま自分はどこにいる」(ポインターはどこ)と、困惑してしまう。元々目的が違うから仕方がないのでしょうが。Htmlが自身を超えるには、Javaスクリプト言語を追加せねばならなりません。
 例えば、「面で表示」された文章の中から、同一単語の数を探すなどをするときは、一行ずつポインターをずらして該当の単語をカウントしていくのですが。ここで、Htmlの中でJavaスクリプト言語を使うのです。


■6.ざっくばらん
(1) Wi10を32bitから64bitに変更
① 対応状況を調べる
 次の3つの条件を満たせば変更可能とのこと。

 a) CPUが64bitをサポートしている
 b) 実装RAMは最低でも2GB以上を搭載している
 c)「システムの種類」が64bitをサポートしている

確認は[スタート](右クリック)→[システム]→[詳細情報](システムの種類)
 「32ビットオペレーティングシステム、x64 ベース プロセッサ」で
    Windows10を64bitにアップグレードが可能
 「32ビットオペレーティングシステム、x86 ベース プロセッサ」で
    64bitのWindows10に不可能

▼当方では15年ほどの間に、Win10に、Win 7 DSP版(同時購入、HDDとUSB3.0カード)からUPのもの2本、Win Vistaのが1本(いずれも32bit版)、またWin 8のが1本(64bit版)があり、どのWin10がどの系譜を引くものか判断が難しい状態です。作り替えたWin11は、間違いなくWin 8(64bit版)系譜を引くものです。財布との相談になりますが、DSP版はやめておいた方がよかったです。32bitからの64bit化は、試したいとは思っています。Win 7 DSP版からWin10へUPを考えるとすると、どちらのDSP版がUSB3.0カードなのかHDD 500GBなのか、わからず両方をぶら下げねばなリません。もうHDDの時代は終わりましたのに。ただ、Win Vista(32bit版)の系統を引くものは「孫PC」とわかり、これをなだめて(?)使おうかと考えています。周囲の環境!、大幅な変更は嫌がるものですから。

② 64bitのドライバがあるか
 モデム、プリンターなどのメーカーの公式サイトにアクセスしてx64アーキテクチャ用のドライバがあるか確認する。
③ 以下、次のサイトで実行してください。 https://itojisan.xyz/settings/21584/#1_PC

(2)電源を落としても、またすぐ立ち上がる
 現在悩んでいることは、子機PCの電源を落としても、またすぐ立ち上がることです。
 これとは症状が違うんですが、つい先日、オークションで落札したダイナブック、休止中に突然ファンが大きな音を立てて動きます。本体は熱もっていないのです。いろいろ手を尽くすんですが直りません。先の使用者がこの理由で手放したと思われます。いろいろやった末、東芝のWebページを覗くと、「BIOSの不具合」があるじゃないですか。最新のBIOSに更新して「見事に!」直しました。「まだ私の頭も錆びていない」と感慨深いものがありました。

 子機PCの話に戻りますが、予想される原因は、
  ・組み立て中に「ピンをさすときに+-を逆にした」
  ・「BIOSの設定でおかしくなった」
  ・ドライバがうまくインストールできていない

結果、「マザーボードを買い換える必要がある」「ケースのピンが駄目になり、こちらを買い換える必要がある」という結論ですが。
 インターネットに繋がっているから、自動でドライバを取り込むと思うのですが、甘いですか。マザーボードの添付CDは古くて、Win10ではハネます。BIOSの更新もできない。こけれじゃ頭に白いものが増えるはず。
・・・
 い~や!このWin10は、Win7でDSP版の系譜を引きずっていることもありました。2週間ほど悩みましたが、どうやら、マザーボードが「崩れた」と判断した方がよさそうです。「OSのシャットダウンしてもすぐ立ち上がる」「元の電源スイッチを切ると、今度は立ち上がりで御迷いになる!」の問題なんですが。上に乗っているCPU、メモリが、まだ使えるのにもったいない、ジャンク入りです。CPU、メモリの再利用で、中古マザーボードの購入も検討しますが。「古いものはそれなりに使う」(老体は背伸びせず暮らす)がベストのようです。何しろドライバが駄目です(何か暗示していますね!)。
・・・
電源コード  まだ、諦めていません。マザーボードにあるボタン電池の交換、電源の交換と試みています。ボタン電池はBOISにも影響するらしく、これが古いと、BIOSの変更もうまく記録されず、元に戻ったり不安定な動きをするらしいです。また電源が不安定だと「OSのシャットダウンしてもすぐ立ち上がる」という現象もあると報告されています。
・・・
▼成功よりも失敗から学び取ること多くあります
・狭い場所で、試行錯誤はかなわないので、マザーボード・電源等を固定するフレームのみを購入(上の写真)しゴチャゴチャ試してみました。やはり(サイトの繋がり?が悪く)BIOSの書き込み失敗でマザーボードが駄目になったようです。ROMライターのようなものがあればBIOSチップを(まだいうか!)、復活できそうですが。
▼後で気が付いたのですが、電源ケーブルの不具合に気が付かず、電源on/offの繰り返しでマザーボードがおかしくなったか。(右写真:受け手の金属部分が落ち込んでいる 上が×、下が○ → マザーボードを駄目にしました )

(3)ストレージを別のパソコンで生かせるか
 パソコンの組み立て。頑張って書き綴ってきましたが、第一編の問題点、一言でいうと、「パソコンの中のストレージを別のパソコンで生かせるか」(*)ということです。このままだと、読者は「まだこわくて組み立てに取りかかれません」ね。データの保存、いや、自分の購入アプリが維持されるかの問題です。Win11の「アップデート」なら、使用中のアプリが組み立て後も使用可ですが、「インストール」では、ほぼ消えて使用できないと考えてよいでしょう。
 OS標準機能の「バックアップ」と「回復」がどういうものであるのか、機種が違っても、OSが違っても可能なのか、十分精査する必要があります。基本は同じPCでのやりとりでしょうが。
 Webを検索しますと、有料ソフトに、異なったマザーボードでも(*)を可能にするものがあるようです。

(4)格安ソフトが本当にやばいのか
 わたくしには何ともいえません。ただ、Win11が登場したことで、Win8やWin10パソコンを手放したり廃棄する会社・個人が大勢いると思われます。このWin10(officeも)のソフト自体は生きている、つまりMicrosoftとの契約の消滅は不明( Microsoft社に「本体処分を宣言」する人はいない )なので、例えば電話でいえば債権、これを売るのは法律違反なんでしょうか。しっかりソフトの契約書を読む必要があります。私は大丈夫と思い購入したのですが。やっぱり心配でWin11を廃棄しました。面倒なこと、後ろに手が回るようなことはしたくありません。私自体も、ソフトを開発したことがあるものですから。
 Microsoft社自体も、OSやOfficeを単体で販売するより、月ごと・年ごとに支払いを受ける方式に変化させてきています。これからもソフトウェアの管理は厳しく推し進め、相手先ブランドで提供し、支払いを受け取る方式(OEM方式)を維持していきます。One Driveの普及や、OS・Officeの無料化の道を進め、我々の入力したデータが当社のビジネスに活用されます。それがため我々は「覗かれている」意識をもつ必要があります。

 「覗かれている」の代名詞は何といってもLINEです。LINEが個人や企業・組織にソフトウェアを無料で提供し、データを某国に分析させている話しはよく聞きます。その管理サーバが日本になく大問題になっています。また、管理する技術者が「かの国」の者もいて、自国へデータの横流しをしていたこともありました。噂さが本当だったのですLINEは全部覗かれていて、国家戦略に生かされていました(います)。その分析はヨーロッパのある国に任せているとか。隣国のこれまでの横柄な外交姿勢を考えれば納得いくと思いませんか。会社は合弁等を繰り返し体質改善に努めていますが、未だどれだけ進んでいるか未知数です。
 国産の+メッセージ切り替えませんか。使い勝手はほとんど同じです。+メッセージはApple storeで提供され、もちろん無料です。考えれば、Microsoft のOne driveや Apple のicludも、LINEとどこが違うか検討する必要があります。結論として、まだ米国だから、「まだまし」ということになりますか。国産だから無条件に信頼できることではないですが、国産ソフトの+メッセージを我々が育てていく必要があります。(「おもてなしの国」日本は、中国、韓国、米国に根こそぎ取られてしまいますよ! 子や孫が可愛いなら、それなりに育てましょう!)


(5) 同じ型番 dynabook のストレージ交換
(格安ノートの改造)
 dynabookのB551には、裏側のHDDとメモリーの部分に蓋があり交換が可能です。HDDをSSDへの交換、メモリーの増設が容易にできます。2012年の出荷で、「古くなった」を除けば魅力的な機種です。法人モデルB551/Eと個人モデルB551/Cがあります。当方は法人モデルを2019年2月に、19,800円でネットにて購入しています。出荷どき Win7がインストールされ、その後に使用者によりWin10にバージョンアップされたものです。これと同機種、外装がきれいという理由で、2021年10月に掘り出し物 8,000円の 個人モデルを発見し購入しています。やはりWin7の後、Win10に変更したものです。両者購入どきのスペックをあげます。

 B551/E:第2世代Corei5、メモリ:8GB、SSD 240GB、office付き 1号機
 B551/C:第2世代Corei5、メモリ:4GB、HDD 240GB、officeなし 2号機

 2021年10月パソコン2号機が届くや、この2台のメモリとストレージを入れ替えました(「/E」は嫁におしつけ)。「/C」の2号機は、メモリ 8GB、SSD 240GB搭載とすっかり生まれ変わり、マザーボードの交換なしでバッチリ動きます。しかし、後日、認証にひっつかかります。ストレージ(HDDとSSD)の違いで「変更がありましたか」と訴えてきたのです。既に収得しているMicrosoft アカウントとXXのメールアドレスを入力し、認証完了です。(※1)

 この「/C」はキーボードにテンキー入力があるほか、両者はほぼ同一あるため、ストレージの交換を考えての購入でした。その後、2号機「/C」は「休止中に突然ファンがやかましく動き、ACアダプタが異常に熱もつ」の症状が発生しました。前の使用者は不具合に対応できず手放したようです。東芝のサイトを覗くとマザーボードBIOSのアップグレードがありましたので、書き換えると見事に直りました。8,000円での購入で儲けてしまいました。

 1号機の「/E」の方は、HDD230GBから余っていたSSD 64GBに換装し、ネットから無償でWin10を手に入れクリーンインストールを実行しました。認証にパソコンの裏「/E」のプロダクトキーを入力し(ストレージの交換で、どちらの裏のプロダクトキーを入力したものか迷いましたが)事なきをえました。が、Microsoft の(AIが働いて?)管理が行き届いているのでしょうか、後日、不十分ということで、メールアドレスやら何だかんだと入力し、やっと認証が終了しました。個人情報が丸裸にされる思い、何か悪いことをしているようでハラハラしましたが。(※2)

 この例を考えますと、「Windows のライセンス」(dynabookのOEM版のWindowsプロダクトキー)と、「Windows PC」マザーボードのBIOSの記録とストレージ(HDDやSDD)の型番)を「紐付け」ているようですね。

★3年後の感想(複数台解体・組立していた回想):
(※1)親機を変更すると、パーツが余りそれを子機へと。子機のパーツが余り孫機にと。同じ時期に複数台を組み替えるのがマニアの常識です。パソコンの中を見てニンマリと囁く、これマニアの「極意」です。ノートパソコンでは、どこにあるかわからないヒッツカリを外す、ケーブルを痛めないように外す。これを「極める」と解体屋の域に近づくのではないでしょうか。
(※2)HDD230GBを取り外しSSD 64GBと入れ替えた。認証にパソコンの裏のプロダクトキーを入力し成功した。


(dynabookB551 との縁は続きます)
dynaook  B551/C(上記、仮称2号機)が画像の不具合を訴え始めます。その初期症状は、ペイントで画像処理したものをWebで見ると画像が乱れ、暫くすると直りました。今度は、ペイントで画像処理したファイルとエクスプローラーのサムネイル表示したものが乱れ始めます(※)。
 原因は、グラフィック機能が駄目になったと解釈し、自分の年を気にしつつ B551/Cを解体することに決意。このdynabookにはグラフィツクカードはなくCPUにその機能があります。それでCPUの交換に取り組みます。
 ネットにて中古のCorei5 2520M (グラフィック機能付き)を安く購入。CPUの交換をする(右図)が直らず。苦労が無駄になりました。否、経験値が上がりました
 崩れたファイルを読み込むと「そういうことになる」おそれ有り、ということで「クリーンアップ」で掃除をするが効果はありません。マニアの間で流行る(本来できない強制的な)Win11へ変更しても効果無し。この2号機は(1号機より)外装は綺麗なので Win11のB551/Cは嫁におしつけ、1号機は取り上げ。結果、次の本体(3号機)と交換することを決意します。1号機の部品を3号機で利用することに決意。

 懲りなく、本体・外装はしっかりしている理由で、同型機のジャンク品を購入しました(2024年2月)。超低価格の1600円(送料1000円別)でパソコンの裏蓋にMicrosoftのプロダクトシールがあるから、期待しての購入です。

 B551/C:Corei5、メモリ:4GB、ストレージ ・DVD・ACアダプタ・OSなし 3号機

 ジャンク品の3号機が届くと、早速2号機のパーツと交換に着手。裏蓋を剥がした痕跡が残るがそれ以上に手を加えていない。一瞬喜ぶ。HDDを取り付けWin10をUSBからインストール。認証に裏蓋のWin7プロダクトキーを打ち込めど認証に失敗。「Windows のライセンス」(ここではプロダクトキー)はあっても、「Windows PC」(HDD)がないから紐付けられないというんでしょう。始めに付けられていたHDDがないから認証に失敗する(上記★参照)(マザーボードのBIOSの記録とHDDとの関係はここでは不明)。
 となれば、こちらでWindowsOSを用意する必要があります。せめて、HDDが残されていればその手がかりがあるのですが。

 販売店で、初期化に手間がかかり3号機のHDDを外したもよう。裏蓋の14本のネジを元へ戻すのも手間がかかります。年代もんだから3号機はジャンク品扱いとして手間をかけず手放したのでしょう。

 こちらは、何とかWindowsOSを購入せずにすむようにと、ネットからWindows10をインストールし、Microsoftアカウントを「ごちゃごちゃ」入力しているうちに、認証に成功してしまいました。どうやら、これまで休眠状態のWindowsOSを利用したようです。Microsoftアカウントを登録しておくと、所有の複数台のPCがMicrosoftアカウントで繋がっているから、こういうこともあるのだね。何か得をした気持ちになります。このような管理なら大賛成です。これまでに6~8本ほどのWin OS(32ビット、64ビット含め)を購入していますから、あってもよい話です。

 さて、Win10をインストールの後、いまいち動きが悪く [デバイスマネージャー]を覗く。不具合ドライバに「!」マーク付が数件見られます。どうしたものか。先のノートから[system32]あたりのファイルをコピーし(使用中のファイルはコピーできない)、と。この作業で2時間ほど費やしたが駄目。どうしたものか。B551/C添付の中古Windows7 OSを購入し、Windows7をインストールしWindows10へ変更したものかと思案。あるいは、不具合ドライバを検出し新たなドライバをインストールしてくれるソフトを購入するか(これには6000円ほどする)。考えること数時間。Windows Updateで不具合ドライバを拾ってくれないかと、Windows Updateの繰り返し。
 どうやら、(神様仏様に)願いは聞いていただけるもので、Windows Updateの下の表示に気付く。それと覚しきドライバのリストアップをしてくれていました。そこにチェックを入れWindows Update。これにて成功しました。この3号機では上記(※)の症状は出ていません。

 ちょいと待って、Bluetoothのドライバが入っていないことに気付く。[設定]→[Bluetoothとデバイス]→[デバイスの追加]にてBluetoothドライバの追加ができない。『Bluetoothの部分が破損しているか。えらい物買ったものだ。まあ1600円だから仕方ないか。でもくやしい』 [デバイスマネージャー]を覗いてもBluetoothのドライバが入ってない。iphoneの[設定]で、すぐに登場するロゴが現れない。これまた数時間思案。デスクトップパソコン・他のノートパソコンを覗いても、Bluetoothのロゴが入っていないのです。

 そうでしたか。(ほとんど)はじめから搭載されていないのでした。Bluetoothはパソコンの周辺、マウス・キーボードなどを無線で繋ぐものが主目的で、利用度も少ないから忘れていました。また、iphoneには始めから搭載されていますが何に使用しているのか今一認識していませんでした。そういえばということで、数年間休眠中のBluetoothのUSBチップを出してきて、指すと[設定]→[Bluetoothとデバイス]でデバイスが現れ、[デバイスマネージャー]にも現れました。
 Bluetoothを利用するには、利用する相手と「ペアリング」(お互いを認識)させた後に利用するものです。ですから、USBチップをパソコンに差し込んだだけではその利用価値はないわけです。パソコン歴およそ40年になりますが、まだまだ冷や飯食いの修行中といえますね。

▼Win11のインストール web『パソコン博士 TAIKI』
①「Win11 ダウンロード」へ行き、ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする
②ダウンロードしたファイルを右クイック、マウントまたはエクスプローラーから開く
③仮想的なDVDドライブ(例えばf:ドライブ)が作られる
④コマンドプロンプトに「cmd」を入力し「管理者として実行」
⑤黒い窓枠内に「c:\WINDOWS\system32>f:」 ←DVDドライブ先を入力
⑥次の表示「F:\>」 ←F:ドライブに入った
⑦F:\>setup /product server を入力
⑧新しい窓が開き「Windows Server のインストール」と表示
 Serverと誤認識させチェックが甘くなった、と
⑨Windows Server のインストールの実行、ライセンス条項同意
⑩「ファイル、設定、アプリを引き継ぐ」を実行 インストール完了
 不具合があれば10日までなら回復可能
 「Microsoft アカウント」入力が「いやなとき」ローカルアカウントはこれでok
★当方のdynabook 2号機と3号機はこの方法でWin11化しています。


(9) Line、One drive、iClud
個人情報も「ちりも積もれば」財産です。大手メーカの情報収集に懸念を感じます。大手メーカは使用料を無料にする代償として我々の情報を収集し、将来に向けて莫大の利益を生むAIなど(自動運転、製品開発、顧客情報など)に活用します。情報はまた、軍事利用にも転用されますし、売り買いされたりします。ただほど高い物はありません。『大した情報でないわ』という気持ちが駄目なのです。

・Line
 これまで何度も不評が流れています。親会社がK国のNAVERであった、いまも関わりがあると思うが。サーバーが日本になく、K国は情報を他国に分析させているという。経営者が変わってきたという話しもある。サーバーを日本に移行中というが。
 当方では、国産の「+メッセージ」に移行しました。
★「+メッセージ」はLineとほぼ変わらず利用可能
「+メッセージ」に送られてきた写真を「通常の写真保管位置へ」
 1、写真を指でクリック
(2、右上にたてに点が3つをクリック)
 3、保存、共有をクリック
 4、画面の下を見て行き
 5、画像保存をクリック
 【確認】通常の写真が保存されている所を確認してください

・One drive
 Microsoftのクラウドドライブで、便利でしょうが情報漏れを考えるとに恐ろしいところがあります。標準では「One drive 利用」になっていると思います。One driveを利用していると、トレージの容量が取られ速度が落ちるようです。当方は[設定]にて使用不可としています。

・iClud(iphone写真のプリントと編集)
 長らく iphone で撮った写真をiCludに保存しPCへ転送したりして利用してきましたが、「容量が足りません、増容量を購入願います」と、何度もメールが届きました。古い写真ファイルを削除していけばよいのですが、同期している古い ipadがその写真ファイルのおかげでメモリーを食われてしdrv
まい動きにくくなりました。そのためにも、容量の大きい ipadを購入する始末。結果、iCludを削除しました。iCludを削除しても、写真ファイルのPCへの取り出しはできています。
 必ず純正のUSBケーブルにて iphone(ipadでも可) をPCに繋げば1つのドライブとして認識されます(写真右)。後は、エクスプローラーで写真ファイルをPCへ移動します。

 Appleに限らず、最近は何でもクラウドを利用させようとします。企業にとってはそこから情報を引き出し利用するのが目当てです。私には恐ろしさを隠せません。

【写真をプリントする】(私の方法)
(1)写真のiphoneからの取り込み
(2)エクスプローラにてプリントする画像をクリックし画面に表示
(3)画像の上でマウス右クリック[印刷]をクリック
(4)プリンターにて、[用紙サイズ]、[用紙の種類]を選択
(5)印刷実行

【写真を編集する】(私の方法)
(1)写真のiphoneからの取り込み
(2)エクスプローラにてプリントする画像をクリック
(3)画像を拡大表示し、[Shift]+[PrtSc]にてコピー
(4)Windowsのペイントを起動し、[貼り付け]
(5)画像を[編集]、jpegファイルに保存
 ↓ (6)プリンターにて、後に[用紙サイズ]、[用紙の種類]を選択
 ↓ (7)印刷実行
(6)画像編集ソフトAshampoo Photo Commander起動
(7)Web用に画質を落とさずファイルを小さし保存


(10) VPN回線、Nas
・VPN回線(Virtual Private Network:仮想専用線)
 本店と支店(支店と支店)間での情報漏れの少ないネットワーク回線です。情報漏洩されないように情報は暗号化されます。
 Webサイトを見るインターネット回線が別にあり、店舗間のみで繋がる「固有の別回線」を引き、また店舗間のみでしかアクセスしない、それなら回線からの情報漏洩はないでしょう。しかしながら、店舗間の距離が長くなれば、別回線を引くことは無理になってきます。そこで情報漏洩を考える上で別の方法が模索されました。
 完全ではないのですが、回線に流れる「情報を暗号化する」という技術が現れました。有料と無料のものがあります。VPN回線を引くとセキュリティーは高まりますがパソコンの速度が遅くなります。暗号化したものが元に戻されない限り安全に情報のやりとりが可能になります。しかし、回線中で情報漏洩がなくても悪意のあるWebサイトを見に行き、そこから「腫れ物をいただく」という本末転倒のことになります。腫れ物に気を付けてVPN回線を利用すると『別のうま味』もあるようです。アクセスポイントを探られないで情報を得るという『うま味』、これまでに知らない別の社会(?)があり情報のやりとりができるそうです。
 VPN回線を利用するには、①VPNプロバイダーの利用、②VPNルーターを使う、③別のPCをVPNサーバーにする、などの組み合わせがあるようです。利用はしたいものの、回線スピードが落ちるお金がかかるなどで、当方は利用はしていません。

・Nas(Network Attached Storage)
 ネットワークに直接に接続するストレージ(記憶媒体:HDDやSSD)です。ハブにネットワークケーブルで接続します。パソコンに接続されたストレージはパソコンの電源を切るとそのストレージにはアクセスできませんが、家のネットワーク上に存在し電源が入っていれば、いつでもアクセス可能です。容量の大きい動画を作成し保存するなど便利です。
 しかしながら、写真や文章を保存するなどでは必要ありません。今では、4~6万の出費で利用可能ですが、なかなか維持するのが大変です。Nasを維持するソフトウェアが十分でなく回線切れに悩まされることが度々あります。個人的には、PCに外付けのHDDやSSDで十分ではないかと思います。

(11) 格安中古ノートパソコンは買いか
 最近、8千円~1万数千円で中古ノートパソコン(Win10)が購入できます。これは、Win10のサポートが2025年10月に終了し、パソコンの切り替えを考えている方が多いからです。サポートは別の形で継続するという噂もあります。ワープロ、ネット辺りしか使用しないのであれば、2年そこそこは使用でき「買い」といえます。但し、アンチウイルスソフトの導入も考える必要があります。
 将来Win11を考えているならば、購入はやめておいた方がよいといえます。中には安いもので、Win11を稼働させているものが売られていますが、信用できません。その内、不具合がでる恐れがあります。もう少し具体的に述べますと、第8世代以前のCPUが乗っているノートパソコンは、無理にWin11化(「TPM 2.0」をスルー)したものです。ですからいつ不具合が出てもおかしくなく、購入は控えるべきです。例え、第8世代のCPUであっても、他の「Win11化の要件」で引っかかる場合がありますか(※)。第10世代ぐらいのCPUが乗っているもの(たぶんメーカが保証している)なら購入してもよいでしょう。そうなると、最低でも3万数千円はするでしょう(2024年2月現在)。
 ※といいながらも、無理にWin11化したものを試していますが、正常動作しているようです。


■7.用語解説
【BIOS】:正式な総名称は、Basic Input Output Systemです。パソコンを起動する(立ち上げる)と、はじめに動く小プログラム(実際には名称様々)をBIOSとかBIOSメニューとか呼んでいます。マザーボードの設定にはこれが必要となります。マザーボードにCPU、メモリ、DVDなどを繋げて起動させると、大体はこれらを認識し起動します。ですから、ほとんどの場合は変更せずに[保存・終了]で事足ります。
 BIOSメニューを出すには、電源を入れて、マザーボードのメッセージが現れるや[Del]キーまたは[F2]キーなどを入力し開きます。GIGABYTEでは CMOS Setup Utility、旧東芝ノートパソコンでは TOSHIBA Setup Utilityという名称で第一画面が開き、これをBios Setup Program とか、俗にBios、Biosメニューと呼んでいます。[Del]キーか[F2]キーかは機種により異なります。
 2012年のWin8の発表、2016年にマザーボードに「TPM 2.0」などの技術が投入されると、BIOSの名称が変化します。GIGABYTEでは「Advanced Mode/Easy Mode」(2つのMode)と変更とされます。これを「UEFI(BIOS)」と呼んでいいます(どこかで見かけたか、私が名付けたか記憶のほど定かでありません)。


【UEFIのブート指定】
 先の「BIOS」と似たようなもので、Windowsが立ち上がる前に、電源を入れると「いの一番」に起動する小プログラムです。立ち上げ方式の違いで「UEFIのBoot(立ち上げ)」が現れました。このことを、新たなBoot方式といっても2006年辺りから提供され始めたものです。右写真では「Advanced Mode」の文字が見え「UEFI(BIOS)」の設定画面です。
 これまでのBIOS方式と違う部分があるから、UEFI(BIOS)(私語?)とかいっているのです。UEFI(BIOS)メニュー(設定画面)は、これまでのBIOS表示と混在した状態で、「Boot方式」と全然違う立ち上げ方式が(探さないとわかりにくい)潜んでいます。このキーとこのキーを指定すれば「UEFIのブート」になるというようなもの。その違いで、「レガシBIOS」と「UEFI BIOS」の2つの立ち上げ方法があるということです。それぞれの設定画面の違いで示していただければ有り難いのですが(マザーボード会社へお願い)。勿論、Win11は「UEFIのブート」方式になります。
 因みに、レガシ(legacy)とは「遺産」、派生的に「世代から世代へ受け継ぐものごと」を意味します。

▼マザーボードGIGABYTE B560M-DS3H/DS3H V2 の場合
 UEFI(BIOS)メニュー(GIGABYTEの場合は「Advanced Mode」)で、UEFIブート指定をすればWin11対応になり、またM.2 NVMe接続メモリも使用可能になります。Win11はUEFIブートで動きます。
 UEFIブート指定には、「TPM 2.0の「有効」」と、「CSMの「無効」」と「セキュアブート(Secure Boot)の設定」が必要です。

  従来のBoot方式 → 「レガシ」→ レガシBIOS
  新たなBoot方式 → 「UEFI」→ UEFI BIOS


【パソコンのビット数】:CPUから出ている同時に処理(並列処理)できる「腕の数」とでもいいましょうか。この腕を経由して電気信号が流れるんですが。この腕の数が多いほど「サッサ」とデータ処理の仕事をしてくれます。このビット数が多いほどパソコンの処理速度が速くなります。初期のパソコン、NECのPC-8801(1981年)は8ビットでした。いわゆる「98(キューハチ)」(PC-9800シリーズ)は、はじめ16ビットでしたが、PC-9801Raから32ビットになりました。例外に漏れず当方も、PC-9801Ra21の購入(1990年(H02).01/27)で参戦(?)しています。そしていまやパソコンは64ビットが主流になっています。
 さて、アプリケーションソフト(以下、「アプリ」)は、機械本体64ビットに追いつかず(64ビット処理できるのにソフト開発が遅れて)長らく32ビットが主流でした。ゲームの方ではすでに128ビットでした。それが、やっとアプリが64ビットに追いついてきたようです。Windowsのインストールで、32ビットか64ビットかの選択肢がありますが、迷わず処理速度の速い64ビットを選択するのが普通です(アプリが未だに32ビット対応である場合を除き)。
 こうした経過もあり、自分のWindowsがどちらで動いていたかを忘れてしまう場合がありました。これが、Win11の登場で、データの「バックアップ」と「回復」のとき問題を起こします[詳細はこちら]。確認は[設定]→[システム]→[詳細情報]の(システムの種類)を見てください。ほとんどの人は意識しなくてよいのですが、32ビットでフォーマットしたHDDが転がっていると、ここにデータを保存して、「あらおかしい! 」 ということになります。ビット数の違いは、BIOSとUEFIの違い(MBRとGPTの違い)で起こります。

【CPUのコアとスレッド】:CPUという狭いコア領域に、働き者が数人います。その人数が「コア」で、働き者の両腕・両足が「スレッド」と考えてはいかがでしょうか。働き手「コア」が多ければ、同時に多くの仕事(並列処理 parallel processing)をこなしてくれます。片腕より両腕、さらに両足を使えば「スレッドの数が多ければ」多くの仕事ができますね。


【デフォルト】:初期値、規定値。因みに経済用語としては債務不履行です。


【ドライバ】:パソコンの周辺機器、マウス、キーボード、モニタ、USB、SSDなどと、本体(チップセット)と考えてよいのかな、これを「上手に繋ぐもの」、「上手にドライブ(運転)する小さなプログラム」。


【ローカルアカウント / Microsoft アカウント】:ローカルアカウントとは、これまでWindowsOSの登録に、「ユーザー名とパスワード」を入力しましたが、これと考えればよいでしょう。Microsoft アカウントとは、使用者が複数台のパソコンを所有するとMicrosoftから要求され、意識し始めるものです。それから、「雲の上のドライブ」であるクラウドストレージ、Microsoft は「OneDrive」と名付けましたが、これにアクセス可能となるアカウントと考えてよいでしょう。これは「共有ドライブ」で、一人で複数台のパソコンを使用する場合などに便利です。
 広義の「アカウント」はユーザー名とパスワードの両者を含みますが、本来は「ユーザー名」の方です。これがまた、Microsoft アカウントでは、「使用中のメールアドレス」、特に「outlook」のメールアドレスを要求しているようです。

 花子は、ローカルアカウント(その他あり)で会社の端末パソコン入り、夕刻近くまで仕事し、そのファイルを(他の人が覗けぬよう暗号化し)クラウドストレージに保存します。これを自宅に帰り、深夜に書斎のパソコンの前に座り、会社のMicrosoft アカウントに切替えクラウドストレージに保存されたデータをダウンし(暗号化したファイルを戻し)「会社の仕事の続き」をします。さて、彼女は疲労困憊、一息付けるため、自宅のMicrosoft アカウントに切替え、花子家写真館のフォルダに入り、息子がUPしてくれた夏休みの写真を見ます。

 この「OneDrive」を普及させるために、この2つのアカウントが生じたのでしょう。
 このMicrosoft アカウント、正直いつ入力(作った)のか、どれがローカルアカウントなのか、わかりにくいです。「OneDrive」を使い始めて分かるのでしょうが。(私はまだ使用していません。上記、花子の例も想像で述べています)
 「Microsoft アカウント」は使用者の複数台のPCを管理するためにでてきたようなものです(初めの頃はローカル アカウントをよく目にしました)。実際、2台目以降のパソコン登録 (Microsoft「認証」)で、「Microsoft アカウント」を意識すると思います。ローカルアカウントを「Microsoft アカウントに紐付け」させようとしているようです(「Microsoft アカウント」を登録するとローカルアカウントはなくなってしてしまう(?)、今後は二者択一(?)のようです)。Microsoftは「OneDrive」を普及させることで、結果的に我々のもつパソコン(正確にはWindows使用権)を管理しやすくした、ともいえます。この後に【デジタル ライセンス】を参照ください。

 ローカルアカウントでMicrosoftソフトを登録したい場合、「Microsoft アカウント」を登録を促されたときでも、no@thankyou.com を入力します。エラーメッセージのようなものが出ますが可能になりました。いつまで通用するか分かりませんが2025.3月には通用しました。
 また、Windowsで「Microsoft アカウント」で使用していたものを、ローカルアカウントへの変更が可能となっています。その切り替えは[設定]→確か[アカウント](へ行きましたか?) 裏では「Microsoft アカウント」で繋がっているという話はあります。Microsoftも、不評だといろいろ対応が変わったりするものですか。


【DSP版】:Windowsの購入方法の一つ。Windowsとパソコン部品(メモリやHDDなど)がセット販売され、通常版よりも安価な値段で購入できるものです。しかし、その部品を常に組み込んでパソコンを使用することが前提となります。パソコンの組み替えでその部品(HDDなど)を外すと不具合を起こします。


【PIN(コード)】 設定すると、Windowsへ入る([サインイン]という)前にこのコードを入力する必要があります。英数文字で指定します。
 サインインの設定方法は、[設定]→[アカウント]→[サインイン オープション]にて、
顔認証、指紋認証、PIN (暗号番号)、セキュリティがある。いずれも設定して機能します。


【Windows の製品の種類】:DSP版は、Windowsの購入時にHDDやUSBカードを同時購入を指定されたもので、これを利用すると7,8千円近く(?)安く手に入るものです。ただし、同時購入したものを積んでいないと動作しないと考えてよいでしょう。OEM版は、東芝やNECなどのメーカー製のパソコンに、すでにWindowsがインストールされた状態で売られているものです。 Windowsライセンスは、購入したパソコン自体に付属するものなので、他のPCに移植インストールすることはできません。リテール版(パッケージ版)は、単体で販売される正規のものです。必ずプロダクトキーが付いています。自作する方はこちらを購入します。


【リテール品とバルク品】:バルク品とは「パソコンメーカーや周辺機器メーカーで過剰在庫となったパーツがパソコンショップなどの買取に持ち込まれ、それが店頭に並ぶというもの」です。CPUの例では、リテール品は箱に入れて売られ、それ用のファンが付いてきます。バルク品は、簡単なプラスチック包装の状態で、CPU単体で売られていて、説明文もありません。ファンが付いていないしそれなりに安いです。上記の理由でリテール品が正規品で、バルク品が非正規品となります。CPU以外では、HDD、DVDやメモリなどがあり、箱に入っていなく、メーカーの記述も小さいシール上を探してみなければわかりにくく、マニュアルや添付ものもほとんど有りません。初期出荷不良なら、期限内でメーカーではなく店頭に持ち込めば交換してくれます。包装もビニールで簡潔に包まれているものが出回っています。マニアはお安くこれを手に入れます。これらのバルク品でもしっかりしたものです。


【プロダクトキー】:プロダクト キーは Windows を梱包する箱内のラベルまたはカードに記載されています。ライセンス認証に使う 25 文字のコードです。Windows 10では、ほとんどの場合にデジタル ライセンスを使用して自動的にライセンス認証されるので、プロダクトキーを入力する必要がありません。Microsoft では、購入済みプロダクトキーの記録を保持していません。[以上、Microsoft によるサポートによる]

 Windows 11、Windows 10、およびWindows 8.1の場合、プロダクトキーは工場出荷時にコンピューターのマザーボードに「注入」されます。Windowsのインストールとライセンス認証では、コンピューターのBIOSに記載されている情報を確認して、信頼性を確認します。これらのPCの所有者は、物理的なキーを入力する必要はありません。[Dell による]

・コンピュータのハードウェア構成を変更した際やWindowsのインストールを行う際にはプロダクトキーの入力が必要になります。プロダクトキーを探す方法、次が参考になります。https://www.fielding.co.jp/column/Windows/202210_02/#anc-article02


【デジタル ライセンス】:「ライセンス認証」とは、 Windows が正規品であり、マイクロソフトで許可されているデバイス数を超えて使われていないか、を確認するものです。
・ デジタル ライセンスはWindows 10 Version 1511以降に導入されたもので、[設定]で見ることができます。「ライセンス認証」の項目で、

 ①「デジタル ライセンスによってライセンス認証されています」
  → PCはデジタルライセンスに認証されている
 ② 「Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによって、、認証されています
  → Microsoftアカウントとも紐付けられたライセンス認証済みのもの

 当方の憶測では、工場出荷のパソコンは①の状態 [下図、上部右]であり、パソコンの購入者・使用者が認証手続きを行うと②の状態 [下図、上部左]になるのではないでしょうか。
 より具体的には、工場出荷の場合はOSのWindowsとパソコン本体とがリンクされた情報をMicrosoftはもっており、購入者・使用者が「Windowsの認証を行う」と、そこに個人情報である「Microsoft アカウント」が追加されるた情報をMicrosoftをもつ、のではないでしょうか。Microsoftは、このようなリンクされた情報のことを「デジタルライセンス」と呼んでいるのでしょう。
ライセンス
 従って、通常使用の状態では、(a)「Microsoft アカウント」と(b)「Windows のライセンス」さらに(c)「Windows PC」の三者が紐付けられているようです。「Windows PC」とは、Windows をインストールしたパソコン本体です。この本体とは、どうやらマザーボードやHDDあたり(当方ではBIOSとHDDと断定)のようです。
 組み立てパソコンになると少し状況が違います。最近では特に「Microsoft アカウント」の登録を促しています。これも使用者が複数台のWindowsPCを持つにいたり、認証のトラブルが多発しているためのようです。Windowsをパッケージ(本体に入った状態も含む)で購入することから「Microsoft アカウント」を登録していない状態があるようです(参照、ローカル アカウント)。
 その結果、ストレージやマザーボードを組み替え前に「Microsoft アカウント」の登録を済ませておかないと、作業後に(a)(b)(c)の三者の紐づけを行うことはできないトラブルが発生するようです。
 組み替えは [図の下部マザーボード交換時] (b)と(c)の「紐付け」が切れるわけですから、組み替え前に(a)を(b)に繋げて[図の下部で左]おかないと、使用者を確認できない[図の下部で右]、つまり登録の修復が不可能というです。再度WindowsOSを購入する必要が出てきます。
 「Microsoft アカウント」登録後でも、パーツ組み替え後にパソコンを起動すると、ライセンス認証が行われていない状態(三者の紐づけがない状態)となっています。つまり、ストレージやマザーボードの交換で(b)と(c)の「紐付け」が切れてしまったのです。
 このときの認証には、Windowsの設定ウィンドウを開き、「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」で、「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選択します。

・Win 7やWin 8.1から無償アップグレードしたWin10には、Win10用のプロダクトキーは配布されていません。共通のプロダクトキーが設定されているようです。無償アップグレードしたデジタルライセンスは、これまでのWindowsから離れて(?)「Windows PC」に紐付けされ、Microsoft アカウントとリンクすることで認証されるようです。「離れて(?)」この部分が未確認で、DSP版などの拘束を離れてしまうのか、わかりません。


【TPM2.0とは】
 TPMは2005年頃からPCに設けられ、2015年からTPMがバージョン2.0となっています。TPMはマザーボード上に設けられたセキュリティーを増すためのチップ(一種の関所)です。Win11のインストールには、PCのハードウェア上の要求点と、このTPM2.0を認識させる(使用する)点をクリアする必要があります。
[TPM2.0モジュール]:ネットにて、1,500円ほどでTPM2.0モジュールが販売されていること発見しました。最新のマザーボードを購入すれば、標準装備でTPM2.0が付いてくるので、どこでこれを使用するものかと思いました。たぶん、第8、9世代のマザーボードにこれがないので取り付けると、このTPM2.0モジュールの関所を通過しセキュリティが保てるということですか。

TPM2.0 の指定
 Win11対応のPCで、Win11のインストールができなければ、ここと次の「UEFIのブート指定」の設定が必要と思われます。設定の方法はマザーボードによって異なります。
※状況の変化も順次あり、Win11のインストールでBIOSを書き換えてくれる(?)ようです。従って、「TPM2.0 の指定」と「UEFIのブート指定」も必要なくなりそうです。

▼マザーボードGIGABYTE B560M-DS3H/DS3H V2 の場合
 Win11をインストールするためには、UEFI(BIOS)をいじってTPM2.0(Trusted Platform Module)を認識させます。
 その方法は、UEFI(BIOS)メニュー(GIGABYTEの場合は「Advanced Mode」)で

 [Setting] →[その他]のInter Platform Trust Technology (PTT)を有効(Enable)

にしました。[その他]→上記の[PTT]の並びに[Trusted Computing]があり、ここをクリックするとTPM2.0の記述があります。この設定と「UEFIのブート指定」で、Win11がインストールできたのでTPM2.0が有効になったと解釈しました。UEFI(BIOS)メニューはマザーボードにより若干違い、新バージョンによっても改良されているようです。


【ドライバの不具合】新しくパソコンを組み立てる(「クリーンインストール」)、または新しいマザーボードに交換するとき、パソコンが「どうも動きが変」なことが多々あります。この多くはドライバがきちんとインストールされていないか、製造元で提供されていない暫定的なものであったりします。
・不具合を未然に防ぐ手立て
  こうならないためにも、事前に新マザーボードのドライバ(ほぼすべてDVDで添付されている)これをUSBにコピーすることを推奨します。
・Windows のインストール
  組み立てや交換が終了し、いわばパソコンに「火入れ」の起動では、Windows が入ったUSBからの、もしくはDVDからの起動となります。はじめての起動では、ネットワークケーブルを繋いでおくと、ネットから自動で(汎用性のドライバかも)ドライバをインストールしてくれる可能性があります。このとき、ネットに繋がらないことも想定して、上記で用意したUSBを差し込み「火入れ」作業をした方が安全です。
・問題点の対処
 当方で、USBはどこも難なく繋がる・認識するが、DVDが繋がっているがシステムが認識せず、苦労した経験があります。これはDVDがケーブルで物理的には繋がってはいるが、システムでは認識していないのです。おそらく、ドライバが日本地域対応でないのでしよう。上記で用意したUSBがあれば「不具合」解消されます。
 とりあえず、ドライバのインストールは、[スタート](右クリック)→[デバイスマネージャー]で「!」印のところを(左クリック)→[ドライバ] →[ドライバの更新] →[コンピュータを参照しドライバを検索]でドライバの入ったUSBにアクセスしおこないます。その後、改めて添付DVDから起動してドライバやユーティリティをインストールしておけば完璧です。


【Windows 10 のインストールディアを作成】
 まず、[設定]→[更新とセキュリティ]→[バックアップ]にて、自分のPC(ビット数確認のこと)のバックアップを取ってください。ここで、使用中のPCの容量より大きいHDD、SSD(但し、OSと同じビット数でフォーマットしたもの)が必要になります。
 その後に、URLに「Microsoft インストールメディア」を入力しWeb『PC への Windows 10 のインストールをご希望ですか?』へ行きます。
1.「ツールを使用して、このPCをWin10にアップグレード」
2.「 〃 別のPCのためのインストールメディアを作成 ISOファイル」
3.「その他のダウンロードオープション」
 作り替え完了では、2番目を実行。以下指示に従ってください。


【Windows 11 のインストールディアを作成】
Microsoft のWebページ、次の3つのダウンロー方法があります。
1.「Win11 インストールアシスタント」
2.「Win11 インストールメディアを作成する」
3.「Win11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする」
1番目、ターゲットはCドライブで、通常のアップデートのようなもので、アカウント情報は必要ありません。
2番目は、ほぼクリーンインストールで、アカウント情報が必要になります。
3番目はプロダクト キー使用を聞いてきます。
・Win11 の条件が整っていれば、1番目を実行します。


【ルーターのSSID】
(2つのSSID)
 ルーターを設定すると通常2つのSSID(Service Set Identifier)が設定されます。これは2つのアクセスポイントといえます。仮に1つの表示ではもう一つの電波が来ていないということです。周波数帯5GHzと周波数帯2.5GHzの、2つのアクセスポイントがあり、パソコン2台しか繋がらないということではありません。電波が強ければ1つにつき複数台でも繋がります。

 ところで、設定画面では2.5GHzと5GHzのそれぞれにセカンダリーSSIDが追加可能です。アクセスポイントが先のものを含めて合計4つとなります。なぜ始めから表示されないのか、利用は先のプライマリーSSIDよりもセキュリティーが弱く、ゲームなどに特化していると考えてよいのでしょうか。

 Buffaloルーターのプライマリー、セカンダリーSSID 表示例
  Buffalo-A-××× Buffalo-A-×××-WPA3 :周波数帯5GHz(11ax/11ac/11n/11a)
  Buffalo-G-××× Buffalo-G-×××-WPA3 :周波数帯2.4GHz(11ax/11n/11g/11b)
 ・WPAが付くのはセカンダリーSSIDの脆弱性を補っている。
 ・4つ使用するから4つに暗号化キーを入力する必要があります。

周波数帯障害物を回込む波長距離電波干渉その他
5 GHz短いしにくい 
2.4GHz長いしやすい電子レンジ、コードレス電話、Bluetoothの周波数に近い
※以下、セカンダリーSSIDの件は省きます。

 余ったルーター有線ケーブルで(切り替えスイッチを無視し、上記の親機と)接続すると難なく繋がります。後から繋いだルーターが子機となり、親機の2つとあわせアクセスポイント(SSID)4つになります。ただし、アクセスポイントが増えたといって喜んでもいられません。
 この場合の子機は、中継器になるのかルーター機能を温存したものなのか確かめてみてください(メーカーは不問です)。ただ、子機もルーターとして働いているなら二重ルーターの恐れがあります。
  子機の SSID Buffalo2-A-××
   〃の SSID Buffalo2-G-××
 当方では、二重ルーターの恐れも何のその、「中継器」をあえて買わず使用しています。

 余ったWifi ルーターでも、電波が届きにくいところへ中継する中継器として使う方法があります。この無線接続の方法は、メーカー側の記載も「しっかり」と記載されるようになりました(こちらに対して、有線の方のが記述がないのです。有線の方が電波の減衰が少なく中継としてはこちらの方がベストと考えるのですが)。本来の持っていた中継器(ルーター)のアクセスポイントは表示されるのみで機能しません(確認が必要です)。

 ※なお、ルーターのSSIDの「名称(アクセスポイント名)」と「パスワード」は変更が可能で、セキュリティー向上のため変更した方が無難です。

(中継器)
 「中継器」に特化した製品が売られています。当方ではこれまでレンタル品を使ったことはありますが、購入したことはことはありません。上記のようにルーターを代用しています。
 中継器は親機の支配を受け、両者に繋がる端末の台数は親機の接続可能台数を超えられないとあります。接続可能台数はアクウセスポイントの数ではありません。同一アクセスポイント(SSID)に複数台が繋がっていて端末同士で競合していることもあるのでしょう。従って、購入時に「10台の端末が接続可能」とあれば、それを購入し設置する(親機にする)と、親機と子機を併せて10台接続可能ということになるようです。であるから、親機には「猛者」のものを選択する必要性がでてきます。「中継器」の役目は、電波の減衰を極力減らし(増幅し)、遠くまで届く範囲を伸ばし・広げるのが使命です。
 是非、古いルーターが残っていれば有線であれ無線であれ、中継器として使用されることをお勧めします。
 市販されている中継器(確か全てWifi対応のみ)は、「親機からのアクセスポイントを受け入れ安くする機能」が備わっている、と考えてよいのでしょうか。

(SSIDの切り替え)
 有線接続のデスクトップでは、LANケーブルがルーターに繋がっているため、上記のどちらの周波数で繋がっているかに無関係です。無線接続であればこそ、ルーターから電波で飛ばし「電波を受け入れる」アクセスポイントが設けられているのです。
 デスクトップのLANケーブルを外し、別途wifiアンテナを購入し取り付ければ、ノートパソコンと同じで[設定]→[Wifi]でアクセスポイントを切り替えることができます。でも、LANケーブルに繋がっている方が速いので意味がありません。
 しかし、「wifi 7 ルーター」が出始めると状況が違ってきて、こちらの方が速いという話もあります。「wifi 7 ルーター」では、5GHzと2.5GHzの他に6GHz周波数帯があります。