日記

■バイク乗りの週刊日記−2003年前期版

ここではその週にあったことや思ったことを徒然なるままに書いていこうかと思っております。

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■6/10(火)

 先日は彷徨猫旅記録のあめふらし氏とRed Guardian's Factoryの赤の守護神氏で酷道探索に出かけた。前日まで台風が来ていたのでどうなるかと思ったが、当日は曇りのち晴ということで決行。湯浅御坊道路広川IC近くのコンビニで待ち合わせ。ジェベル250XCに乗った赤の守護神氏、KSR-IIのあめふらし氏とやってくる。赤の守護神氏とは初顔合わせである。彼らの装備たるや、ニーシンガードは当然のこと、あめふらし氏は脊髄パッドも背負っている。さすが歴戦の酷道マニア、酷道走行の恐ろしさをよく知っている。彼らですらその様な装備で挑むのだ。初心者は生半可な気持ちで酷道走行をしてはいけない。
 まずはr177南金屋由良線に挑む。私は特に取材をしないので先に行かせて貰う。二人は写真を撮りつつゆっくりと来ることだろう。とかなんとか思っていたら出口で1時間も待ってしまった(笑)。まあそれくらいしないとあの二人のようなページにはならないわけだが。
 食事の後、R424白馬トンネルの旧道に挑む。こちらもなかなかの道である。わざわざ酷道マニアが3人揃って行くだけのことはある、という程度には(笑)。もっともさすがに3人がオフ車に乗っている分にはなんなくクリア。この後は温泉に入って帰宅。酷道走行も仲間がいれば安心して挑めてよかった。ふたりともご苦労様でした。


■6/7(土)

 結論:言葉って難しい。
 誤解されないように先に結論を書いておく(笑)。というのは、前の文がどうも思ったようには理解されてないらしいからである。友人に「だいすさんと喧嘩したの?」とか聞かれる始末(笑)。別にそういうわけではない。
 みんな愛があっていいねぇ。翻って私ってば愛がないねぇ。愛のなさが時々自分自身悲しくなるねぇ。という様なことを事実を交えて書いただけで、自分に対する否定形はあっても愛のある人に対する否定はどこにも無いはずなんだが…言葉ってのは難しい。


■6/2(月)

 GW後半は色彩DF倶楽部の第2回オフラインミーティングだった。詳細は向こうに書いているのでここでは書かないが、それにまつわる話を。
 友人であるだいす氏がBMW F650GSを買って参加した。そして初の未舗装路走行を剣山スーパー林道で体験し、いいペースで走行していたが、ハンドルを取られたときにガードレールにパニアケースをぶつけてパニアケースと取り付けステーを壊してしまった。そこからはゆっくりと、そして剣山スーパー林道を抜けたときに「このまま参加しても楽しくないから帰る」と言って帰ったのだった。
 妻子のある身で新車のBMWを買って1000kmと走っていないうちにキズモノにしたわけだし、ショックなのは分かる。ただ、私なら、走行に支障があるわけで無し、そのまま続けていただろう。
 私はオーナーズクラブのミーティングというものは、参加者としては好きではない。突き詰めて言えば、参加者達の愛車に対する愛に圧倒されるからだ。愛することは悪いことではない。そうではないのだ。私は、私が彼らのように愛車を愛していないことを、愛せないことを見せつけられて自己嫌悪に陥るのだ。私にとってバイクは道具であり、道具としてしか愛せない。それが悪いとは思わないが、なにやら不安で寂しい気分になるのもまた事実である。そんなことをだいす氏やミーティングで出会った人たちと話していて思ったのだった。


■5/26(月)

 日々の色々
 急に新しいデジカメが欲しくなって、あれこれさがしてPanasonicのDMC-LC33を発売日の次の日に買ってしまった。以前使っていたKodakのDC-280J ZOOMと比べると一回り小さく、体感軽さは半分くらいと持ち運びには便利になった。バイク乗りにとっては軽量コンパクトなのはありがたい。もっともカメラとしてはDC-280J ZOOMくらいの大きさの方が持ちやすいが。少し使ってみたが、標準設定のままよりも、画質をナチュラルにしたりスポット測光をうまく使った方が綺麗に撮れそうである。まあいいところも悪いところもあるが、長い付き合いになるだろう。
 最近、WebページをやっていてLINKするということに積極的でなくなってきた。リンクフリーだから了解なんか取らないで勝手にリンクしてくれていいよ、って思ったりする。もっともそういう風に思った頃からリンクに関する問い合わせはなくなったが(笑)。しかし少し前に嬉しいリンク(正確にはリンクされてないが)をしていただいた。「ひだまりめもりー」の4/27の日記からである。日記本文中に出てくるってのがなにやらうれしく。


■5/19(月)

 今年のGW前半は結局一人で潮岬を目指すことになった。この年になるとなかなか友人の都合も付かなくなってくる。
 さておき。ハヤブサにて出撃。今回まず目指すはあめふらしさんのWebページ「3ケタ国道放浪記」で話題に上がったr120上鞆渕那賀線である。一旦道の駅紀ノ川に立ち寄って地図を確認。地図は新しく出たツーリングマップル2003を初めて使用する。買って帰った当初は使いにくそうだと思ったが、実際に使ってみるとそれほど使いにくいと言うこともなく。今回困った点は串本温泉が日帰り入浴可能かどうかだとか、キャンプ場がどの程度のお値段なのかとかだろうか。まあどちらも大事なのだが。
 道の駅紀ノ川では四国に行くという125オフの人としばらくの長話。実はこの後に高野山でSRX400の人と長話して、続いて入ってきたドゥカティの3人組とも話をしてと、一体本当に潮岬に着くのかというマイペースぶりである(笑)。
 長話の後、地図を確認して上鞆渕那賀線に挑む。…これは、なんというか…壮絶な急坂と狭さの道が民家の間を抜けている。いつ4輪が来てもおかしくない雰囲気で、2輪同士の離合でも気を使いそうな道である。対向車がなかったので民家の切れるところまでクリアできたが、来ていたらどうなっていたか分からない。一旦停車して記念撮影。そこからは峠区間でこれまた結構な狭さの山道を抜けた。
 高野山で一旦休憩の後、行者還林道を目指す。R309に入って行者還林道まで後少しというところで食堂で昼食を取ることに。そこで行者還林道が通行止めになっていることを知る。実際に見てきた人もいるので仕方なしに引き返して潮岬を目指すことになる。
 A-COOPでまた市井の人と話をしたりもしたが、それはそれとして暗くなる前に潮岬キャンプ場に到着。駐車場で案内している人たちもいててっきり有料かと思ったら無料だった。雲が出ていて夕焼けは見られなかったが、ここから見る夕焼けは綺麗そうで、また今度晴れたときに来たいものである。
 暗くなってから串本温泉に行ったが、その時、ヘッドライトバルブが切れてしまった。その後フロントタイヤの溝も無くなってしまって、次の日は明るい内に帰ることになる。
 朝、潮岬灯台に行ってみるが、早かったので開館してなく外から写真を撮る。それが終わった頃には展望台が開いていたのでこちらは登ってみる。ここはなかなかにいい景色。お金いるけどお薦め。その後は紀伊大島へ。なかなかいい感じのワインディングを越えて樫野崎灯台へ。
 大したことは無さそうな建物だったが、トルコ記念館というところに入ってみる。明治23年にトルコの使節を乗せた軍艦エルトゥールル号がこの地で台風にあって座礁、この島の住民は総出で乗組員の救助に当たり、貧しい暮らしにもかかわらず食料や衣類を与えて生き残った人々を救ったという出来事が記されている。簡単に説明したが詳しいページはエルトゥールル号で検索すればいくつか出てくるので興味ある人はどうぞ(例えば「絵物語エルトゥールル号の遭難」とか)。この事件と、その島民の献身はトルコでは今でも伝えられているそうな。このこともいい話だとは思ったが、現代に至って1985年のイランイラク戦争時に日本人を救出するためにトルコ旅客機が飛んだという話がまたいい話で、このことを知っただけでも入って良かったと思った。
 そこからはR371を抜けて帰着。途中パンクもしたりで、なにやら満身創痍と言った有様のハヤブサではあった。


■4/20(日)

 NECのMC-R300モバイルギアIIが壊れて(いや、前から調子よくなかったのだが)しまったので、GWを前に新しいモバイルマシンを導入した。正直WINDOWS CEの使い勝手の悪さはへきえきとするものがあったので、WINDOWS XPのノートパソコン狙いである。私の要求するのは、旅先でのWeb閲覧とメール、そして文章入力が快適に出来ること、である。この中で難しいのは旅先と文章入力が快適、だったりするのだが。コンパクトでバッテリー駆動時間が長くて、キーボードの出来が良くなくてはいけない。だからPalmやPocketPCは最初から選択肢になかったりする。この点でモバイルギアIIはよく出来たテキスト入力マシンだった。割り切った白黒液晶はアルカリ乾電池で30時間駆動、使いにくいまでには小さくないキーボード、早い起動等々。壊れやすくて電池の消耗でデータがふっとぶ(CEはデータはRAMかROMに載るので、ROMに入っている基本ソフト以外、つまり接続設定などもRAMに載る)のと、WINDOWSのソフトが使えないという、機械としての欠点が無ければ修理してでも使い続けたのだが。モバイルギアタイプのCEマシンはもう数えるほどしかなく、あってもサイズが大きくてどうも魅力を感じない。逆に最近のノートパソコンはバッテリーの持ちもだいぶ良くなっていることだし、と日本橋に探しに行ってみる。
 結論から言えば、ついつい装備の豪華さとお値頃価格に負けて富士通のFMV-BIBLO LOOX T86AWを買ってしまった。さほどコンパクトではない。バッテリー駆動時間も言うほどではない(バッテリー増量で10時間足らずだが)。キーボードも実際に使ってみると、安っぽいタッチでモバイルギアIIの方がかなり打ちやすい。いい点はトランスメタのクルーソー860MHzとかいう私のメインマシンよりも高いクロック数のCPUだろうか(苦笑)。H"INは面白そうだが、PHSが届くようなところに宿を取ることがどれほどあるだろう(笑)。まあ長い付き合いにするつもりだ。うまい付き合い方も、もっといいところも出てくるだろう。今後の旅が楽しみである。


■4/5(土)

 旅の記憶。
 年々、旅に出たときの宿泊は宿の比率が上がってきている。もっとも泊まるのは民宿であったりユースホステルであったりとほ宿だったりと安宿ばかりだが。そういう宿に泊まると、お風呂は家庭用の風呂がひとつあるだけということも多い。
 ある安宿で、風呂に入ろうと思ったら先客が居て、しばらくロビーで待つことにした。しばらくすると20代前半くらいの女性が出てきたので、さっそく風呂場に向かった。服を脱いで掛湯をし、湯船に入ろうとすると…目にはいるのは一杯浮かんだ毛(苦笑)。しかも縮れてるし(爆)。
 みんな、そういう風呂の時は目に付く範囲の毛の始末くらいはしような!(笑)


■3/30(日)

 先日は友人が新車を買ったので急遽お披露目ツーリングに行くことになった。行き先は青山高原。行きの名阪国道は結構な霧で、少し怖いくらいだったが、無事待ち合わせ時間1時間前に伊勢道安濃SAに到着。駐輪場にはすでにBMW F650CSが1台停まっていて、「あれっ? CS買ったっけ?」と思ったら別人だった。続いて入ってきたGSも別人。売れてるのか?F650(笑)。そんなこんなで8年選手のNSR250と続いて新車のF650GSが到着。木の精氏は独身でこの8年選手のNSRが車歴の中でも一番新しい(残るは85年式のドゥカと80年式のハタカブだ)というのに、奥さん持ちで子供が生まれた直後にBMWの新車を買うだいす氏。ううむ、この不平等感はなんだろう(苦笑)。もっともF650GSはBMWの中でも一番安いマシンではあるが。
 F650GS初お目見えということで、結構な時間をあちこち眺めて談義することに費やす。さすがにBMWにして定価100万円以下ということで、あちこち安っぽかったりする。もっとも妙なところが豪華だったりして、この辺は日本車との設計思想の違いなのかも知れない。
 そんなこんなで出発。まず目指すは風車の公園である。そして…しばらく来なかっただけなのにいつのまにやら風車が20数台にも増えていてびっくりである。ここまで来るとなんというか、町に電気を送るパワー源なのだとはっきりと認識させられてしまう。
 お目当てはいつものお店、クランズハウスT&Uである。…が、改装中で閉まっていた。ここ2回ほどこの店とは相性が悪い。いつもならここでのんびりするはずが、仕方がないので昼飯を取れるところを探すことになる。ちょうど看板の出ていたリベラルパーク青山というところを目指してみることに。
 今日は今年初ツーリングに比べるとだいぶ乗れている。二人を見ると、木の精氏は今日は結構乗れているようだ。逆にだいす氏は慣れないマシンであまり乗れていない。まあ慣らしなので4000回転以下ではトルクが薄いのも大きいようだが。
 リベラルパーク青山着。結構高かったが自然薯定食を3人で食べる。予備知識無しで来たのだが、1000本のしだれ梅があるとかで、丁度いい時期に来たらしい。しかも穴場なのか、駐車場も全然混んでいなく。これは来年も観梅に来ようかと思ったり。
 それからは関の方に出て、ドライブインでお茶した後、早めの解散。だいたい青山高原に出たときはのんびりとしたツーリングになるのだが、今回もまたのんびりムードのツーリングだった。距離が伸びなかったからあんまり新車の慣らしを進めることにはならなかったのが残念。


■3/15(土)

 日々の色々。
 OVA「戦闘妖精雪風 OPERATION2」入手。感想? ひこーきカッコいい〜!! 最高の、小説の為のプロモーションビデオだねっ! ってところでしょうか(苦笑)。アマゾンで感想を見てみると結構面白いことが分かる。原作を読んでいる人の評価は当然のように低く、しかしながら原作を読んでいない人の評価はむしろ好意的なのである。そう、映像や音はいいのだ。原作に書かれる設定や思想がまったく読み取れないだけで。結論。雪風はOVAを見てから小説を買おう。ちなみに3/21に過去の神林OVAである「敵は海賊」がDVD-BOXになって帰ってくる。
 NMCA(日本二輪車協会)が「オートバイの利用環境改善に向けてのアンケート」を行っている。バイクは自由な乗り物である。しかしながらバイクを不自由にしているのは現実的な力であり、今まではバイク乗りの側に世俗的な力が無かったが故に規制がどんどんと生まれたのだと思う。もちろんそれだけではないが。だからこそ一つの手段としてバイク乗りも政治的な力をもって対抗しなければならないと思う。同意される方はささやかなことではあるけれどもアンケートに協力して下さいませ。


■3/9(日)

 先週は暖かかったので、曇り空ながらも久しぶりに出かけることにした。あまり行き先は考えていなかったのだが、暖かそうな淡路島に行くことにする。久しぶりのハヤブサでのツーリングである。
 出たのが遅かったので高速は混んでいるかと思いきや、意外にも空いている。曇天の所為だろうか。もっとも淡路島に着く頃には青空が広がり、絶好のツーリング日和という感じになったのだが。
 はてさて。淡路SAにて一旦休憩。ここから下道を西海岸沿いに走るつもりが、道を間違えてr157を走ってしまう。まあよくあることである(苦笑)。とりあえず目指すは道の駅うずしおである。なまった体を慣らすようにしてワインディングを走る。なかなか思うように走ることが出来ないのだが、もっと走り込まないといけないのだろう。また入れたばかりのオーリンズのセッティングがあまり決まっていないらしい。どうも突き上げがあって、RF400の時入れた様にはいい感触がない。これも今後煮詰めていくしかないだろう。
 道の駅うずしお。丁度12時くらいに着いたのだが、干潮が12:20くらいだとかで偶然渦潮の見頃に着いた。河のように流れる潮と、なんとか見える渦潮。こればっかりは写真に撮っても何がなにやらさっぱりなのが残念。もっとも写真に撮っても仕方がないから見る価値もあるのだろうが。
 腹も減ったことだし、道の駅で昼食を取る。外に出て、バイクを見てたまたま話しかけてきた老夫婦の会話から、水仙を見に行くことにする。今回は立川水仙郷にバイクを進める。駐車場が路面の悪い急坂の下にあるので、気を使う。水仙自身はもう盛りを過ぎたのだろう。半分くらいが残っている感じだろうか。むしろ一本だけあった梅の方が綺麗である。
 久しぶりで疲れたのか、寝不足か、駐車場に戻ってベンチに座ると少し眠ってしまった。まあ、暖かい日差しの中、のんびりと眠って過ごすのも、これはこれで悪くない気もする。
 ここからは北上。最後に岩屋温泉に入って帰途についた。


■2/9(日)

 割と近くにドライバースタンドが開店したので、オープニングセールに行って来た。9時半から並んで整理券を受け取る。私はそういう面倒なことは嫌いなので普通ならしないのであるが、お目当てがあるとなると話は別である。実際はそんなに多くは並んでいなかったのもあって(しかし並ばないと品切れ間違いなしだったが)、お目当ての品を無事手に入れる。何かというとサンヨーのポータブルナビNV-43ゴリラ定価120000円のところ39800円なのであった。ちなみに他に買ったのはもういい加減ぼろぼろになったバイクカバーや、やっぱりぼろぼろになったDFの荷箱などである。
 はてさて。ポータブルナビを買ったのはいいが、説明書を読むとそのままでは使えないことに気が付く(苦笑)。まず普通に考えると電池パックが必要で、これが別売で25000円。しかもこれを使ってもナビ持続時間は1時間…ってことは使えないというのに等しい。どうやら電源をバイクからとらないといけないようだ。まだしばらく金の掛かりそうな様子である。ついでにまだ起動もしていない。家庭で使うには電池パックかACアダプターが必要なのだが、どっちも別売なのである。標準で付いているのはシガーソケットから電源を取るコードだけ。ポータブルナビという割には車載が大前提のパッケージングで、うむむ…である。


■1/30(木)

 引き続き仮面ライダーの話。龍騎では、実在するバイクは3種類出たはずで、仮面ライダーの乗る架空のバイクというべきものは、モンスターの変形という位置づけで、実際にはほとんど出ることはなかったと言える。で、出てきたのは占い師の乗るCB400SFと、最後まで生き残ったナイトの人が乗るシャドウスラッシャー、そして主人公の乗るズーマーだった。オフ系バイクがアクションをするということはなく、街乗り系、しかも原付が主人公バイクである。まあ、私自身はバイクの種類に対するこだわりはあまり無いので構わないと言えばそうだが、時代は変わったなぁと感じる部分ではあった。
 さて、日曜日に次の仮面ライダー、仮面ライダー555(ファイズ)が始まった。こちらはというと劇中にツーリングシーンが出てくるという、バイク乗り的にサービス満点な始まりである(笑)。バイクもオフ系に回帰しているようで、アクションも期待できそうである。ま、見続けるかは面白いかどうかなのだが。


■1/20(月)

 私はTVというものはほとんど見ない。TVというか映像というものにとんと興味がないのだ。それでも欠かさず見ていたものがあって、ひとつはF1で、もうひとつは、なんの縁でか先日終わった仮面ライダー龍騎だった。
 仮面ライダー龍騎は、簡単に言えばカードデッキでもってモンスターと契約した仮面ライダー達13人が、最後の一人になったライダーは何でも願いが叶うという言葉を信じて、鏡の世界でモンスターや他のライダー達と戦い続ける話だった。成り行きでライダーになった主人公は、人々を守るために、ライダー同士の戦いをやめさせるために戦い続ける。しかしライダー達は、不治の病の身で永遠の命を得るため、植物人間状態の恋人を救うため、そしてこの戦いを仕掛けた張本人は妹をこの世にいさせるためと、切実な願いを持って戦っているのであって、そういうライダー達を見て悩む主人公といった構図で話は進んでいった。
 まあ正直、これがあの仮面ライダーシリーズかというと、全然仮面ライダーの名を冠する必要はなくて、しかし、作品の出来は、名前とは何の関係もない、そう思わせてくれるいい作品でした。いや、細かいチェックは幾らもあるし、映像をほとんど見ない私がいい出来だと言っても説得力無いんですが。
 ラストは正直、実に平凡な結末で、いささか拍子抜けというか。しかし丸く収めるにはこうするんだろうという予測の付く結末ではありました。
 視聴者の方々の思いはさておき、お話は実に私好みでした。ほとんどのライダーは、自分の願いを叶えるために他のライダーを倒さなければならない。要するに殺人を犯さなければならないわけで、それでもなおかつ叶えたい願いがあるわけで。戦う間に、相手の戦う理由を知り、相手を認め、しかしそれでもその相手を倒さなければならないジレンマ。「そこにあるのは正義などではなく、純粋な願いだけだ」とかいった台詞が出てくるのだが、純粋かどうかはさておき、信じるものを貫くためには何かが犠牲になる、それはある意味、今のアメリカ的正義よりもはるかにシリアスなのではないかと。
 主人公は、生身の人間の時に幼い子供をかばってモンスターに刺された傷が元で亡くなり、それを見届けた仮面ライダーナイトはもっとも揺るがない信念と強い願い故に最後のひとりになります。そして主人公に影響されながらも、自身の願いを貫いて、多くの犠牲を払って植物人間状態の恋人を救うのでした。
 昔から「何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない」と思ってきたから、とても心の琴線に触れるお話でした。関係者各位に、「ありがとうございました」。


■1/19(日)

 この土日は少し暖かそうで、天気さえ良ければ淡路島にでも行くつもりだったが、あいにくの天気で涙を飲む。来週は忙しいし、再来週からは2月に入って寒くなるだろうから、またしばらくは出かけないだろう。そういう意味で実に惜しい天気だった。
 紅茶を切らしそうになったので、ナンバに出た。フォーション(フォション)党なもので、紅茶を買うとなるとどうしても品揃えの多いナンバの高島屋に出かけることになる。そしてこの時期に買う紅茶といえば、フォーションの桜と決まっている。もうひとつはフォーション日本導入30周年記念で出ていたサンセットをセレクト。ちなみに他の時期だと、夏はアールグレイで、冬はカラメル辺りがなかなかお気に入りで、オールシーズンで飲めるのがシャングリラだろうか。もちろんダージリンも時期に合わせてファーストフラッシュやセカンドフラッシュを選択したりする。もっともダージリンは割といい加減な入れ方をする私では美味しさを引き出せずに終わることが多いのだが。
 この日はついでに高島屋の食器売り場も見に行った。お気に入りだったカップを割ってしまってから、長らくコーヒーカップを使っていたので、いいティーカップを使いたかったのだ。ウエッジウッドとかにも惹かれつつ、しかしなかなか地味でもなく派手でもなく手頃な値段のものが見つけられずにいたが、ようやくこれはというのをひとつ見つけた。ノリタケのボーンチャイナ「Grand Vert(グランヴェール)」。まず透き通るように白いのがいい。そしてカップが割と浅く広いのがいい。金の縁取りに、派手ではなくかつ地味すぎない程度にシダをデザインしてあるのもいい。ようするに気に入ったということだ(笑)。カップとソーサーで2500円のところを、お客様用と割った時用に2つ買うことに。
 今紅茶を飲みながら書いているのだが、お気に入りのカップだといつもより美味しいような気がしてしまう。実際には変わらないのだが、しかしまあこういうのは気の持ちようでもあるのだし、そういう意味では自身が感じる味は変わっているともいえるだろう。
 …ここを見ている多くの人には無意味な出費に見えるのだろうなと思う(笑)。別にマグカップで飲んだところで味は変わらないのだし(注:普段は簡単にマグカップで紅茶を飲んでいます(笑)。休みの日はティーセットを出しますが)。それは一般人が金をつぎ込むライダーを見る目と大差ないのだろうなとも思う。要するに趣味とは金の掛かるものなのだ(笑)。
 そういえば、紅茶の師匠の誕生日にスプーンを一本だけ贈ったことがある。銀製の、一本で5000円するスプーンだが。私としては粋だと思っているのだが、端から見ている分には馬鹿かも知れない、いや、馬鹿なんだろうな(苦笑)。


■1/12(日)

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もごひいきによろしくお願いします。
 冬はツーリングに出かけることはほとんどしないので、整備強化期間ということになっている(笑)。もっとも厳寒期になると外で整備する気にもならないから、実質休みの様なものではあるのだが。それに整備強化期間といいつつも、乗れない分の欲求不満を解消する物欲強化期間だったりもする(笑)。
 ハヤブサがもう少しで走行距離20000kmになる。というわけで、ただいまプラグとエアクリーナーエレメントを注文中。プラグはデンソーのイリジウムパワーを、エアクリーナーエレメントはK&Nのものをチョイスしてみる。ハヤブサは充分にパワーがあるからパワーアップしなくてもいいのではあるが、まあなんというか、プチチューンに手を付けてしまった者の泥沼とでも言おうか。少しでもいい結果がでることを期待し、どう変わるかを楽しみにし、また変わらなくてもなんとなしに自己満足してしまう(笑)。
 ライトチューンについて言えば、たいていのものは費用ほどの効果はないと思ってる方で、掛かる金のことを思えばやるまでもないとも思っている。それでもやってしまうのは、本当に自己満足と物欲に過ぎない。もちろんそこら辺がバイク乗りである所以でもあるのだが(笑)。
 最後に。実はオーリンズのリアサスも注文してある(爆)。



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