三和カルト Mercury M
with ロータリーエンジンの製作4/6
エンジンの固定位置が決まったらストレートファン用のダクトを用意します(写真9)。
写真9
見てお分かりのように某ビールメーカーの発泡酒の缶を使いました。コンバージョンキットの取説を読んでちょうど良い缶を物色していたところ、ひょっとしてこのラベルの幅がちょうど良いのでは?と思い、計ってみるとちょうど4cmでした。ということで、この缶を使えば定規も使わずに、しかもきれいに作れます。色もブラックとシルバーだし...(^^)v
ダクトが出来たらエンジンをフレームに仮止めし、ダクトを取り付ける位置を決めます。ファンに当たらないように気を付けてください。また、エンジンにも当たらない方がよいでしょう。ビビリの原因になります。取り付け位置は後のページの写真12を参考にしていただけたらと思います。
ダクト固定用の穴はフレームの元々のダクト固定用の穴を使いました。この穴は2.6mm用になっているので私はこの穴に3mmのタップを切り、3×5mmのキャップボルトで缶ダクトを固定しました。タップが切れない方は穴を広げてナイロンナット等で固定すればよいと思います。
このダクトを作っている最中アルミ缶では柔らかすぎないかと思いましたが、飛ばしてみた結果使用には耐えられそうです。
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※ここで追加情報です。
その後テスト飛行をしてきましたが、アルミ缶だと取付方等によっては機体の振動等でファンに接触してしまうことがあるようです。対策等は追って追加書き込みしていきたいと思います。
その後の調査でダクトの破損はエキゾーストパイプを固定しているネジの脱落による物と判明しました。やはりエンジン周りのネジのチェックはこまめにする必要がありますね。
※さらに追加情報です。(2002/02/04)
製作当初より重量と加工のしやすさからダクトにアルミ缶を利用してきましたが、アルミ缶では金属疲労が起こりやすく耐久性に欠けるようです。そこで鉄缶を利用したダクトに変更しました。取り付け方法等もご紹介していますので詳しくは
こちら
をご参照下さい。
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鉄の缶で作った場合は、短かめのタッピングビスが使えそうなので、組み立て自体はアルミよりも楽かもしれません。この辺はお好みで。ビスがファンに当たらないようにだけ注意してください。
次に排気用のフレキシブルパイプに細工を加えます。パイプはOSからロータリーエンジン用のフレキEXパイプが用意されています。しかし、そのままでは取り付けた場合パイプの出口が下か上を向いてしまうので(写真10右)90度方向を変えます(写真10左)。向きを変えるには、ドライバー型のソケットレンチなど太めの棒をさして一度まっすぐに伸ばし、再び必要な方向に曲げました。棒は尖ったものは避けた方がよいでしょう。結構堅いのでケガ、破損等には注意してください。
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※ここで追加情報です。(2002/7/12)
フレキシブルパイプを上記のように曲げると金属疲労等でどうしても弱くなります。そこで90度向きを変えて取り付けられるように穴を開け直す方が良いようです。ただし、パイプ自体がステンレス製のようで大変堅いです。ステンレス対応のドリルで低回転でじっくり開けるようにします。切削油も忘れず使用しましょう。その後ビスを貫通させてエンジンに固定してもいいのですが、私はタップを切り直して2本のビスで上下から取り付けました。
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拡大写真(約145kb)
写真10 左が曲げなおしたもの
一度エンジンをマウントからはずし、エンジンにキャブレター、加工したフレキEXパイプ、そして写真では見えませんがプラグを取り付けます。エンジンをフレームに固定してしまうとキャブレター、フレキパイプはエンジンマウントがじゃまをして付けられなくなるので、マウントに固定する前に付けておきます。
写真11
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