仏説阿弥陀経
仏(佛)説阿弥陀経は、お釈迦様が祇園精舎にて浄土の荘厳を説き、阿弥陀仏の徳を讃(たた)え、念仏をひたすらに唱えることを勧められたお経である。
お釈迦様は、なぜ念仏を唱えることを勧めておられるのか。それは、念仏を唱えることで、命を終える時に、心が乱れず、すぐに阿弥陀如来の極楽の世界に生まれることができるからである。
善き行いをした者、厳しい修行をした者に限らず、どのような過去を過ごした者であっても、生きとし生けるものは念仏を唱えることで、極楽の世界へと行けるのである。
0. はじめに
1. 優れた修行僧の紹介
2. 極楽の説明
3. 阿弥陀仏の説明
4. 発願の勧め
5. 阿弥陀仏の弟子の説明
6. 阿弥陀仏の功徳の称賛
7. 諸仏の功徳の称賛
8. お釈迦様の功徳の説明
9. 説法に対するお礼
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0. はじめに
西暦384〜417年に栄えた姚秦(ようしん)という国の僧、鳩摩羅什(くまらじゅう)が帝王の命令保護を受けて、
お釈迦様の説かれた阿弥陀経を漢訳する。
お釈迦様は祇園精舎にて優れた修行僧2,500人に阿弥陀経を説かれた。
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