幸田露伴の名作「五重塔」を読み、そのドラマチックな展開に感動を覚えたことがありました。
 京都や奈良の寺院の塔の写真を、始めのうちはただ美しい建築物として撮っておりましたが、夫々の塔にもいろんなドラマが隠されていることに気づき、又、おなじ塔でも時々刻々とその表情が変わることを発見し、気持ちを引き締めて撮影を続けております。 土木技術者であった私は、建築とは少し違う畑ではありますが、ひとつのものを一歩一歩苦労や苦心を交えながら作り上げてゆき、完成したときの感激を忘れることが出来ません。
 昔の塔の一つ一つから当時関係した大勢の方々の思いや感動をお伝えできればいいのですが・・・あわせて、維持管理に腐心しておられる方々への感謝の気持ちも・・・
 
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更新日 名 称
060501 東寺
060502 興福寺
060502 法隆寺
060502 法起寺
060508 薬師寺