薬師寺
680年に天武天皇が皇后の病全快を祈って建立を発願し、その皇后・
持統天皇を経て文武2年(698)に漸く藤原京に建立されたが、710年の
平城遷都に伴い718年に現在地に移された。
730年に東塔が建立され、その後も伽藍の増設が続いたようであったが、973年の火災で東塔以外は炎上した。再興は早かったがそれからも再々の地震、火災、大風、兵火などで多くの伽藍が再建を繰り返した。
何故かこの東塔だけは創建当時のままで奇跡的に残っており、また、悲願の西塔は1981年に450年ぶりで再建され漸く寺観は創建時代に復したのであった。
東塔