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未熟な左手が作った第2種MEの電子回路に関するノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。
半導体半導体とは 電気をよく流す導体と電気をあまり通さない絶縁体との中間にある性質又はその性質を持つ物質を半導体といいます。 ≪自由電子と正孔≫ 物質に電気が流れるとは、自由電子が動くで起こります。半導体の場合、自由電子は原子に外部から力(熱、光など)が加えられることで原子を構成する電子が軌道から外れ発生します。軌道から外れた電子は、物質内を自由に動き回ることができることので自由電子と呼ばれます。 ![]() ≪キャリア≫ 半導体中では、キャリアと呼ばれる荷電粒子が動くことによって電流が流れます。そのキャリアには、負の電荷をもつ電子と正の電荷をもつ正孔の2種類が担います。 ![]() 数の多いキャリア(自由電子、正孔)を方を多数キャリア、少ない方を少数キャリアと呼びます。 ≪性質≫ 金属では、温度が高くなることで導電率は低下(電気を通しにくくなる)しますが、半導体では、導電率が上昇(電気を通しやすくなる)します。 ≪種類≫ 半導体には構成よって2種類に分けられます。 外因性半導体外因性半導体は、添加する不純物によって電流を流すキャリアが異なり、そのキャリアによってn形半導体とp形半導体に分けられます。 ≪n形半導体≫ 不純物に価電子を5個持つ、周期表15(5B)族元素に存在するリン(P)などをわずかに混ぜた半導体をn形半導体と呼びます。n形半導体の多数キャリアは、電子で電子によって電流が流れます。 ≪p形半導体≫ 不純物に価電子を3個持つ、周期表13(3B)族元素に存在するホウ素(B)などをわずかに混ぜた半導体をp形半導体と呼びます。p形半導体の多数キャリアは、正孔で正孔によって電流が流れます。 ダイオード(pn接合)ダイオードとは p形半導体とn形半導体をつないだものをpn接合と呼び、これにリード線(端子)を接続し回路素子としたものをダイオードと呼びます。 ≪整流作用≫ ダイオードには、電流を一方向にしか流さない整流特性をもちます。 ![]() ダイオードに交流電圧をつないだ場合、順方向の電圧はそのまま出力され、逆方向は電流が流れないので出力電圧は0となります(下記図参照)。 ![]() ≪降伏現象≫ 逆バイアス電圧を大きくしていくと、ある値を境に電流が流れる現象をいいます。 |
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