血液浄化装置学 その4

HOME : 試験案内 : 目次 : 参考書 : Link : 参考文献 : メール



  未熟な左手が作った臨床工学技士国家試験の血液浄化装置に関するよりぬきノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。


水処理

水処理システム

水処理システム

@ フィルタ(一般フィルタ、沈殿フィルタ、深層濾過フィルタ)

  原水中の微粒子、不溶性の酸化物などを除去する。
一般的なフィルタのポアサイズは、プレフィルタ10〜30μm、チェックフィルタ5〜10μm

A 軟水化装置(イオン交換装置)

  水道水中の硬度成分であるカルシウム、マグネシウムなどをNaイオンと交換して軟水化装置
役割は、RO膜の寿命延長。イオン交換樹脂は、再生できて繰り返し使用できる

B 活性炭濾過装置(活性炭吸着装置)

  主に遊離塩素、クロラミンを吸着除去する。細菌が繁殖しやすい

C 逆浸透(RO)装置

  RO膜を介して10〜30kg/cuの高圧を原水に加えることにより、水中に含まれる不純物成分が除去され、ほぼ透析用水に適した水質の水が得られる。通常、原水の60%を精製水として得て残り40%を廃棄する。

D 紫外線殺菌灯

  殺菌、除菌を目的とする。

※ 参考

エンドトキシン(リポポリサッカライド(LPS)、リポ多糖類)

  グラム陰性菌を構成する成分。菌体から断片化したリポ多糖類、リン脂質、膜蛋白の会合体。
分子量5000〜数百万。数十万〜数百万が大半

≪生体反応≫

  サイトカインを放出させることにより生体反応を引き起こす。

@敗血症などエンドトキシンショック、発熱、血圧下降
AHDアミロイドーシスの増悪

≪対策≫

  @限外濾過法 Aイオン交換 B吸着法 CRO法



透析液供給装置

種類

@多人数用透析液(自動)供給装置
A個人用透析液(自動)供給装置

希釈

  濃縮透析液を35倍希釈して使用する。

A液B液 (重曹)
比率11.2632.74

希釈混合方式

@定量比例方式
A定量ポンプ方式
Bフィールドバックコントロール方式
Cベンチュリー方式
多人数用では@A、個人用ではBCが用いられる。


抗凝固法

  血液浄化療法で認可されている抗凝固剤は、ヘパリン、低分子ヘパリン、メシル酸ナファモスタット、アルガトロバンがある。

ヘパリン

  トロンビンを阻害し凝固時間を延長させる。投与量によりいくらかは出血傾向を招く

副作用 : アレルギー反応、脂質浄化作用、骨障害、血小板、凝固系に影響

至適ヘパリン量 : APTTが50〜60秒


低分子ヘパリン

  抗凝固作用は抗Xa活性が主体。凝固時間が延び難く、出血傾向を起こし難い


メシル酸ナファモスタット

  フサンとも呼ばれる。蛋白分解酵素阻害薬。凝固因子も広範囲に阻害。血中で速やかに分解されて作用を失う。消化酵素を阻害するため膵炎の治療に使用される。


アルガトロバン

  合成抗トロンビン薬。ATV欠乏患者に適応







      目次