呼吸生理 その2

HOME : 試験案内 : 目次 : 掲示板 : 参考書 : Link : 参考文献 : メール



  未熟な左手が作った臨床工学技士国家試験の呼吸生理に関するよりぬきノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。


血液ガス分圧

動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)

  環境やガス交換には一切関与せず、換気状態(肺胞換気量)のみに影響を受ける。肺胞換気の指標。
   動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)

低下
(PaCO2≦35mmHg)
 肺胞過換気 (中枢神経疾患、精神的原因、低酸素血症等)
上昇
(PaCO2≧45mmHg)
 肺胞低換気 (呼吸器疾患、神経・筋肉疾患、循環器疾患等)


動脈血酸素分圧(PaO2)

  環境、肺胞換気量、ガス交換(換気血流比、拡散能、シャント)に影響を受ける。肺が血液を酸素化しているかどうかの指標。
   動脈血酸素分圧(PaO2)

PaO2の低下PaO2の上昇
環境の要因大気圧(PB)低いとき
(高地・高空)
高いとき
(高圧酸素装置)
酸素濃度(FIO2)低いとき
(酸欠環境)
高いとき
(酸素投与)
生体の要因肺胞換気量少ないとき
(PaCO2の上昇)
大きいとき
(PaCO2低下)
AaDO2大きいとき
(肺胞ガス交換障害)
小さいとき
(肺胞ガス交換正常)

動脈血酸素分圧(PaO2)と動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の規定因子

要因因子PaO2PaCO2 病態・疾患例

大気圧(PB) 高地
吸入気ガス濃度 酸素欠乏環境




肺胞換気量

1回換気量
呼吸数
死腔量
 呼吸中枢異常
 気道閉塞
 呼吸筋異常...etc
肺 の
胞 ガ
レ ス
ベ 交
ル 換
換気・血流比 慢性気管支炎、肺気腫...etc
ガス拡散能力 肺うっ血、間質性肺炎...etc
静脈性短絡 肺水腫、無気肺、ARDS...etc

動脈血酸素分圧(PaO2)と動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の規定因子


血ガス基準値

PaCO240±5mmHgAaDO2(Roomair)10mmHg以下
PaO280〜100mmHgpH7.4±0.05
混合静脈血CO2分圧46mmHgHCO322±2mEq/l
混合静脈血O2分圧40mmHgBE0±2
SaO295%以上CaO2(酸素含量)19.8±2.0





      目次