−按摩・鍼・灸とは−
 
ここでは、按摩、マッサージ、指圧、鍼、灸とはどういうものか、またその違いについて書きます。

基本的には、これらは気血の流れを改善し、体調を良い方向に持っていくというのが効果であり、目的です。
これらを疾患や、患者さんの体質によって使い分ける事により、より効果を発揮するわけです。

また、これらの手技は全て近代医学とてらした上で、マッサージ以外は、経絡経穴(ツボ)と東洋医学思想に基づき治療されます。以下に各々の作用と特徴を記します

 
按摩
マッサージ
指圧
(興味のある方は文字を選んで下さい)
また、鍼灸がどんな疾患に効いて、どんな疾患に向かないのかも、WHOが認めているもののみですが書いておきます。

 その上でまず知っておかなければならないのは、鍼灸というのは、患者さんの治癒能力を引き出して治療するため、その人の体質、体調に治療効果が大きく左右されると言うことです。
 治療がその人に合わなかった場合、治療効果が落ちますし、逆に合った時は大した治療をしなくても劇的に効くこともあります。
 そこを、合わせるのが治療師の腕なのですが、誰でも例外なく同じ効果が得られるものではないのです。
 WHO(世界保健機関)が機関誌「ワールドヘルス」に「鍼灸の適応症41疾患」を載せましたが、これもあくまで目安です。

 さらに、病気や症状によっては、かえって悪くしてしまうものもあります。(禁忌症)
 素人療法は怪我の元ですし「何でも治る」と言い切っ憚らないような治療師も危険です。
 やりようによっては治療できるものもありますが(不適応症)副作用が少ない鍼灸とて、ダメな物はダメ、無理な物は無理なのです。
 医学が万能でないように、東洋医学とて万能ではないのですから。
適応症

不適応症
及び
禁忌症