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長羽織の制作工程 【はおる-長羽織の魅力】着物と羽織の堀一商事株式会社>
堀一商事株式会社【はおる-長羽織の魅力】
職人が丁寧におつくりします。
自社制作のきもの(小紋から訪問着まで)の上に羽織るなら、 最近の着物の地色や柄に合わせやすそうな柄テーマを考える 「上品なおしゃれ 」が、基本コンセプトです。
テーマを図案家に伝え、スケッチしたものを、イメージを確認 しながら、配置・大きさ・全体のバランス・生地組織を想定して 、下絵の推敲を進めます。
下絵をもとに、柄を作り出すのに適した組織の組み合せを考 えながら、色分けして図案を仕上げます。
基本的には、左袖・左背・左前・右背・右前・右袖・左衿・右衿・上 前コート衿・下前コート衿などの各部分に分けて、描きます。
これまでは図案を、大きく拡大し方眼紙に一マスごとに色分けしながらを塗り潰していましたが、今は図案からスキャナーでコンピューターに読み込み、画像上のマスメを塗り潰していきます。
昔ながらの紋紙で、「新おしゃれ羨姿舞瑠(センシブル)」の柄を作 ったら、一柄に約5万枚必要で、ミニトラック1台分の量になります。 ちなみに、普通の紋意匠柄は約1500枚になります。
紋紙代りのフロッピーディスク約10枚を織機にセットして 生地を織ります。
織機・設備に莫大な費用がかかるため、白生地産地として有名 な丹後ちりめんでも、約一割ほどの普及率だそうです。 最新鋭の織機と新しい技術に対応できる機屋さんでないと作 れません。
絹糸は動物性たんぱく質(セルシン)が、多く含まれています ので、そのままでは硬くて使えません。 シルクのしなやかな風合いと光沢を出すのに、セルシンを適 量値に整えたり、製織中に付いた汚れをきれいにします。 粗練り・本練り・水洗が主な工程です。 1反に約4時間要します。
一般的には、各産地の協同組合が運営する精練工場で検品さ れ量目表示と産地表示がされます。
京都府下の丹後ちりめん や滋賀県長浜の浜ちりめんが、白生地として有名です。 近年、産地の高齢化や後継者不足がすすみ、将来良質の白生地 供給が、不安視されつつあります。
素材の白生地の絵柄をもとに、その意匠・テーマを活かす具体 的な染色加工方法と色目の話し込みをします。
京都の染色は、伝統的に分業化されていますので平均でも十 ヶ所近く、工場・それぞれ専門分野の職人さん(例えば、糸目を描く人・彩色する人・伏せをする人・仕上げ加工する 蒸屋さん・整理さん他)がいます。全体を視野において商品を打ち合わせどおり表現出来る職人達を、組み合せして加工を進めます。
染色加工したものを、生地の繊維組織の中に色を定着させる 為に、高温で一定時間蒸し箱の中で蒸します。
前準備作業・蒸し箱へのいれ方・蒸し時間・温度・水洗の仕方・ 乾燥の仕方など、これも業者によって色々あります。
その事で商品の 色目が違ってきます。 蒸し前の染め上がったものと、蒸し後では発色、色目が大きく 違ってくるものもあります。 従って、染屋さんと蒸し屋さんは永年の取引経験から、その辺を感覚で掴めるように、相性も大切になっています。
生地の幅や風合いを整えるために、最終工程で行ないます。
途中、機会的な作業の流れで進んでいたものを、人間の目で商品を流しながら、手作業で一点一点見ていきます。
検反で合格したものを、商品として問屋さん・小売屋さんに、 販売していきます。
ただし、当社のブランド「新おしゃれ羨姿舞瑠(センシブル)」は、更に仕上がりのクオリティを追求します。
販売前に初上がり 商品を仕立て上げて、実際にきものの上に羽織ってみて、出来上がりの全体バランスを、数人のスタッフの目でチェックし ます。
それを、パスしたものを市場に出していきます。
あなたが「長羽織」にしたいテーマがあれば、メール下さい。 私共で具体的な意匠を、一緒になって考えてみます。
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