(かと ひとし)
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思いつくまま

 2008年3月11日(火)
  東京大空襲のドラマを見て・・・
先日、TBSで放映されていた「シリーズ激動の昭和、3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の真実」というドラマを見ていた。
東京大空襲を題材にしたドラマで、空襲の貴重な記録を残された、故・石川光陽氏にスポットをあてたものであった。
石川氏の残された写真は、東京大空襲の書籍には必ずと言ってよいほど載っている。
私は、戦争を知らない世代です。
ですが、残された資料や映像、戦争を経験された方々からのお話を聞くとき、二度と戦争など繰り返してはならぬといつも思っています。
先日のドラマを見ていても、焼夷弾による炎に焼き殺されていく描写がありましたが、胸が詰まる思いでした。
現実の空襲ではもっと、もっと悲惨であったであろうことは想像に難くない。

当時、精密爆撃をし、無差別爆撃はしないというポリシーも持ったヘイウッド・ハンセル更迭し、後任に着いた、カーチス・ルメイが非戦闘員を含めた無差別爆撃を指揮したと言われています。

ドラマでも語られていましたが、私が理解に苦しむのは、この非人道的な作戦を指揮した人物に、我が国の政府は勲一等旭日大綬章を与えていることです。
もちろん、世界を敵にまわし、戦争へと突入した我が国に非がないとは言えない・・・しかし、戦争とはいえ、非戦闘員を東京大空襲だけでも10万人以上、広島・長崎の原爆投下によって何十万人、各都市の空襲でも何万人以上もの人々の命を無差別に攻撃し、その命を奪った米国にも正義があるとは到底思えない。
そして、それらの無差別攻撃を指揮した人物に勲章とは・・・。

いずれにしても戦争とは、国家が行う最大の暴力・・・いや殺戮です。
現在においても我が国は米国に尻尾を振り、地球の裏側まで戦争の手助けをしているのを見ると、なんと学習能力がないのだろうと思う。
戦争などという愚かな過ちを二度と繰り返さないで欲しい。
また、もし政府に戦争という芽が出てきたとき、速やかにその芽を摘まないといけない。
もちろん戦争だけでなく、国民を顧みない政治に対しても同じです。
政治は我々の手で変えられるのです。その手段の一つが国政選挙です。
冷静な目で見つめる必要がある。
 2008年3月9日(日)
  お酒は人の本性を現す
今日は、久々に家で1日を過ごした休日でした。
度々、新聞などで酒にまつわる事件や事故などがニュースになっています。

当然、飲酒運転など以ての外であるが、酒の席・・・いわゆる宴席でのお酒の飲み方ですが、過日、某宴席に出席したとき、ある光景を見ました。
普段、紳士的な態度で行動されている方が、お酒の量が増えるにしたがって、態度が豹変し、高圧的な態度になり、出席している方の言葉の揚げ足を取って突っかかってくる方がおられました。

まあ、酒の席ではよくある光景ですが、普段の性格が豹変するのを見ると、ああ、この人はこういう性格が本当の姿なんだなあ・・・と思いました。

昔、今は亡き祖母が私に教えてくれたことを思い出す。
「お酒は人の本性を現す・・・、普段皮をかぶっていても、酒を飲んで人をバカにするような態度に出るような人はそれがその人の本性なのだ。
お前は、くれぐれも、そう言った人間にならないよう精進しろ・・・」・・・と。

私もお酒は好きです。ですが、お酒で人間関係を崩すような愚かな行動はしないように心がけているつもりです。
当然、まだまだ未熟者なのですが、高圧的に立場の弱いものを威圧するような人間にだけはなりたくないと思っています。

話が少しそれましたが、宴席でそのような態度に出られる方とは、個人的にはお酒の席を共にしたくないと思っています。

お酒は人の本性を現す・・・よく肝に銘じたい。
 2008年3月5日(水)
  イージス艦衝突事故に思うこと
イージス艦と漁船との衝突事件で、防衛省の対応が問題視されています。
二転三転する発表内容。
小出しに発表される情報・・・。
さまざまな問題を指摘されています。

事故当時、漁船の存在が衝突直前まで気がつかなかったと発表し、その後12分前に気がついていたと訂正し、その後も小出しに二転三転する発表を繰り返しています。

私は海釣りが好きで、夏場には頻繁に船で沖に出て釣りをしていますが、濃霧などもなく視界が良好な場合は、水平線の遙か彼方の漁船の明かりが鮮明に見えていることを経験しています。
水平線に見えている漁船はおそらくは10km以上先に存在しているでしょう。
甲板での監視を遵守していれば見落とすはずがないと私は思う。
更に漁船より遙かに高性能なレーダーを装備しているのですから、これも監視を怠らない限り、存在に気がつくはずです。

ですが、事故は起こった。
これが何を意味するのか・・・。
単純に考えて2つのことが考えられます。

一つは、甲板での監視を適当に行っていた(あるいは、監視すらしていなかった)、そして、自動操舵にまかせて、艦橋でのレーダー監視も適当に行っていた(あるいは、監視すらしていなかった)。
二つ目は、存在に気がついていたが、そこのけそこのけの態度で漫然と航行し、相手が回避するだろう(我々は軍艦だ、民間の船が回避するだろう)などという思い上がった航行を続けていたか・・・。

いずれにしても回避義務はイージス艦側にあった。
にもかかわらず回避行動を取った形跡がないという(漁船の証言によれば)。
過去のなだしお事件を振り返ってみても、軍隊が起こした事故には隠蔽がある。
今回の真相は今後の捜査の進展を待たねばならないが、隠蔽などという愚かなことがないことを願いたい。

もう一つ言いたい、有事でもないのだから、民間船舶が優先されるのが当たり前。
軍隊が民間航路に侵入してくること自体避けて欲しいが、帰港(あるいは寄港)のためにやむなく民間航路に侵入するときは、民間船舶優先を厳守していただきたい。
これは、航空機でも同じです。

今日は、夕方から民主党兵庫第5区の幹事会が開催され、私も参加しました。
会議の内容はここには書けませんが、重要な議題に遅くまで議論が続きました。