(井上芳雄コンサート2004) 2004.05.28 シアタードラマシティ
【ACT 1】
星から降る金(MOZART!) 〜ロイド・ウェーバーメドレー〜
Any Dream Will Do
Why Got Why ?(MISS SAIGON) (JOSEPH AND THE AMAZING
TECHNICOLOR DREAMCOAT)
Memory(CATS)
As If We Never
Said Goodbye
(SUNSET BOULEVARD)
Nothing(A CHORUS LINE)
墓場にて
The Music And The Mirror (THE PHANTOM OF THE OPERA)
(A CHORUS LINE)
King Herod's Song
Where You Are (JESUS CHRIST SUPERSTAR)
(KISS OF THE SPIDER WOMAN)
Will I ?(RENT)
I Can't Be Bothered Now
(CRAZY FOR YOU) 僕こそ音楽(MOZART!)
2004.05.30 フェスティバルホール
ジュニア(アダム・クーパー)、フランキー(アンナ=ジェーン・ケイシー)
ヴェラ(サラ・ウィルドー)、コンスタンティン(イヴァン・カヴァラッリ)他
大学の音楽教師のジュニアは実はボードヴィル芸人の子供。
ある日、教え子シドニーの作った曲にあわせてタップを踏んでいる姿を生徒の
フランキーに目撃される。必死に隠そうとするジュニアだったが彼女は大喜び。
ロシアバレエ団に曲を売り込もうと提案する。
ジュニアがバレエ団を訪れると、プリマのヴェラが恋人のダンサー・コンスタンティン
へのあてつけにジュニアを誘う。
(一路真輝コンサート)
ゲスト・・・ウーヴェ・クレーガー、井上芳雄
【ACT 1】
〜KISS ME,KATE〜(一路)
Another Op'nin',Another Show
Always True To You "In My Fashion"
So In Love
〜THE WITCHES OF EASTWICK〜(一路)
Another Night At Darryl's
Waiting For The Music To Begin
〜KING & I〜
Something Wonderful(一路)
We Kiss In A Shadow〜I Have Dreamed
(一路&井上)
〜ASPECTS OF LOVE〜
Love Changes Everything(井上)
【ACT 2】
〜THE ROSE〜
The Rose(井上)
〜ANNA KARENINA〜
Waiting For You(一路&井上)
Seryozha(一路)
〜TOMORROW NEVER DIES〜
Tomorrow Never Dies(Uwe)
〜LES MISERABLES〜
STARS(Uwe)
Empty Chairs At Empty Tables(井上)
I Dreamed A Dream(一路)
2004.07.22 梅田コマ劇場
ジャン・バルジャン(今井清隆)、ジャベール(鹿賀丈史)、マリウス(津田英佑)、
ファンテーヌ(マルシア)、コゼット(剱持たまき)、エポニーヌ(坂本真綾)、
テナルディエ(三遊亭亜郎)、マダム・テナルディエ(瀬戸内美八)、
アンジョルラス(岡幸二郎)
『鹿賀様がジャべやるよ。』(ええっっ!?なんですと?)
『岡さんがアンジョだって。』『行く!!何があっても行く!』
初めは行くつもりはなかったんですが、その話を聞けば観にゆかねばなりますまい!
コンサートはイギリスのレミコンと同じく、後方にオーケストラ、さらにその後ろに
ずらりとコーラスの皆様。キャストは衣装をつけて椅子に腰掛け、出番になると
前方のマイクに歩み寄るという形でした。
懐かしさにうるうるしておりますと(なにせ大阪は1998年以来!違うキャストで観る
おもしろさを教えてくれた作品ですから感慨深いものがあります。)
まず目に飛び込んだのは、やっぱり鹿賀様(笑)。うわさでしか聞いたことのない
鹿賀ジャべの姿に思わず合掌(T‐T)。
歌わず座っていてもあなたはジャベールでございました。咽喉の調子も良さ気で
ジキル&ハイドの時とは雲泥の差。(本編で一度で良いから観てみたい!!)
クールで冷徹なムード。水面のように静かですが背中からなにか立ち上っているよう。
歌い上げる時よりも、なにかふっとした拍子の鹿賀様のあの間がたまりません。
そして岡アンジョ!!もう手がつけられません!!どの位置にいても目がそちらに
いってしまいます。スポットライトだけでなく、サイレンを鳴らし、背中に大量のバラを
しょって、しかも身体に実は電飾を仕込んでいるのではなかろうかと思うくらい恐ろしく
きらびやか(爆笑)。腕を振り上げ革命を叫ぶ姿の眩しいこと!!
はっきりいって岡さんにエコーもマイクも必要ないかもしれません。素であれ程
パワーがあるのです。エコーかけたら声はほとんど凶器と化しています(笑)。
結婚式のシーンの時は、端っこでお盆を持って給仕の真似事。
なーんかちょこちょこ悪さしている岡さん。
観劇したのがもう何年も前ですので記憶が美化されているのかもしれませんが
気になって仕方がなかったアンジョと学生達(マリウス含む)の温度差。
ホンマに革命おこすん?と聞きたくなるぐらい危機感と熱が感じられないんです。
歌は皆さんお上手なんですが、私には、風景も背負っているものも何にも
うしろに見えなかったんですね。
昔観たレミゼはもっとみんなギラギラしていて、夢と希望が潰えたと知った後の
学生達が歌う《共に飲もう》を聞いた時、ぼろぼろ泣いてたんですけど。
(岡さんが目立ちすぎるのか、うむむむ。今思えば石井さんとのマリ&アンジョは
バランスがよかったんですねえ。)
場外ホームランだったのは、ちびコゼちゃんこと藤井ゆりあちゃん。
上手い!!歌も芝居も上手い!!(いじらしくっていじらしくって、もーっっ!!
こっちゃこい!こっちおいで!!と言いたくなる程でした。)