さらに詳しく!《DIVA2004編》
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【ACT 1】
鮮やかな水色のドレス(前はすごいミニ、後ろは長くフリルが幾重にも重なった裾。)
どこぞのマーメード?といわんばかりのいでたちで一路さん登場!(ほ、細っ!)

《Another Op'nin',Another Show》 《Always True To You "In My Fashion"》
《So In Love》
一気に熱唱。

バスタオル一枚(!)で歌ったというイーストウィックの魔女より
《Another Night At Darryl's》《Waiting For The Music To Begin》
皇后様は客席の方に降りてこられて、観客を誘惑なさっておられます(笑)。
23日…『今日は男性が前におられて助かりました。
     でも、どうして眼をあわせて下さらないんです?』
ちょっとうらめしそうな一路さん。『いや、隣には妻が....っっっ。』と男性客が
思ったかどうかは定かではございません。(笑)


《Something Wonderful》《We Kiss In A Shadow〜I Have Dreamed》
気合の入った井上氏登場。黒地に紫か青の細い柄の入ったスーツ姿。右大腿部
ちょうどジャケットの裾あたり横に一筋ファスナーが見え隠れしていました。
登場の瞬間、『こ、濃いっっ!』そう、メイクがとっても濃ゆかったのです。
えらく精悍な別嬪さんメイク。しかし時間が経つにつれ、いつもの井上氏の顔に。
(きっと気にせず、ごしごしタオルで拭いているんじゃないのかなあ。)

《Love Changes Everything》(英語歌詞です。)井上氏さらっと悪魔発言。
『唯一の自慢はDIVA2001と2004に出ているのは僕だけ。もちろん一路さんは
出てますけど。2001に出てた他の人に「あれ?」って言いたい。』


《何故愛せないの?》さっきの悪魔王子の姿はどこへやら、悩める息子です(笑)。
《星から降る金》
ゴージャスな一路さんの男爵夫人。思わず拝みました。
そしていよいよUwe閣下の登場です。
《神よ、何故許される》
CDで聞くより、ブラボーな声!高音も低音も気持ち良いんですよねえ。

《SUN AND MOON》
Uwe閣下と一路さん、ものすごく近い距離で見つめあって
歌っています。Uwe閣下は片腕で一路さんの腰をかかえ、くるくると回ります。
またさりげなく一路さんの手をとり、指に、手のひらにKiss。
(おおっっさすが西洋人!そんな愛情表現はなかなか日本人にはできないし、
似合いませんよねえ。)

《Why Got Why ?》
ソロコンでも歌っていたクリスの曲。しかし別物。
力の入り方が違います。(ベッドで眠るキムの姿が見えます。井上氏、
今回は一曲目からスイッチが入っていました。)

一路さんとの初めての出会いについてのお話。
『ルドルフのオーディションに受かって、福岡に帰省していた時、
《王様と私》の博多座公演があったんです。それでご挨拶しようと...。』
『たまたま帰省してたから、ああ出てる、ついでだから行こうと。』
ちーがーいます!!』(井上氏ものすごく強調。)
『下駄箱で会ったのよね。』
『緊張しました。一路さん、なんかオーラが出てて。《近寄るな!》オーラっていうか。』
『なんでそんなもん出るのよ!疲れてるのに!』
『《ほっといて私》オーラ、スターの輝き...』
『やめてよ〜!』
(場内爆笑)

クリス役についてアドバイスをもらう井上君。
横で一路さんが
『一杯盗んじゃえ!』と応援していました。
Uwe氏が仲いいんだねのようなことを言うと、すかさず『ヤキモチかなあ。』と井上氏。
『女冥利につきるコンサートだわあ。』と喜ぶ一路さん。
『君はいつもふたりって言うけど、ここには三人いるんだよ。わかってる?』
『トート??』『だれもそんなこと思ってませんよ!』
そう、皇后様は失念されていたのです!通訳さん(男性)の存在を...。
客席はもう大爆笑!!

『そうか、君はトートを演じてたのか。でも僕は女性として君を愛してるよ。』
と大うけの
Uwe氏。皇后様は舞台に沈没。井上君の膝にすがって立ち直れません(笑)。

『大体一公演に一回は大失敗されるんですよね。』
とさらに追い打ちの井上氏。

『僕達は音楽だけでなく笑いでもつながっていたんだね。』
と助け舟を出すUwe氏。
もうヤケクソで次の曲に突入する三人でした。
《Thank You For The Music》

【ACT 2】
さて、後半戦です。
《The Rose》
劇場中にやわらかく声が響き渡ります。
(合ってる!井上君にこの歌ものすごく合ってる!!)


《Waiting For You》
歌い終わって神妙な顔で一路さんを抱きしめる井上君。
23日はさらにもう一回抱きしめてました。
『立ち直られましたでしょうか?』『大丈夫よ。ちょっとやばかったけど。』
まるで社交界のサロンで会話する紳士と淑女のように、とりすまして淡々と
たたみかけて話している二人の姿がミョーにおかしくて...。


三年前親子から愛人役へとなかなか切り替えが難しかったということ。
23日…
『稽古の時は音を拾うのに必死だったのよね。
     でもいざ舞台で顔を見るとうっそおお〜っ!って』
    『お母さん、もう感無量よ...。』
(認めちゃ駄目です。一路さんっっ)
22日…
『愛人関係に磨きをかけましょう。』
    『意味深...』
(ちょっと嬉しそう。)
    『何も意味ないわよ。』
ばっさり切り捨てる一路さん。(逆襲?)

《Seryozha》母は健在です!聞きたかったこの曲!

《Tomorrow Never Dies》
Uwe氏のCDにも入っているこの曲。『こちらにございます。』と現物を取り出す井上君。
23日はジャケットの内側に貼り付けて紹介。
ちょっとつっかえてしまった通訳さん。
『仲いいですね。』とつっこむ井上君。
(22日は通訳さんもなんだかおかしくてぼろぼろ。トリオ漫才に参加して四人目と
化しておられました。)


《STARS》
大迫力のこの曲。今までは村井国夫さんが私のBESTだったんですが、
Uwe氏のも良いですねえ。

《Empty Chairs At Empty Tables》
ああ、廃墟と化したカフェと学生達の姿が見える。
生き残ってしまったと罪悪感にさいなまれるマリウスの姿がだぶる。
しかもアンジョは岡さん(笑)。本当はサイゴンのクリスではなく、レミゼのマリウスの
井上氏が観たかった!!(いっそアンジョでも良いなあ!)
小池先生ありがとう!(T‐T)

《I Dreamed A Dream》
これまたゴージャスなファンティーヌ。
友人が『うらぶれたところ、貧乏くささがないファンティーヌ』と申しておりました。

《Someone Like You》

さあ、お待ちかねです!やはりこの三人ならばエリザ抜きでは語れません(笑)!
《最後のダンス》
Uwe閣下は客席ドアからの登場。なんとも色っぽいささやく様な
低音ボイスであちらこちらの女性客をたらしまくっておられます。
とっつかまった我が友人は困ってましたけど、私達は笑いをこらえるのに必死。
(ごめんねえっっ側で見られてラッキーでした。)
そして舞台に駆け上るその瞬間!
          ―お姿が消失しました...。―
豪快にお転びあそばされたUwe閣下。場内は大爆笑!!
しかし何事もなかったかのように日本語でサビを一気に歌われました。お見事!!
(各国の《最後のダンス》の中で、私はUwe閣下のロックテイストたっぷりの
バージョンが一番好きです。)

《闇が広がる》ファンは泣いて喜ぶこの一曲!井上君はかなり細身の白のスーツ。
Uwe閣下も白の上下(あれはゴルチェ?)。ソロパートは井上君が日本語、Uwe閣下は
ドイツ語、ハモリは二人ともドイツ語で井上君が上、Uwe閣下が下のパートでした。
(三回のハモリの内、二回目Uwe閣下が上パートのような気がしたんですけど、
私の気のせいでしょうか?)
Uwe閣下のトートは実にさりげなくルドルフをそそのかし、自分から落ちてくるのを
じっと待っている様子に見えました。
井上ルドルフ。以前観た時は脆くて危うくて、それこそ今にも砕け散ってしまいそうな
風情でしたけど、今回は皇太子としての責任、義務、今自分がやらねば!という
ギリギリさのほうが強く感じました。
ラストに二人が正面を向いた時、なぜでしょう?トートが二人に見えたんですよねえ。
(Uwe閣下の低音と、井上君の高音の一番気持ちの良いところがちょうど重なって
ものすごい耳の至福!至福!)

《私が踊る時》皇后様と閣下のバトルです。皇后様、つ、強い!閣下の手をはねつけ
「私が選ぶわ」ですもの。互いににらみ合い曲が終わった時、皇后様の凛々しさに
くらくらしました(笑)。(トートにすがるシシィも、シシィに恋してたかが人間に溺れる
トートも嫌でした。対等な二人が見たかった!!)そして
《私だけに》へと続きます。

この三曲だけでUwe氏のトートをこうだというのもなんなんですが、しかも一路トート
ですら、DIVA2001とDVDしか知らない私ですけど、もしかして一路トートと解釈が
似ています?
空気がひんやりと感じられるといいましょうか、人のにおいがしない、支配すると
いうよりもまわりのほうが勝手にひれ伏すというといいましょうか、そんな感じが
するんです。(ああ、願望かしら。トートはクールで人を人とはみなさずどこまでも
【冷たい死】でいてほしいんですよ。)

《Over The Rainbow》
23日は舞台の一段上がったところに三人座り、Uwe閣下は足を横に投げ出し
一路さんによりかかっていました。一路さんはUwe閣下の肩を抱き、らぶらぶ
モード、そこだけ二人の世界(笑)。
ちょこんと座ってた井上君、それを見て座ったまま、すすすと逆方向に横移動。
にこにこしていました。
(その日、クンツェ氏、リーヴァイ氏からメッセージが届いたそうです。)


なんだか久しぶりに思いっきり堪能したコンサートでございました!
Uwe閣下!またいらしてくださいませ!

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