eoさんの旅ノート
スイスの旅 その2 ツィナール 2泊 ゴルナーグラード ここ アローザ 3泊 ダヴォス 3泊 ヴェルビエ
 
03top画像

 アッペンツェル

7月2日

 今日の天気は微妙。曇りがち。雨にならなければいいが。

Seealpsee  

 アッペンツェルからアッペンツェル鉄道でヴァッサーラウエン (Wasserauen) までは10分ほど。
 ヴァッサーラウエンはいかにも田舎で 、小さなホテルが1軒だけある。山に囲まれ、静かな雰囲気に満ちていて、隠れ家的なリゾートという感じ。
 

 ジーアルプ湖 (Seealpsee) へのハイキングへ、ここから、私達は歩き始めた。

Seealpsee  

 

 1時間以上も、延々と続く坂道をのぼって、やっとそれらしいものが見えてきた。

  

 ハイカーもそこここにいて、カフェ風の建物もある。

Seealpsee  

 峰々に囲まれた窪地の底にあるような、深い緑の湖 ジーアルプ湖

 明らかな氷河地形。
 壮大、というより、神秘的な雰囲気。
Seealpsee  

 

 帰り道の始めは上り。

 振り返って、ジーアルプ湖 をもう一度見た。
 谷間の底にあるので湖は見えないが、氷河地形の1つの特徴である、すり鉢のようになった地形がよく分かる。

 この後は、延々と下り道が続く。

 ホテルからロープウェー等の無料券を貰っていたので、この後、ホーエァ・カステン (Hoher Kasten) 等へ行くロープウェーに乗る予定だったが、今にも雨になりそうな天気だったので変更。ザンクト・ガレンに行ってみることにした。
 ザンクト・ガレンではザンクト・ガレン修道院、特にその図書館をゆっくり見物した。ザンクト・ガレン修道院図書館はヨーロッパ中世期文献の蔵書数では世界最大級だそうである。
 ハイキングばかりしていると、たまには、こういう雰囲気に浸るのもいいかも知れない。

7月3日 アッペンツェル 2日目

  Seealpsee

 今日の天気は、晴れたり曇ったり、の感じ。なんとか回復に向かってくれれば良いが。
 先ず、ホーエァ・カステン (Hoher Kasten) に行くことにする。

 鉄道でバイスバード (Weissbad) まで行き、バスに乗り換えてブルリソウ (Brulisau) へ。ここからはロープウェー。

アッペンツェル  

 

 ホーエァ・カステンは霧に包まれているが、ときおり、霧が晴れる。その時は、目の前に景観が、なんとか、広がる。

アッペンツェル  

 ロープウェーで ブルリソウ に戻り、バスで バイスバード に、そして鉄道で ヤコブスバード へ。

 ブルリソウ のバスの乗り場周辺も、のどかで、美しいところだ。

アッペンツェル  

 ヤコブスバード からクロンベルク (Kronberg 1663m) までロープウェーで。
 クロンベルクから シュバークアルプ (Schwagalp 1352m) までは展望の良いハイキング。
 どこでも花が美しく咲いている。本当にいい時期に来たものだ。

 向こうに見える山はセンティス (Säntis 2502m)

アッペンツェル  

 

   気持ちの良いハイキング道です。

アッペンツェル  

 

 ハイキング道が2本あるが、1本はバイク(自転車)用です。

 スイスでは、ハイキング道をバイク(自転車)で走るのが流行しているようだ。

 ここは、ハイカー用とバイク用と道が分かれているので良いが、分かれていないハイキング道では、困ったこともある。

アッペンツェル  

 

  シュバークアルプ 近くまでくると、氷河地形は見応えがある。

  こちら側から見てこの裏側(むこう)、の氷河地形の連なりが、ジーアルプ湖 の方まで続いている。

アッペンツェル  

 シュバークアルプ は、まるで別世界。

 大勢の人々。駐車場は満杯。
 レストラン等がある白いビルが、いかにも、ここは下界だぞ、と言っているようだ。センティス (Säntis) 山頂へのロープウェー乗り場は、このビルの片隅にある。


 ロープウェーで センティス(Säntis) 山頂へ上がった。ここも、整備されている。

アッペンツェル
山頂から見下ろす景観も素晴らしい。
アッペンツェル

 ロープウェーで シュバークアルプ まで戻り、ここからバスでウルメッシュ (urnäsch) に出て、列車でアッペンツェルに戻ったのは午後5時頃。
 まだ、陽が明るいので街なかを歩いてみた。

アッペンツェル アッペンツェル
アッペンツェル  アッペンツェルの街なかの

  ホテルやレストラン等は

  壁面が美しく飾ってある建物が多い。  

7月4日

 今日の午後、アッペンツェルからアローザ (Arosa) に移動するが、午前中は、一昨日にジーアルプ湖へ行った際に後半の天候が思わしくなかったためロープウェーの利用を順延して行けなかった、もう一箇所 エーベンアルプ (ebenalp) に行ってみることにした。
 午前8時1分発アッペンツェルからアッペンツェル鉄道で、ヴァッサーラウエンまで行くのは一昨日と同じ。一昨日は駅からずっとジーアルプ湖 の方向へ歩いたのだが、今日は、ヴァッサーラウエン駅前にあるロープウェーでエーベンアルプへ上がった。
 ロープウェーを降りて少し上ると、小さなホテル&レストランがある。建物はこれだけ。
 くつろげるようなベンチ等もあり、ここからほぼ360度の景観が臨める。

アッペンツェル
 素晴らしい景観。
 写真左側の山並みは 昨日行った センティス(Säntis) に続く山並みで、中央の雪を少しかぶった山はセンティス(2502m) である。 センティス に続く山並みと、こちら側エーベンアルプの明るい緑色の山並みとの間には、深い谷がある。

アッペンツェル  

 

ここも、花が美しく咲いている。
アッペンツェル

ハングライダーが気持ち良さそう。

 午前10時頃にはアッペンツェルのホテルに戻り、チェックアウト。午前11時発の列車でアッペンツェルを出た。

 当初は、ボーデン湖の沿岸を北上してからチューリッヒ経由でクール (Chur) に向かう予定だったが、今朝午前中、予定外のエーベンアルプ行きがあったので、クールに直行することにした。
 アッペンツェル → ヘリソウ (Herisau) → ザンクト・ガレン → クール → アローザ (Arosa)
 クールからアローザまでは、レーティッシュ鉄道クール-アローザ線に乗る。この線はほぼ1200mほども標高を上げる山岳鉄道である。
 この線のクール駅はスイス国鉄&レーティッシュ鉄道のクール駅の駅前広場にあって、クール駅からほんしばらくの区間は、路面電車のように道路脇を走っている。

  アッペンツェル  

 クール-アローザ線のトロッコが連結されている列車に乗ったのだが、予想外に空いていた。

 ベルニナ線ほど有名でもなく、車窓からの景観も絶景というわけではないが、それなりに景観が楽しめる線なので、私達はわざわざ選んで、トロッコが連結されている列車にしたのだ。
アッペンツェル

 この線の多くは、このような森林の中をゆく。

アッペンツェル  

 

 アーチ橋もあり、

 森もあり、

 スイスらしい草原もあり、
アッペンツェル

 森の中を縫うように川が流れ、

アッペンツェル  

 

 アローザに近づくと、

 美しい湖 シュタウゼー (Stausee) が見える、

eoさんの旅ノート  
スイスの旅 その2 ツィナール 2泊 ゴルナーグラード ここ アローザ 3泊 ダヴォス 3泊 ヴェルビエ