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7月2日
今日の天気は微妙。曇りがち。雨にならなければいいが。
アッペンツェルからアッペンツェル鉄道でヴァッサーラウエン (Wasserauen) までは10分ほど。
ヴァッサーラウエンはいかにも田舎で
、小さなホテルが1軒だけある。山に囲まれ、静かな雰囲気に満ちていて、隠れ家的なリゾートという感じ。
ジーアルプ湖 (Seealpsee) へのハイキングへ、ここから、私達は歩き始めた。
1時間以上も、延々と続く坂道をのぼって、やっとそれらしいものが見えてきた。
ハイカーもそこここにいて、カフェ風の建物もある。
峰々に囲まれた窪地の底にあるような、深い緑の湖 ジーアルプ湖
明らかな氷河地形。
壮大、というより、神秘的な雰囲気。
帰り道の始めは上り。
振り返って、ジーアルプ湖 をもう一度見た。
谷間の底にあるので湖は見えないが、氷河地形の1つの特徴である、すり鉢のようになった地形がよく分かる。
この後は、延々と下り道が続く。
ホテルからロープウェー等の無料券を貰っていたので、この後、ホーエァ・カステン (Hoher Kasten) 等へ行くロープウェーに乗る予定だったが、今にも雨になりそうな天気だったので変更。ザンクト・ガレンに行ってみることにした。
ザンクト・ガレンではザンクト・ガレン修道院、特にその図書館をゆっくり見物した。ザンクト・ガレン修道院図書館はヨーロッパ中世期文献の蔵書数では世界最大級だそうである。
ハイキングばかりしていると、たまには、こういう雰囲気に浸るのもいいかも知れない。
7月3日 アッペンツェル 2日目
今日の天気は、晴れたり曇ったり、の感じ。なんとか回復に向かってくれれば良いが。
先ず、ホーエァ・カステン (Hoher Kasten) に行くことにする。
鉄道でバイスバード (Weissbad) まで行き、バスに乗り換えてブルリソウ (Brulisau) へ。ここからはロープウェー。
ホーエァ・カステンは霧に包まれているが、ときおり、霧が晴れる。その時は、目の前に景観が、なんとか、広がる。
ロープウェーで ブルリソウ に戻り、バスで バイスバード に、そして鉄道で ヤコブスバード へ。
ブルリソウ のバスの乗り場周辺も、のどかで、美しいところだ。
ヤコブスバード からクロンベルク (Kronberg 1663m) までロープウェーで。
クロンベルクから シュバークアルプ (Schwagalp 1352m) までは展望の良いハイキング。
どこでも花が美しく咲いている。本当にいい時期に来たものだ。
向こうに見える山はセンティス (Säntis 2502m)
気持ちの良いハイキング道です。
ハイキング道が2本あるが、1本はバイク(自転車)用です。
スイスでは、ハイキング道をバイク(自転車)で走るのが流行しているようだ。
ここは、ハイカー用とバイク用と道が分かれているので良いが、分かれていないハイキング道では、困ったこともある。
シュバークアルプ 近くまでくると、氷河地形は見応えがある。
こちら側から見てこの裏側(むこう)、の氷河地形の連なりが、ジーアルプ湖 の方まで続いている。
シュバークアルプ は、まるで別世界。
大勢の人々。駐車場は満杯。
レストラン等がある白いビルが、いかにも、ここは下界だぞ、と言っているようだ。センティス (Säntis) 山頂へのロープウェー乗り場は、このビルの片隅にある。
ロープウェーで センティス(Säntis) 山頂へ上がった。ここも、整備されている。
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アッペンツェルの街なかの ホテルやレストラン等は 壁面が美しく飾ってある建物が多い。 |
7月4日
今日の午後、アッペンツェルからアローザ (Arosa) に移動するが、午前中は、一昨日にジーアルプ湖へ行った際に後半の天候が思わしくなかったためロープウェーの利用を順延して行けなかった、もう一箇所 エーベンアルプ (ebenalp) に行ってみることにした。
午前8時1分発アッペンツェルからアッペンツェル鉄道で、ヴァッサーラウエンまで行くのは一昨日と同じ。一昨日は駅からずっとジーアルプ湖 の方向へ歩いたのだが、今日は、ヴァッサーラウエン駅前にあるロープウェーでエーベンアルプへ上がった。
ロープウェーを降りて少し上ると、小さなホテル&レストランがある。建物はこれだけ。
くつろげるようなベンチ等もあり、ここからほぼ360度の景観が臨める。
ここも、花が美しく咲いている。
当初は、ボーデン湖の沿岸を北上してからチューリッヒ経由でクール (Chur) に向かう予定だったが、今朝午前中、予定外のエーベンアルプ行きがあったので、クールに直行することにした。
アッペンツェル → ヘリソウ (Herisau) → ザンクト・ガレン → クール → アローザ (Arosa)
クールからアローザまでは、レーティッシュ鉄道クール-アローザ線に乗る。この線はほぼ1200mほども標高を上げる山岳鉄道である。
この線のクール駅はスイス国鉄&レーティッシュ鉄道のクール駅の駅前広場にあって、クール駅からほんしばらくの区間は、路面電車のように道路脇を走っている。
クール-アローザ線のトロッコが連結されている列車に乗ったのだが、予想外に空いていた。
ベルニナ線ほど有名でもなく、車窓からの景観も絶景というわけではないが、それなりに景観が楽しめる線なので、私達はわざわざ選んで、トロッコが連結されている列車にしたのだ。
アーチ橋もあり、
森もあり、
スイスらしい草原もあり、
アローザに近づくと、
美しい湖 シュタウゼー (Stausee) が見える、
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