eoさんの旅ノート
スイスの旅 その2 ここ ゴルナーグラード アッペンツェル 3泊 アローザ 3泊 ダヴォス 3泊 ヴェルビエ
 
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 ツィナール

 私達は2016年6月から7月にかけてスイスアルプスの旅をした。私達とは私とツレアイの2人である
 私達にとって、スイスの旅はこれで4度目になる。ツアー参加ではない個人旅行としては3度目。日本で超有名なスイスの観光地はほぼ知っているので、今回の旅では、私達にはまだ行ったことない場所、勿論、スイスらしい所で、ということで行先を選んだ。
 ということで行先は、ツィナール→ゴルナーグラート→ゲルサウ→アッペンツェル→アローザ→ダヴォス→ヴェルビエ。このコースの最初と最後に、飛行機の発着地チューリッヒとジュネーヴが付く。
 何度か行ったことがあるゴルナーグラートをまた訪れたのは、ゴルナーグラート・クルム・ホテルに泊まるためだ。ゴルナーグラート・クルム・ホテルから見るマッターホルンは最もスイスらしい景観で、なんと言っても素晴らしい。私達のスイスの旅ではゴルナーグラート・クルム・ホテルに泊まることは決まりきったコースの一部なのだ。
 ゴルナーグラート・クルム・ホテルの宿泊予約は以前と比べてかなり難しくなってはいるが、それを承知の上で、ゴルナーグラート・クルム・ホテルのWebで直接に宿泊予約の依頼を出していたところ、スイス旅行出発のほぼ3か月前に「宿泊予約OK」の返事がきた。その時には、私達のスイスの旅のコースはほぼ決まっていたが、折角のゴルナーグラート・クルム・ホテルの「OK」の宿泊日を優先せざるを得ず、旅のコース全体が少しおかしなことに……つまり、旅のコースの動線?が少しおかしなことになってしまった。

 とにかく、出発しましょう。  

6月26日

 関西空港午前10時30分発 KLMでアムステルダム経由で午後7時20分にチューリッヒ着。日本を出てから13時間ほどは経っているが、勿論時差があるので,こちら現地(スイス)の時間が、6月26日午後7時20分ということである。

シベリア

 飛行機がシベリア上空を飛んでいる時、珍しく雲がなく、広大な景観が見えたので写真を撮った。

 夏のシベリアの写真です。
 ロシア北部で 北極海の一部になるカラ海の近くだと思われます。


6月27日

 時差ボケもあり早朝に目が覚めたので辛いとも思わず、午前6時13分のチューリッヒ発の列車に乗り、ベルン Bern で乗換え、ツヴァイジンネン (Zweisinnen) 、シュピーツ (Spiez) 回りで列車ゴールデン・パス・ラインに乗った。

ゴールデン・パス    スライドショー      (写真10枚)
 
ゴールデンパス

シエール  

 シエール (Sierre )で列車を降りてバスに乗り換え。バスは延々と坂道をのぼり、一度乗り換えて更にのぼる。

 山肌に沿って造られた急な坂道なので、途中、シエールの街がよく見える。

 昼過ぎには ツィナール (Zinal)へ。
 宿 Hotel Europe にチェックイン。小奇麗な宿だ。ここで2泊の予定。ゴンドラ類の無料利用チケットをもらう。
 夏の間、スイスの宿では宿泊客へのサービスとして、近辺のゴンドラ類の無料利用チケットのサービスがあるところがある。ただし、これは、グリンデワルトやツェルマット等スイスの超有名観光地では無い。

 近くのインフォメーションで近辺の最近の状況を確かめる。
 ツレアイが行きたがっているコルネ・デ・ソルボア (Corne de Sorebois 2,895m) 付近は雪がかなり残っているそうで、そこは諦めて、とにかく、街中にあるロープウェー乗り場からソルボア ( Sorebois 2441m) へ行ってみた。通常であれば、今頃6月末頃はもう雪はほとんど消えているそうだが、今年は雪が例年より多いそうだ。

 ソルボア。雲があるが、山々ははっきり見える。景観が素晴らしい。

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 適当なハイキングコースもいくつかあるようだが、雪が多そうなのでハイキングはやめて、まわりの景観をゆっくりと眺めることにした。
 この写真の右側には山に沿って広い草原がある。冬季にはそこは広大なスキー場になるのだろうが、今、そこに、可憐に咲く花々と残雪とがその場所を競い合うようにして広がっている。腰をかがめたりしながそれを見ながら歩くのも、私達には楽しかった。

 ロープウェーで街に降りて、しばらく散策したが、人はほとんどいなかった。

6月28日

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 朝から快晴。いい感じ。

 ホテルの朝食会場で朝食。朝食の定番メニューだが、美味しくいただいた。

 今日はこれからハイキング。
Lac de Moiry  

 朝8時半頃、バスでツィナールから モアリー湖 (Lac de Moiry) まで行った。
 これから モアリー湖 を一周するハイキングをする。


Moiry Glacier  

 湖の最奥部に氷河 Moiry Glacier がある。

 堂々たる氷河だ。もしここが有名観光地であれば、この湖もそれなりに有名になるだろうな。

 

 ツィナールに戻るバスを途中で降りて、グリメンツ (Grimentz)を少し歩いた。  

6月29日

 今日はゴルナーグラート・クルム・ホテルへ向かう。
 朝7時41分のバスでツィナールからシエールへ、来た時と同じルートで。
 鉄道のシエール駅で、荷物のキャリーバックを、2日後の宿泊地である アッペンツェル (Appenzell) まで別送の手続きをした。

 9時8分シエール発、ヴィスプ (Visp) を経由して、ツェルマット (Zermat) には昼前に着いた。
 クルム・ホテルのチェックイン時間までには時間があるので、マッターホルンを見ながらハイキング等をする。

 地下ケーブルカーに乗ってスネガの展望台へ行き、更にロープウェーでブラウヘルト (Brauherd) 展望台へあがった。ここまでくると、さすがにマッターホルンは大きく見える。

スネガ

 

 天気はよく青空が広がっているが、マッターホルンには少し雲がかかっている。
 だが、マッターホルンがこれだけ見えれば十分だ。マッターホルンにはよく雲がかかる。雲のかかっていないマッターホルンを見ることができれば、幸運と言えよう。
 ここブラウヘルトからハイキングの出発。シュテリゼー、グリュンゼー等、主として湖をまわるコースを行く。

シュテリゼー

シュテリゼー

 広やかな、明るい湖だった。
 写真には写っていないが、多くのハイカーがくつろいでいた。時間さえあれば、何時間でもここで座っていたい感じのところだ。

 風があり湖水が少し揺れているので、逆さマッターホルンはダメ。
グリンゼー

 

   グリンゼー

 見事な逆さマッターホルンが見れる、という噂で、ひょっとして、の気持ちで行ってみたが、逆さマッターホルンは駄目でしたね。

 しかし、静かな湖だった。
グリュンゼー

 

  グリュンゼー

 マッターホルンは、写真の左側に少し顔をのぞかせているだけだが、ここもアルプスの展望のいい湖だ。

 青空は変わりないが、雲が増えてきたようだ。

 下り一方のハイキング道で楽(らく)な筈だったが、実は数日前まで、一週間ほど雨続きの天気だったそうで、下りのハイキング道が水を含んでいて、靴がずぶずぶと道にのめり込んで、歩きにくいことと言ったら……。
 リッフェルアルプ (Riffelalp) でゴルナーグラート鉄道に乗り、ゴルナーグラートに着いたのが午後4時前。

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