ようこそ中川正洋の工房 叡麓苑へ

京都市左京区比叡山の山麓、八瀬に染工房[叡麓苑]を構え、日々創作友禅に励んでいる中川正洋です。 その作品は、真糊(まのり)、蒔糊(まきのり)白付糊(しろづけのり)、一珍糊(いっちんのり)等 日本古来の伝統的な防染糊に独自の工夫を加え創作されます。 真糊とは、室町、桃山時代にはすでに存在していたと思われる日本古来のでんぷん糊で、 糯粉(もちこ)に糠(ぬか)と塩などを加え、蒸してよく練り再度炊きあげた大変強い防染力を持つ天然の糊です。 この糊をもとにして蒔糊(まきのり)、白付糊(しろづけのり)などが作られます。 糯糊(もちのり)による堰出友禅(せきだしゆうぜん)、蒔糊染め、糊たたき染め等の技法を駆使して制作するには、 大変手間と根気を必要としますが天然繊維絹の持つ本来の輝きを最大限に引き出し、作者の鋭い感性と結びつくことにより、格調の高い美しさが表現されます。
中川正洋の作品は下記日本工芸会ホームページを閲覧下さい。
https://www.nihonkogeikai.or.jp/works/631/