綾部陣屋

 所 在 地   京都府綾部市上野町・本宮町  別 名    ―
 遺 構   なし  形 式   陣屋
 築 城 者   九鬼隆季  築 城 年   寛永11年(1633)
 歴  史  志摩の九鬼氏は九鬼水軍として知られ、九鬼嘉隆は織田信長、豊臣秀吉に仕えていた。関ヶ原の戦いに際して、九鬼嘉隆は西軍に属して自刃するが、子の守隆は東軍に属し、鳥羽藩を立藩する。しかし、その跡目を三男・隆季と、五男・久隆が争い、幕府の裁定により、隆季に丹波・綾部が、久隆に摂津・三田が与えられた。
寛永11年(1633)、九鬼隆季が入封して綾部陣屋を築城する。
慶安3年(1650)、陣屋が出火により焼失し、翌年、場所を移して再建された。
歴 代 城 主 九鬼氏10代(2万石→1.95万石)


綾部幼稚園西側の大手門跡
石垣も残存している一部とか(?)
綾部城略図


陣屋の跡は市街地と化しており、遺構は残っていない。本丸の跡は大本教の長生殿などになっており、二の丸の跡は、綾部小学校や綾部幼稚園などになっている。綾部幼稚園の前に、「綾部城略図」の看板がある。


城址の一部である綾部小学校、綾部幼稚園は、JR綾部駅の南東約1km、綾部市役所の南400m。駅から歩いて15分。(2009.08.08)

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