エディンバラ・ECA Summer School 2009-05
トップへ
戻る
>>10-1 >09-1 >09-2 >09-3 >09-4 >09-5 >09-6 >09-7 >09-8
エディンバラ・ECA Summer School 2009-06
   ★ Metal & Wire Jewellery                  (Tomo Imamizu)
授業は月〜金曜の9:30から16:30までです。

昼休みは、公式には12:30から13:30となっていますが、それぞれの先生の
裁量によるようで、このクラスでは13:00過ぎから1時間がランチタイムとなって
いました。
(そのため、月曜日12:30からの「図書館ツアー」には、申し込んだものの参加
できませんでした。こういったケースもあるのでお知らせまでに。)

Jenny先生は外国からの生徒に慣れていらっしゃるようで、シンプルでクリアー
な英語で話してくださいました。助手のColorineさんも、とてもフレンドリーで、
技術的なことで困っていると、察してすぐ飛んできてくださったので、安心して
クラスを受けることができました。

嵯峨美大の学生を含め日本人が多いクラスだったため、2日目の朝には、工具
入れの扉に日本語の挨拶一覧表が貼られていました。 hello = konnichiwa など。
そんな風に、クラスはとても和やかな雰囲気でした。

eca作業室
小山さん提供写真
最初の2日間は、先生が見本を示す→
自分の机に戻って、それを各自やって
みる、という形で、技術を一つ一つ学ん
でいきました。

(以下、ちょっと細かな話になりますので、
ジュエリー以外の方は飛ばし読みしてくだ
さい。)

最初は、工具を使ってワイヤーを真っ
直ぐ伸ばすところから。

←ジュエリーデザインの作業室

カットの仕方、直角の作り方、丸く曲げる方法等を教わった後は、ワイヤーを
電動で棒に巻き付けて、長いコイルを作りました。
取り外してからマスキングテープを巻いて固定し、糸ノコで縦に切って行くと、
Cの字型のパーツ( jump rings )がたくさん出来上がります。
繋ぎ合わせて奇麗に輪を閉じれば、チェーンの出来上がりです。

実際に使うものは、このままでは強度がないので、ロウ付け(溶接)します。
ロウ付けは、継ぎ目に、溶いたボラックスをブラシで塗り、ピンセットでロウを
置き、バーナーの炎を当て、ロウが溶けてスッと流れ込む瞬間に火を遠ざける
という、職人の技(私には)。出来た物は、不純物を取り除くため溶液につけます。
同じく工具を使って、カラーワイヤーを2本(あるいは3本)きつく縒り合わせたり、
軽めにツイストしたりもしました。
エディンバラ・ECA Summer School 2009-06