坂本営農組合と酒蔵・福光屋

福光屋との信頼関係

 

江戸時代から続く酒蔵「福光屋」

「福光屋」は石川県金沢市に所在する江戸時代から続く酒造メーカーです。

1985年には全商品を糖類無添加とし、2001年には全商品を純米酒とする純米蔵宣言を出すなど、大変すばらしいこだわりを持って営業をされています。

 

兵庫県多可郡多可町中区とは、昭和35年からの交流で、2010年には50周年を迎える長いお付き合いをしています。

 

昭和35年当時、山田錦の名はほとんど知られていませんでした。それでも福光屋は山田錦の良さを分かってくれ、いち早く山田錦による日本酒の製造に取り組んでくださいました。

中区は今日まで村前制度として、、福光屋の年間の山田錦の必要量のすべてを生産する契約栽培を続けています。

 

福光屋社長の山田錦視察の様子

毎年10月上旬の、山田錦の刈り取り時期には、福光屋の社長さんがその年の米の出来具合を見に来られます。

翌年の2月には、今度は我々が福光屋を訪問し、お酒の出来具合を伺いに行きます。

その年の良かった点、悪かった点を徹底的に話し合い、新年度の山田錦作りの方針を決めます。

我々は、福光屋の長年の期待と信頼に応えるため、安全で高品質の山田錦作りに力を注いでいるのです。

 

 

「さかもと」銘の大吟醸

「山田錦の発祥の里」兵庫県多可郡多可町中区坂本の山田錦だけで作った銘酒「さかもと」

 

平成15年、地元坂本産の山田錦だけで作ったお酒を飲みたいとの要望に応え、「さかもと」銘の大吟醸が造られました。

稲が気持ちよく育つ環境を整えるために、知恵と工夫を尽くしている坂本の、山田錦のみを使用し伝統の技で丹念に仕込んだ純米大吟醸です。

坂本公民館の竣工式の際、720ml(4合ビン)×300本が初めて造られて以降、根強い人気のお酒で、現在も販売が続いています。

 

【特色】

専門用語として「軽ろ味」があるお酒。冷やして飲めば最高に旨い。

一口飲めば、舌にじんわりと旨みが広がり、しばらくするとスーと味が消えていくキレがある。

そのさわやかでフルーティーな味わいは、「もう一杯!」飲みたくなるお酒です。