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フォニックス

ローマ字とフォニックス(日本語初のフォニックス)
J.C.Hepburn


  ローマ字とは、英語で使うアルファベット26字のことをいいます。約2000年ほど前にイタリアのローマで完成され、これが今日、西ヨーロッパやアメリカなどで使われているローマ字(ラテン文字)です。日本にローマ字が入ってきたのは、1591年キリシタンの本が出されたときです。この本は、日本語をポルトガル式の発音に直したものです。その後、日本語をオランダ式やドイツ式、フランス式に書き表しましたが、1867年J.C.ヘップバーン(平文)の[和英語林集成]という本で、初めて日本語⇔英語式で書かれました。ヘボンは日本語の音節をローマ字に書き換える方法を考え出し、子音の再生には英語を、母音にはラテン語を当てました。これが日本の英語教育に多大な影響を与え、日本の英学が進んでいた中国を追い抜く要因ともなったことは御承知のことと思います。
 日本の漢字と同じように、英語のアルファベットはいろいろな読み方があります。5つのvowel(母音)、21のconsonants(子音)、そしていろいろ”Bleud”と”combination”の音があります。子供はアルファベットだけではなくて、ローマ字と英音を同時に習うと、たくさん英単語を読むことができ、フォニックスをすれば英語感覚を養うことができ、後の語学学習を10倍もたやすくできます。


ヨーロッパの歴史的背景から考え出された

Aken式音読み訓読み理論


  古来文字をもたない日本に中国から漢字が伝来されました。その中国での読み方に近くまねたものを、音読み(漢音・呉音・唐音)といい、漢字の意味をそれまでにあった日本の言葉に当てはめた読み方を訓読みと言います。 同様に、前史ヨーロッパにおいても、文字を持たないイギリスはイベリア人、ケルト人そして征服者ローマ人の言語であるラテン語の文字が導入されました。この言語も漢字と同じように音読みと訓読み(イギリス読み)とに分かれました。


音読み
na ni nu ne no
訓読み nei nai nju: ni: nou
(nV)
フォニックス表


  そして現代の英語が、英語と米語に分かれるように、アメリカのような多民族国家においては、イタリア系、ドイツ系、フランス系、スペイン系、北欧系などの異なった言語集団が入り混じり、おのおのの言葉が米語の中に複合的に影響しあって現代の米語が成り立っています。こうした歴史の背景に合わせてAken式フォニックスを考案しました。


音読み [ア] [イ] [ウ] [エ] [オ] [イ]
a i u e o y
訓読み [ei] [ai] [ju:] [i:] [ou] [wai]
[V] (\yen)

各言語によるローマ字表記の違い


Hepburn ポルトガル語 イタリア語 ドイツ語 オランダ語
江戸 Edo Yendo Yendo Jedo Jedo
大阪 Osaka Ozaka Osaca Osacca Osacca
薩摩 Satsuma Satcuma Sazuma Satzvma Zatsuma
四国 Shikoku Xicocv Scicocu Sikokf Sikoko
card carta cartellino karte kaart

読めないから⇔書けない


  ローマ字 http://www.halcat.com/

(1)「文字」あるいは「文字の種類」の名前としての「ローマ字」(アルファベット・ラテン文字・英字)

(2)「日本語の表記方式」としての「ローマ字という文字で日本語を書くこと」
*ローマ字は、ワープロやパソコンの一般化により、われわれの日常生活の中で頻繁に使われます。
*「ローマ字」といえば、「英語」と思われがちですが、ローマ字は英語以外にもいろいろな言語で用いられています。
    (例)石原 潔 Ishihara Kiyoshi   Isijara Quiosi
               「英語」       「スペイン語」


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