【土佐 宮地氏系図】
【世系】土佐宮地氏は日本武尊の後裔に出づ。
【歴史】土佐國土佐郡潮江村士族宮地氏の先祖、宮地信貞は、山本伴蔵信敬の二男なり。
その歴を閲するに、天明3年(1783)12月宮地伴七(實山本信敬弟なり)の養子となりて宮地氏を継ぐ。
天明年中(1781-1788)土佐國土佐郡潮江に大水ありて堤防、大橋を損なふ。而して命を蒙り修繕す。
後も屡々功績ありて歩行格白札格に列す。
信良の嫡男茂好は、文政8年(1825)父職を継ぎ、安政5年(1858)卒す。
茂好の嫡男茂光は、元治元年(1864)弓術を以て留守居組に召出さる。
その弟茂樹、慶應2年(1866)實兄養子被 仰付。北越従軍に功あり、褒賞として脇差並びに金子15両を賜ふ。
茂樹の嫡男茂春は、慶應3年(1867)嫡孫御目見被 仰付。
長じて立志社に入り自由論を學ぶ。室は板垣退助伯爵二女(軍)なり。
【家紋】八つ山形に三つ引(潮江村・宮地本家の紋是也)、桔梗(高知本町筋・宮地茂樹家)
【墓所】青山霊園(1種ロ21号1側)
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(13)日本武尊([306]- )
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｜人皇第14代 ｜
(14)仲哀天皇([331]-362) 建貝児王( - )
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｜人皇第16代 品陀和気命 ｜
(15)應神天皇(364-394) 宮道別王( - )
｜神号八幡大菩薩 ｜領於三河國寳飫郡宮道郷
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｜⑰仁徳天皇? ｜ ｜宮道宿禰
(16) 讃 ([387]-[430]) 若野毛二俣王([390]-[440]) 速麻呂( - )
｜義熙9年(413)遣使 ｜ ｜三河國寳飫郡縣主
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｜⑲反正天皇? ｜⑳允恭天皇? ｜意富々杼王 ｜允恭天皇為皇后 ｜宮道宿禰
(17) 珍 ([414]-[440]) 済 ([416]-[460]) 大郎子([413]- ) 忍坂大中姫( - ) 沖津麻呂( - )
｜ ｜ ｜母百師木伊呂弁命 (安康・雄略母) ｜
＋――――――――――＋ 獲加多支鹵大王 ｜ ｜
｜21安康天皇? ｜22雄略天皇(ﾜｶﾀｹﾙ) ｜ ｜宮道宿禰
(18) 興 ([439]-[465]) 武 ([442]-[479]) 乎非王([437]- ) 行保( - )
｜泰始4年(468)百済 ｜母中斯知命 ｜
｜蓋鹵王七支刀奉献於倭｜ ｜
： ｜23 ｜27 ﾋｺｳｼ ｜宮道宿禰
(19) ： 清寧天皇([463]-484) 彦主人王([461]- ) 重丸( - )
： ｜母久留比売命 ｜
＋――――――――――＋ ｜ ｜
｜26武烈天皇? ｜継体天皇為皇后 ｜27袁本杼王 ｜宮道宿禰
(20) 武 (489-507) 手白香皇女( - )＝ 継体天皇(485-527) 友義( - )
日十大王(ﾊﾂｾ･ｵﾎｷﾐ) (欽明天皇生母) ｜母振媛 ｜
癸未年(503)神人像鏡 ＋――――――――――＋――――――――――＋ ｜
｜28 ｜29 ｜30 ｜宮道宿禰
(21) 安閑天皇([506]-535) 宣化天皇([507]-539) 欽明天皇(509-571) 友信( - )
｜ ｜
＋――――――――――＋――――――――――＋――――――――――＋ ｜
｜31 ｜32 ｜34 ｜33 ｜宮道
(22)敏達天皇(538-585) 用明天皇(540-587) 推古天皇(554-628) 崇峻天皇( -592) ■ ( - )
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ｜宮道
(23)大兄皇子( - ) 聖德太子(574-622) 信勝( -653)
↓ ↓ ｜室巨勢高友女
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｜宮道
(24) 信成( -662)
｜室巨勢源生女
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｜宮道
(25) ■ ( - )
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｜宮道
(26) ■ ( - )
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｜
｜宮道
(27) 友茂( -766)
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｜宮道
(28)政勝( -770)
｜卒於大隅國
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｜宮道
(29)勝信( -810)
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｜宮地
(30) ■ ( - )
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｜宮地
(31) ■ ( - )
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｜宮道
(32)正友( - )
｜遷於大和國
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｜宮道
(33)茂盛( - )此代菅公薨去
｜ 而天満宮建立
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｜宮道
(34)時茂( -924)
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｜宮地
(35) ■ ( - )
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｜宮地
(36) ■ ( - )
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｜
｜宮地
(37) ■ ( - )
｜
＋――――――――＋
｜宮道 ｜森
(38)高正( - ) 義勝( - )
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＋――――――――＋――――――――＋
｜森 ｜森 ｜宮道
(37) 某 ( - ) 某 ( - ) 友正( -1001)
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＋―――――――――――――――――＋
｜宮道
(38) ■ ( - )
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｜
｜宮地
(39) ■ ( - )
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｜宮地
(40)正輔( - )
｜遷於京師
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｜宮道
(41)勝世( -1096)
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｜
｜宮道
(42)高基( -1149)
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｜
｜宮道
(43)正道( -1187)
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｜
｜宮地
(44) ■ ( - )
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｜宮地
(45) ■ ( - )
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｜宮地
(46) ■ ( - )
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｜宮道
(47)道正( -1225)
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｜宮道
(48)勝村( -1300)
｜室高木兵衛興都二女
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｜宮道
(49)茂正( -1300)
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｜宮道助太夫
(50)正則( -1331)
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｜
｜宮地
(51)助義( -1390)
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｜
｜宮地
(52) ■ ( - )
｜
｜
｜宮道
(53)勝明( -1429)
｜墓於京師
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｜宮地久平
(54)盛正( - )
｜下向於土佐
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｜宮地
(55) ■ ( - )
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｜宮地亦蔵
(56)正光( - )
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｜
｜宮地兵右衛門尉
(57)正春( -1533)
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｜
｜宮地又太郎
(58)晴正( - )
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｜宮地善左衛門 潮江天満宮神官
(59)正廣( - )
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｜
∴宮地若左衛門 潮江天満宮神官
(60)正勝( - )
｜仕 秦元親
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｜宮地平兵衛尉 ｜宮地藤右衛門
(61)正重( -1639) 某 ( - )
｜ ｜小高坂櫻馬場宮地氏之祖
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｜宮地八郎右衛門 ｜宮地六郎右衛門 ｜宮地 ｜宮地儀平 ｜宮地助右衛門 ｜宮地市左衛門 ｜宮地 ｜宮地荘太夫
(62)貞次( -1694) 某 ( -1667) 某 ( - ) 正直( - ) 正高( - ) 某 ( - ) 豊都( - ) 某 ( - )
｜潮江天満宮神主 ｜ 早世 ｜ ｜
｜ ＋――――――――＋ ｜ ｜
｜宮地丹後守 ｜①宮地五助 ｜宮地寿左衛門 ｜ ｜
(63)直行( - ) 茂久( -1707) 某 ( - ) ｜ ｜
｜ ｜ ｜
＋――――――――＋――――――――＋――――――――＋ ｜ ｜
｜宮地茂信室 ｜宮地榮昌室 ｜②宮地五助 ｜③宮地丈左衛門 ∴宮地藤弥 ｜宮地近江守 ｜宮地荘太夫
(64)女子( - ) 女子( - ) 茂信( -1762) 榮昌(1692-1748) 介直(1674‐1753) 勝廣( - ) 俊重( - )
｜婿養子 婿養子 ｜号静軒 土佐藩納戸方 ｜ ｜
｜ 實寿左衛門次男 ｜第8代藩主 山内豊敷教育役 ｜ ＋――――――――＋
｜ ｜ ｜ ｜宮地和泉守 ｜宮地専太夫
(65) ｜ ｜ ｜ 重幸( - ) 重元( - )
｜ ｜ ｜ ｜ ｜
＋――――――――＋ ｜ ｜ ｜ ｜
｜山本伴蔵 ｜④宮地伴七 ｜宮地嘉藤次(春樹) ｜宮地備中 ｜宮地丹後守 ｜宮地荘太夫
(66) 信敬(1718-1801) 倫 (1721-1813) 介明(1728-1785) 某 ( - ) 直正( - ) 某 ( - )
｜山本重信為養子 ｜号為斎 ｜ ｜ ｜
＋―――――――――――――――――＋ ｜ ｜ ｜ ｜
｜山本覚右衛門 ｜⑤宮地順右衛門 ｜宮地荘蔵 ｜宮地山城 ｜宮地上総介 ｜宮地甲斐守
(67) 信固(1745-1824) 信貞(1748-1825) 仲枝(1768‐1841) 某 ( - ) 重住( - ) 定重( - )
｜ ｜ 号水渓 ｜ ｜ ｜
＋――――――――＋ ｜ ｜ ｜ ｜
｜山本新四郎 ｜坂本常八郎 ｜⑥宮地臺三郎 ｜宮地筑前 ｜宮地美作守 ｜宮地豊前守
(68) 信年(1780-1863) 直足( - ) 茂好( -1859) 某 ( - ) 重章( - ) 某 ( - )
｜ ｜ ｜養子 ｜
＋――――――――＋――――――――＋ ＋――――――――＋ ｜ ｜ ｜
｜⑦宮地亀十郎 ｜北代喜五郎 ｜ ｜宮地 ｜谷村自脩室 ｜宮地大和守 ｜宮地上野介 ｜宮地伊勢守
(69) 茂光( - ) 茂修( - ) ｜ 正吉( - ) 女子( - ) 守遠(1822-1858) 重房(1819-1890) 重岑( - )
室鹿持孫平妹 ↓北代狭峯為養子 ｜ ｜号常磐 ｜
｜ ｜ ｜
｜⑧宮地甚蔵 号自然 ｜宮地上野介 ｜宮地
(70) 茂樹(1825-1891) 政昭(1852-1904) 厳夫(1843-1915)
｜室池田秋足女 号堅磐(水位) ｜養子實手島増魚三男
｜ ｜
｜⑨宮地桃太郎 ｜宮地
(71) 茂春(1860-1895) 威夫( - )
｜室板垣退助伯爵二女 ↓
＋――――――――＋
｜⑩宮地 ｜本山
(72) 茂秋(1886-1977) 信子( - )
↓室福岡秀猪長女
『御侍中先祖書系圖牒』旧土佐藩主山内家所蔵(高知縣立圖書館寄託文書)
『土佐名家系譜』寺石正路著、高知教育会、昭和17年(1942)(※若干誤りあり。
誤1.同書は宮地順右衛門の諱を「信良」と記す。正しくは「信貞」也。
誤2.同書は「茂好・茂修・茂樹」を兄弟とす。正しくは「茂光・茂修・茂樹」也。
誤3.同書は「茂好」の歿年を「安永」と記す。正しくは「安政」也)
『宮地静軒日記』
『宮地春樹日記』
『宮地仲枝日記』
『宮地家三代日記』宮地佐一郎 著、光風社書店、昭和45年(1970)6月
『隈山幽居中の宮地仲枝』
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