このドキュメントはGNU Emacs Calculator の詳細を提供します。 初心者のためには入門書として、また 経験豊かなユーザーのためにはリファレンスとして機能します。 GNU Emacs の経験は Calc から最大限を引き出す助けにはなりますが、 たとえあなたが Emacs を知らなくても、あるいは普段に使わないとしても、 このマニュアルは読めるはずです。
このマニュアルは次の3つの部分に分かれています。すなわち 今読んでいる、「Calc 入門」の章, Calc チュートリアル(第2章), Calc レファレンスマニュアル(残りの章と付録)となっています。
もしあなたが Calc を使おうと急いでいるなら、Calc の主要な機能をわずか 数ページで例示した簡単な「デモ」があります。 あなたがチュートリアルをフルにこなす時間がない場合、 これははじめにあなたが知っておくべき事をすべて示すでしょう。 Calcのデモンストレーション 参照 .
チュートリアル章は豊富な実例と説明で Calc のいろいろな側面を 完全に紹介します。 もしあなたが Calc に不慣れで、かつ若干の時間の余裕があるなら、 チュートリアルのせめて初めの部分をこなしてみてください。 チュートリアルはおよそ70の練習問題(解答もあります)を含みます。 これら練習問題は Calc を使う単なる練習指導のみならず、 その特徴を使う上で面白い独特な方法をお見せします。
リファレンス部分は、Calc を完全に詳細に論じます。 もしあなたが Calc のすべてを学ぶことを望むなら、 始めから終わりまでリファレンスを読むことができます。 あるいは、目次や概念インデックスで読むべき部分を見つけられます。
Calc Summary およびKey Indexに全てのCalc キーボードコマンドがリスト されています。代数の関数やM-xコマンド、変数にもそれぞれインデックスが 用意されています。 印刷されたマニュアルでは、 Key IndexやFunction Indexから参照される各パラグラフには、 横の空白に参照見出しが付いていて便利です。
Calc環境中では、h iキー・シーケンスをタイプすれば、 いつでもオンラインでこのマニュアルにアクセスできます。 Calcウィンドウの外からはM-# iで同じ事ができます。 同様にh tやM-# tで直接チュートリアルに入ることができますし、 h sや M-# sでCalc Summaryにも行けます。 さらにcalc環境中では、h kでキー, h fで関数, h vで 変数について、それぞれ説明した部分に行けます。 ヘルプコマンド 参照 .
このマニュアルの印刷したものは Free Software Foundationからも入手できま す。
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