shift-U (calc-undo
) は最後の操作を UNDO します。
その操作がスタックにオブジェクトを追加あるいは削除していたら、
そのオブジェクトは削除または復活されます。
変数への「ストア」操作の場合は、変数を元の値に復旧するかどうか聞かれます。
U キーは何回でも押して、はるか過去まで連続して UNDO できます。
数値接頭引数を付けると、指定した操作回数分 UNDO します。
UNDO の履歴は q (calc-quit
) コマンドによってのみクリアされます。
(Calc 内部では M-# c と calc-quit
は同義なので、
この場合も UNDO 履歴がクリアされます。)
現行の Calc 仕様では、
(calc-precision
のような)モード設定コマンド群は UNDO できません。
ユーザーはモード変更時点を越えて(計算を) UNDO することができますが、
モード設定は自分で戻さねばなりません。
shift-D (calc-redo
) は、
間違って UNDO してしまった操作を REDO します。
負の接頭引数付きの U も calc-redo
と同等です。
最後に連続して UNDO した回数分までは、何回でも REDO できますが、
UNDO 履歴を書替えるような操作を行うと REDO 情報はクリアされます。
つまり、UNDO の後でスタックに数を置くとか、何か変更を加えると、
もはや REDO するには手遅れになります。
M-RET (calc-last-args
) は UNDO に似ていて、
最後のスタック操作コマンドの引数(群)
(訳注: 接頭引数ではない。
演算により POP されて消えたスタック引数のこと)を復活しますが、
しかしコマンドの結果は消されません。
数値接頭引数を与えると、
最後から n番目に実行されたコマンドに適用され、
そのコマンドで POP された引数(群)をスタックに PUSH します。
K (calc-keep-args
) コマンドは M-RET に関連した機能を提供します。スタックとトレイルのコマンド群 参照 。
トレイルを利用して以前の結果や入力を呼び戻すことも可能です。 トレイル関連コマンド群 参照 。
Emacs の通常の UNDO である C-_ は U と同等です。
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