ジェロントロジー・高齢社会の人間学をテーマにしています            Gerontologyとは 

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記号Gerontologyとは     
 「ジェロントロジー」とは日本ではあまり知られていない学問です。

 英和辞書には老人学とありますが、私たちSLA(シニアライフアドバイザー)
 では
 「高齢社会の人間学」 というのが一般的です。
 これはアメリカ発祥の学問です。加齢と共に現れる体の変化、社会的な課題
 などについて分析し偏見があればそれを是正し、これからの高齢社会に役立
 ててゆこうというものです。まさに、高齢社会を迎えた日本にとって大いに勉強
 すべき分野と考えます。

 「ジェロントロジー」とは、医学、生物学、心理学、社会学、政治学、経済学、
 工学など人間の生活環境を構成している全てを、加齢に伴う問題として研究し
 提言してゆくものです。日本では、縦割りには先進国で有数の技量は認められ
 るものの、横のつながりに物足りなさを感じます。
 これらの分野を学際的にとらまえて総合的なものとして、研究、提言してゆき、
 高齢社会における高齢者の生活、社会参加の向上を目的とします。


 一般的に、これまで高齢者は、弱者であり孤独、病弱、貧困、知能的に衰え
 ている等々のラベルを勝手に貼り付けているような面が多々ありましたが、
 心理学的には 「人間は高齢になってもただ衰えるのではなく、精神的には、
 さらに発達していく面がある」 と最近はいわれ、人間は生涯発達するという
 理論が出てきています。


 これからの高齢社会は、高齢者を心理面から、人それぞれを大切に捉えて
 枠にはめずに社会参加を促すべきと考えます。
 高齢者に「与える」という今までのようなものでなく、共に考え共に行動する
 協働の気持ちで、高齢者と若い世代は手を結んでゆくべきです。


「ジェロントロジー」を勉強する場合、生活そのものが 「ジェロントロジー」
 であると考えますが、トップページにありますように、
「人が弱みを見せても
 安心して生活できる社会環境づくり」
 と考えています。
 このような勉強は非常に広範囲でありT字型、すなわち一つの専門分野を深め
 る人も、二つの分野を深める人も、それ以上の人も沢山の人々が集まることで
 これからの高齢社会に貢献できることも多くなるのではないでしょうか。


 私は、心理面、高齢者を支える法律を勉強してゆこうと考えています。
 年をとることを「老いる」と受け止めるか、「完成する」と受け止めるか、
 その人の気持ちひとつでありましょう。


 しかし、人間にはいつかは終焉の時があります。それを、普段あまり認識して
 おりませんが、今の時間のすばらしさ、大切さ、を十分に意識して生きてゆけば
 終焉もまた、素晴らしいものと受け止めることができるかもしれませんね。


 
デービッド・ピーターソン博士
 (元南カリフォルニア大学ジェロントロジー学部長)
に教えられたことは、「人間に対する愛情とその実行」 と言うことを教えて
 いただきました。 

                
シニア ライフ アドバイザー  岡島 貞雄


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