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★ 第1日目6/9(土) 関西国際空港 → 英国・ヒースロー空港 ★ |
朝7時すぎ海外旅行の時のいつものパターンで、タクシー会社に電話して迎えの車を依頼。8時ジャストの関空行きのリムジンバスに乗車し約50分で関西国際空港に到着。直ぐに日本航空でチェックインの手続を開始。今回始めて航空券にeチケットを利用したので、カウンターの列に並ばずに自動チェックイン機で搭乗手続、事前にパソコンで座席も予約してあるので、ものの30秒でチェックイン完了、簡単便利になったものだ。 ただ従来の細長い航空券と違って、A4版のペラペラの紙切れ1枚に印刷されただけなので、イギリスの入国審査で帰りの航空券を見せろといわれて、これを見せても大丈夫かなと思うが。 スーツケースも預け身軽になってまず外貨両替に、ヒャ〜!1ポンド=252円とは、ここ16年間で最安値らしい、1,2年前は200円前後だったのに最近急激にレートが悪くなっている。しかしこればっかりは文句も言っても仕方ないが、余分な負担増だけに痛い。 関西国際空港午前11時50分発のJAL421便で一路イギリス・ヒースロー空港へ。約12時間弱の順調なフライトの後、現地時間午後4時10分ターミナル3に到着。入国審査、Buggage Claim、税関も何事もなく無事通過し到着ロビーに出たのは午後6時前。 ロビーには大勢の出迎えの人がいたが、その多くがインド系の顔立ちやアフリカ系の人でちょっと異様な感じ。我々には関係ないのですぐにターミナル3の外で、宿泊先のホリディイン・ヒースロー行きのシャトル・バスを探す。このホリディイン・ホテルは空港からは近すぎて、タクシーでは乗車拒否されるというが、シャトル・バスでは4,5ケ所のホテルを回ってから最後に立ち寄るので25分ほどかかり、午後7時前ようやくホテルにチェックイン。 今回は、出発の一週間程前に風邪で2日寝込んでしまい、体調としてはまだ万全とは言えず、12時間ものフライトに体力的に耐えられるかと心配したが、まあ何とか無事到着できた。 ただ食欲は余りなく、空港で買ったフルーツ盛合わせとサラダだけの簡単な食事で夕食代わりとし、シャワーを浴びて午後9時でもまだ明るかったがそのまま寝てしまった。 |
★ 第2日目6/10(日) ヒースロー空港 → チッピング・カムデン、ミケルトン★ |
午前9時半すぎ、ホテルからシャトルバスに乗って再度ヒースロー空港のターミナル3へ。 ターミナル3のレンタカー会社ハーツの事務所は無人で、プレートに直接営業所へ行って契約して欲しい云々と書いてあったので、ハーツの送迎バスに乗込み空港外の24時間オープンの営業所へと向かう。 営業所では事前に予約しているので、保険はFull Insuranceを頼む、支払いはVisa Cardで、車はAutomaticか?の会話のみで国際運転免許証や日本の運転免許証を見せろとも言わず、あっけなく署名して契約成立。 車はアメリカの時と違ってフルサイズではなく、1ランク下の車種を予約していたが、駐車場で初めて対面した時は車の大きさフロントグリルの重厚さに一瞬ひるみ、運転席に座ってまたまたその内装、インパネの豪華さに驚き、間違いでは無いかと契約書を確認したが、予約通りの価格になっているので、アップ・グレードしてくれたのかと勝手に解釈してそのままエンジン始動だ。 日本では国産の車しか乗ったことがないので、いわゆる外車には疎く、このレンタカーは「今までよりもちょっと高そうだな!」ぐらいの認識で、これがドイツ・アウディのA6Avant(アバント=ステーションワゴン)総排気量2400ccで価格が600万以上もするとは、日本に帰って調べるまで判らず荒い運転で乗り回していたが、最初から知っていたらもっと低い車種に変更を申し出たと思う。しらぬが仏とはこのことだろう。 一応走り出す前に各操作の点検はしたが細部までは出来ず、最後までドアミラーの収納の仕方が判らず出しぱっなしだったし、燃料キャップの開け方のチェックもせずに走り出して、後で燃料給油の時に大慌てしたりと、レンタカー利用も3回目になるのにヘマばかりだ。 ヒースロー空港・ハーツの営業所を午前10時半に出て高速道路M4まではGoogle Earth で見て、イメージした通り簡単にスイスイと走れた。そしてM4→M25→M40と走り、あとはA40に分岐してオックスフォードを目指せば良いという所の手前までは、実に順調に快適にルンルン気分で走ってこれた。このあと悪夢が待っているとは露知らず・・・。 あともう少しでA40の分岐点かなぁと思われるぐらいのところまで来たとき、ナビ役の家内が突然「A40(xxxxxxx)←地名が入るがオックスフォードではない」は左へと標示が出てるよ!と言うので、見上げれば確かにA40(xxxxxxx)は左へと標示されてる。 ナビつきの車ではないので、地名は違っていたがA40だけが頭の中にあって、ヨッシャとばかりにそのままM40を外れ左へ走行して行くと、アレレ!一般道路へ出てしまった?!そして突然にラウンド・アバウト(ロータリー)。事前のチェックではA40に分岐しても高速道路が続くハズだったのにと思いながらも、後ろから車が来てるのでどちらかに走り出なければならない、疑問に思いながらエ〜イとA40の標示の方向へと走り出した。 ところが、少し走っても高速道路に繋がらないし、これは間違いや!と気づいたが、いま自分が何処を走っているのか判らない。出発前地図の準備をしたが、これがネットからグーグルの無料の道路地図を印刷したもので、正規の道路地図は購入してない。まさかこんな所で間違って一般道路を走るとは夢にも思わなかったから、この周辺の地図は一枚も印刷してない。そしてちょっと道を聞こうと思っても、日本のように密集してないから道路を歩いているような人はいない。 |
![]() 泊まったミケルトンのNineveh Farm B&B、HPより |
そんな中を、悪戦苦闘して何とか聞きまくってようやくM40に乗れヤレヤレと思ったら、今度は逆方向のロンドンに向け走り出す始末だ。M25近くまで戻ってようやく反対車線のM25西行きに軌道修正できた。 そして再度「A40(xxxxxxx)」の標示のある所までやって来た。ところが「最初の失敗は分岐して違う方向に曲がったのかなぁ」と思い始めてヨ〜シ今度は大丈夫!とばかりにまたまた左折してしまった。魔がさしたとしか言いようが無い。 ところがやはり間違いでA40の高速道路はどこにも見えない。 一回目と同じくまた間違ったと思っても地図が無いからどのあたりを走っているのか全然判らない。 |
![]() よ〜やくたどり着いたB&Bの庭でウエルカムのクリームティを頂く |
この後の一回目以上の苦労は余り書きたくないが、とにかくスーパーを見つけ、道路地図を買って店員に「今いるところは何処?」と聞いたら、ある場所を指し示したが、どこでどうなったか判らないがそれは全く反対方向のM25の北の方だった、まったくお恥ずかしいかぎりです。 これはA40の一般道を走ってもオックスフォードに着けるだろうという思い込みから少しの時間、一般道を走ったためで直ぐにM40にもどっていればこれほどまでの苦労はなかったと思う。 そんな苦労や失敗をしながらも嬉しかったのは、多くの英国人に道を訊ねたが皆嫌な顔一つせず親切に教えてくれたこと、そしてこちらがお礼を言ったら必ず「ノープロブレム」と言ってくれたこと。 ある駐車場で、誰もいなくて仕方無しに道を訊ねた怖〜い顔の全身刺青の兄ちゃんにも、笑顔でノープロブレムと言われてホッとしたものだ。 |
![]() ニネヴェ・ファーム・ B&BとレンタカーのアウディA6Avant |
自分のいる場所が判ってからは、後は順調にB25を南下しM40に入り西へ一直線。2度も失敗した「A40(xxxxxxx)」の標示を横目に見て少し走れば、今度は本当の分岐点「A40(Oxford)」は左への標示が出てA40(Oxford)方向に進む。 当初、午前11時半頃に休憩の予定だった分岐点近くのサービスエリアへ入ったのは午後2時半ごろだから、じつに2度の失敗で約3時間近くのロスだ。ここのレストランで遅い昼食を済ませたら午後3時。 ここからミケルトンまでは1時間半は掛かるとみとかないといけない、B&Bには午後5時までには着くからと連絡してるので先を急ぐ。このため当初予定していたオックスフォードの町を抜け、ウッドスト |
ックのブレナム宮殿を見学してというコースを割愛して、何処にも寄らず一直線にミケルトンのB&Bを目指すことにした。 この後は順調で、オックスフォードを外周に沿って走り、A44に入りウッドストックのブレナム宮殿をチラッと横目に見て、後はひたすらA44を西北に進む。チッピングノートン、モートンインマーシュ、チッピングカムデン、と走り午後4時40分ミケルトン(Mickleton)のニネヴェ・ファームNineveh Farm B&Bに無事到着。 B&B、これはBed&Breakfastの略で、英国における朝食つきの宿泊施設のこと、一般民家や郊外の農家が空部屋を旅行者に提供し収入を得ている。日本の民宿みたいなものでアットホームな雰囲気が魅力だ。私達が泊まったB&Bは元農家で広い敷地を持ち、5部屋位を夫妻でお世話しているようだった。 オーナー夫妻のウエルカムのクリームティー(スコーンと紅茶のセット)を頂いてやっと落ち着いた。 今日はドジやら失敗ばかりで、冷汗をかいたり、道を尋ねるのに走りまくって汗ビッショリになったりと、体調も悪いのに刺激を与えすぎたのか、食欲も無く夕食に予定していたミケルトンのパブにも行かず、シャワーを浴びてそのまま爆睡してしまった。 |