頑張らない夏越し方法
coping with intense heat
切り戻し
私流の頑張らない夏越しは切り戻しから始まります。
右の株はエンジェルス・イヤリングです。
株の割りに鉢が小さいでしょう?写真を撮る2か月前に入手した苗ですが、どうせ切り戻すし、夏は吸水量が落ちますから鉢増しをせず小さな鉢に植えたままです。
高さ3分の1程度に切り戻しました。
株をコンパクトにすると、省スペースにもなります。
このときの切り戻しでは、その枝に必ず葉を残しましょう。
葉のない位置まで切り戻すと、枝が枯れ込むことがあります。
切り戻そうにも下の方に葉がない場合、私は右のように葉自体をカットして面積を減らすことで、根の負担を軽くすることがあります。
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夏越しスペース
現在管理人は、戸外で耐暑性をテストする場合や、大鉢で動かせない場合を除き、リビングルームでフクシアを夏越しさせています。終日この場所に置く期間は2.5〜3か月程度でしょうか。
ご覧のように、日中は戸外からの間接光が入ります。
光量を少しでも上げるために日中も照明を点灯しています。
リビングルームですので、夜間は就寝時まで点灯しています。ですから日没後もいくらかは光合成をしているでしょう。
真夏の間、置き場所の気温は、人間が起きている間は30〜31℃です。就寝時はエアコンを運転するので25〜26℃になります。
これが、精一杯低くしてやれる気温であり、この環境で折り合ってくれる品種だけが拙宅で継続的に栽培できる品種です。夏越しできる株の数は、このスタンドに載せられる数に限られます。
人間が楽をしながら、フクシアの夏越し条件を満たせる場所が、拙宅ではリビングルームというわけです。
塊根性のフクシアは、完全に水を切って戸外で夏越しできます。
(2009年11月9日)
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