Just Fuchsias by YoYo

HOME > 育て方 Top > 暖地での夏越しのポイント

>> 育て方

暖地での夏越しのポイント

requirements

管理人の経験では …

管理人の経験を基に言いますと、暖地で夏越しに成功するためのポイントは次のようになります。
  • 手のかかる植物であると心得る
    高地 (1,000〜3,000m以上) や高緯度 (パタゴニア南部) に自生していることを考えれば、日本の暖地では夏の対応に手がかかることもご了解いただけるでしょう。
    ただ 「この場所に置いておけばまずは大丈夫」 という定位置を確保すれば、酷暑期に実際にすることはほぼ水やりだけなんです。
    むしろ、そのような場所作りや夏越しに適した用土作り、失敗しにくい品種選別や挿し木苗作り … こうしたノウハウを確立するのに手がかかると言った方が良いかもしれません。
  • 耐暑性の高い品種を選ぶ
    耐暑性の低い品種と付き合うにはイバラの道を歩む覚悟が必要となりましょう。
    一方、耐暑性がわからなくても気に入ったので育ててみよう … というチャレンジ精神が掘り出し物の発見につながることも … 。
     
  • ブドウ糖の収支が赤字にならないようにする
    高温期、フクシアは昼間にはブドウ糖の生産量が減り、夜間には消費量が増えます。
    ブドウ糖の生産量より消費量が多いと、株は自分の身体を分解してエネルギーを捻出するので痩せていきます。これを極力防いでください。
    「フクシアの生育温度」 をご覧ください。
  • 温度計を使って栽培場所の気温を把握する
    実際の気温を測ってみましょう。最高気温だけでなく最低気温も忘れずに。良かれと思って選んだ場所が、実は夜温の下がりにくい場所だった … なんてことがわかるかもしれません。
    栽培上のトラブルを人に相談するときも、気温のデータを添えましょう。
  • 鉢内の過湿を避ける
    フクシアは気温が高いと吸水量が減るので、鉢内の滞水時間が長くなり根腐れを起こしやすくなります。過湿の防止策を講じましょう。
    「育て方 Top」 - 「用土」 も参照してください。
  • 室内を有効に活用する
    フクシアは割合に耐陰性があります。
  • 数を増やさない
    栽培条件が厳しければ、数を抑えて1鉢あたりのケアを充実させることをお勧めします。

管理人が園芸に費やせるエネルギーとコストは限られております。
「こういう設備を作ればいいのに」 と思われるかたもいるでしょうがそれはできません。
この点ご了解くださいますようお願い申します。

(2009年8月8日)

ページトップへ

HOME > 育て方 Top > 暖地での夏越しのポイント
Copyright (C) Just Fuchsias by YoYo. All right reserved