2004-12-01 Wed

今年よかったこと:2004-12-01

無事に並んでいること

今年の我が家のよかったこと

まず、カアサンに聞いてみました。今年一番良かったことは?

一も二もなく、タンタンが幼稚園に通い始めたこと、という返事が返ってきました。目の回るような毎日。午前中のひとときに、一人きりになる時間が与えられたと云うことです。カアサンはお友達とウォーキングを始めました。息子の成長と共に、カアサンの幸せに、私も一票。

私からは、家族が無事に一年を過ごせそうなこと。大きな病気や怪我もなく、それぞれが、一歩ずつ進みました。特に、エリポンが幼稚園を終え小学校へ。心配しましたが、普通学級に入って、今のところ、さしたる問題もなく、本人もいたって機嫌良く、学校へ通っています。

ナミンチは、熱心にマンガを描いていますが、いろいろなところから影響を受け、自分の画風を確立し始めています。ヨウカラもお絵かきに熱中。パステルや水彩クレヨンを手に入れて、いろいろな絵に挑戦中です。トウサンは、仕事の方でこれと云った進展がないのが残念ですが、来年の課題と思っています。

おやこニュースも、少しずつお客さんが増えて、家族の思い出を積み重ねることができたこと。ダイアリ一覧は、良かったことを探すにはもってこいのページです。

あと一月たらずですが、まだまだ良いことが沢山あることでしょう。ですから、このページは少しずつ、書き加えていくことになると思います。こんどはこども達に、良かったことを聞いてみることにします。

2004-12-02 Thu

2004-12-03 Fri

2004-12-04 Sat

12/5 (Sun)

伴走・完走:2004-12-05

ユリカモメにエサやり

一汗かいたあと

じつは、トウサンはかつて、大変熱心にジョギングしていたことがあります。

学生の頃、フルマラソンを何度か完走しています。元もと、走ることは余り得意ではありませんでした。運動会をいやがっていた方なのですが、ゆっくりと長い時間走ることが性に合っていたらしく、最高の記録は2時間50分ほど。市民ランナーとしては悪くない方だと思います。

ただし、最後にマラソンを走ったのが、およそ10年前で、このとき、体調不良から唯一となる途中棄権を経験しています。それ以降、つまり、育児に時間を取られるようになって以来、何かを犠牲にして、走ることに時間を費やす気が起こらなくなりました。数年前に職場のボスに誘われ、ちょっとだけ昼休みにジョギングのおつきあいをした程度。

今週、この時期恒例の、小学校マラソン大会があります。ナミンチは、毎年、少しずつ順位が上がっているので、練習に気合いが入ります。毎週日曜日に練習しているのです。夙川沿いのおよそ800メートルの周回を、5年生は3周走ります。ヨウカラは2週、エリポンは1年生なので一周です。

きょうも、昼ご飯を済ませたあと、みんなでマラソンコースに出かけました。ヨウカラは溶連菌感染症の病み上がりなので、タンタンと二人で見学に回り、カアサンがエリポンの伴走。トウサンは、先週末こども達の練習に付き合って以来、数年ぶりにジョギングを再開したのです。昼休み、昼食前に、ちょっとだけ走っています。今日は、トウサンがナミンチと一緒に走りました。昼休みのジョギングのお陰で、何となくペースが掴めるようになったトウサンは、ナミンチの様子をうかがいながら、調子よく走りました。2週目に入り、カアサンもこちらに加わり、三人で走っていましたら、2週終えたところで、ナミンチが「きつい」と言い出しました。「もう止めるか?」と聞くと、そのつもりになったらしく、ペースを落とし途中棄権モードへ。ここで、カアサンが発破を掛け、結局三周完走となりました。かつて、市民ランナーであったトウサンは、決して無理に走りたくありません。しかしながら、目前に迫ったマラソン大会という目標を考えると、この場合は、カアサンの判断が正解だったようです。

気を取り直して、走り続けたナミンチは、三週目もペースを落とすことなく走りきりました。本番前に、よい経験となったことでしょう。結構気持ちよい汗をかきました。

走り終えてから、夙川に降りて、ユリカモメにパンの耳を投げていたら、亀のおやこがあいさつに出てきて、みんな喜んでいました。走っているシーンはありませんので、そのあとの川遊びの写真を一枚、貼り付けておきます。

2004-12-06 Mon

2004-12-07 Tue

2004-12-08 Wed

白くて柔らかくて美味しい :2004-12-08

もちを丸める三女

エリポン、もちを丸める

もちを食う長男

タンタン、あっという間に二つ目

折角、お餅つきの日なのにヨウカラは溶連菌感染症。すっかり元気なのですが、うつる病気故に自宅待機。

従って、カアサンもヨウカラと留守番となり、楽しみにしていた子供会行事の餅つき大会は、トウサンの引率で、残り三人の参加となりました。日曜日の朝、小学校が会場です。リュックサックに、エプロンと頭巾代わりのバンダナ、そして、突き上がった餅を入れる弁当箱を詰め込んで、自転車で出発しました。

小学校のグランドに到着。早速エプロンを付けて受付を済ませると、直ぐに餅つきは始まりました。蒸した餅米を石臼に移し、大人達の指導で、かり出された中学校の柔道部員がもちをつき始めました。あまり上手ではありませんが、体力は十分。適当に突きあがってきたところで、行列を作って待っていた子供たちの出番。小さな杵を代わる代わる持って、ぺったん、ぺったんと。なかなか上手くはいきませんが、経験することに意義がある。タンタンは背が届かず、トウサンがだっこして、杵を臼につっこんで、なにやらもがいているだけ、といった感じでしたが、まぁ満足したんではないでしょうか。その後を、また柔道部員達が引き継ぎ、突きあがったおもちは小学校の多目的室に運ばれました。

ビニールシートが敷かれ、片栗粉が散らしてあるテーブルの上に、湯気の立ったおもちが置かれ、女子中学生のボランティア達が、丁度良い大きさにちぎってくれますので、それを子供たちが次々に丸めていきます。エリポンはボランティアのお姉さんの横で、黙々ともちを丸め、タンタンはナミンチねえさんの指導の元、もちいじりを楽しみました。トウサンは、机の周りを右往左往し、デジカメで写真を撮りました。

できあがった丸餅を用意してきた弁当箱に、ひとりあたり二つまで入れて、きな粉か砂糖醤油を掛けてもらい、グランドに出てほおばりました。留守番の2人のお土産に残さなくてはならないですし、お昼ごはんの事も考えて、一つずつ、と思っていたら、タンタンはあっという間に二つとも食べてしまいました。何とかお土産を確保し、留守番の2人に届けることが出来ました。

トウサンは、子供の頃、社宅に餅つきをする人が居て、毎年のように手伝いに行きました。ついた経験はありますが、仕切ったことはありません。ナミンチの通っていた幼稚園でも、餅つき大会があり、同窓生の父兄で、経験豊富な方が、毎年手伝いに来ていました。餅つきは経験が重要です。去年を思い出すと、経験抜きの見よう見まねだった様で、粒だらけであまり出来の良い物ではありませんでした。今年は、大変経験豊富な方が参加なさっていたようで、見事なできばえ。つきたてのおもちのおいしさを、満喫したのは子供たち。トウサンはちょっと食い足りない感じでした。

2004-12-09 Thu

2004-12-10 Fri

2004-12-11 Sat

盛り上がるカルタ取り:2004-12-11

大カルタ大会

たぶん、 4種類混ぜてあります

泣いている長男

どちらかがこうなる可能性大

我が家のカルタ取りは、なかなかすごいです。

一人ではできない遊びがカルタ取り。読み手を含めると、少なくとも3人必要です。去年は邪魔するばかりだったタンタンが、参加するようになり、今年からは4人揃います。お風呂上がり、お休みの前に、エリポンがカルタをやろうと言い出します。お姉ちゃん達も加わり、トウサンか、カアサンのどちらかが読み手になって、大カルタ大会の始まりです。

三人が幼稚園を卒園する間に、我が家にはたくさんのカルタセットが揃いました。親が買い与えたものもあります。大抵3−4種類のカルタを混ぜて、居間の床の上に広げます。トウサンが家にいる時は、トウサンが読んで、カアサンがタンタンのアシストに回ります。

姉たちとは、まだ実力差のあるエリポンですが、果敢に挑みます。自己主張の強いヨウカラは、しばしばエリポンと張り合います。長女ナミンチは、バランスを取る役に徹します。たんたんは、文字の読み書きをまだ習っていませんが、雰囲気やカンで結構めざとく札を見つけます。

枚数が減って、場が盛り上がってくると、読み手にも工夫が必要です。「手は頭」が、合い言葉になりますが、そういう状況になると、「逆読み宣言」がでます。読み札は大抵3行ありますので、それを終わりの方から読んでいくのです。

エリポンは、一番になれなかったと悔しがり、タンタンは、狙っていたお気に入りの札を逃して泣き出します。ヨウカラは、「エリポンがずるした」と糾弾し、ナミンチは、その場を丸く収めようと苦心します。こども達にとって、毎日が学習。トウサンは、読み手に徹して、余り口を出さない方が良いと云うことを学びました。

20004-12-12 Sun

12/13 (Mon)

12/14 (Tue)

クリスマスツリー(2004年12月14日):2004-12-05

エリポンとヨウカラの作品

エリポンとヨウカラのカード

小学校でヨウカラが作ったクリスマスツリー

小学校の図工の時間に

年末、飾るシーズンですが、我が家には立派なクリスマスツリーがありませんので。

理屈っぽいと云うか、何というか。別にクリスチャンではありません。ある意味、国民的行事と云うことは認めます。当日にはごちそうを用意したりしています。しかし、クリスマスは、クリスチャンたち、ジーザスを信仰する人々のお祭りです。信仰しない人々が、そのお祭りに対してどう接するべきか、アメリカで生活している間に学んだのです。

我が家の食卓には、30センチほどの小さなクリスマスツリーがひとつ。季節を飾るアクセサリーとして、置いてあります。満足できないこどもたちは、自ら折り紙や色画用紙を刻んで、ツリーを拵えました。最初の二つは、ヨウカラとエリポンが、北海道のおばあちゃんの誕生プレゼントに入れるために作ったもの。

小学校の図画工作の時間に、少々凝ったクリスマスツリーを作ってきたのはヨウカラ。二つ揃えて棚に並べました。見ていて楽しくなる、なかなか良い出来です。

ヨウカラは、時々、何とも答えにくい質問をぶつけてきます。「ねぇ、サンタクロースは本当に居るのかな?」

ヨウカラがそのようなことを尋ねたわけは、お友達の家で、プレゼントを枕元に運んでくれていたのは、実はサンタクロースではない、おとうさんだった、という話を聞いてきたからなのです。なんとも、、、

もちろん、世の中はインチキのサンタクロースで溢れています。赤い服を着て、白い髭を生やしたサンタクロースはインチキだと、私も云うでしょう。しかし、彼女が、サンタクロースをどのように捕らえているのか分かりません。即答出来ませんでした。

兼ねてから、我が家にはサンタクロースは来ない、と云ってあります。サンタクロースは、困っている人の家にクリスマスのプレゼントを届ける人です。うちのこどもたちは十分に恵まれていて、必要なものを大体手に入れていますから、サンタクロースにお願いする必要はありません。ですから、サンタクロースはうちには寄らないのです。私はこどもたちに「サンタクロースは居ない」と云ったことはありません。もし、あなたのところに、来なかったのだとしたら、それは、あなたは手助けが要らないくらい幸せだから。次に尋ねられた時は、そのように答えます。

12/14 (Tue)

12/15 (Wed)

12/16 (Thu)

12/17 (Fri)

12/18 (Sat)

12/19 (Sun)

香櫨園駅2004-12-19

上り線ホーム、こどもたち揃って

上り線ホームで

下り線の電車をのぞき込むタンタン

アオがやって来た

押し迫ってきた2004年。今日は香櫨園駅から電車でお出かけ。

たまには、遊べるところに行きたい、と云うこどもたちの希望もわからないではない。じゃ、どこに行きたいの?と尋ねると、大阪の科学館に行きたいと、多数決で2票。トウサンは、梅小路機関車館が良いと思ったのですが、多数決というか、こどもの意見尊重というか。

科学館は、大阪の中之島にあります。かつて、トウサンは仕事でその近くに毎日通っていたことがあります。懐かしさもあり、また、堂島川や土佐堀川辺りの、川面と高速道路のクロスオーバーする景色が好きですので、どうせ行くなら電車で梅田に出て、近辺を歩こうか、と思い立ち、香櫨園駅から電車に乗ることにしました。阪神の各駅停車を西宮駅で特急に乗り換え、およそ20分ほど。梅田からは地下街を通って、昼ご飯を済ませて、クリスマスの飾り付けを眺めて、四つ橋筋、堂島地下街の切れるところで地上に出ました。

梅田地下街の人混みや、きれいな飾り付け、そして、オフィス街の巨大なビルディングや、絡み合う高速道路。こどもたちの視線は自然と上の方に向きます。田舎のねずみと都会のねずみのお話を思い出します。もちろん、西宮はさほど田舎ではありませんが、梅田のにぎわいに比べたら、我が家のこどもたちは田舎のこどもです。私自身も、たまに梅田に出ると、人混みの密度や、人々の歩く速さに辟易とすることがあります。

休日の中之島周辺は、驚くほど静かで、また、大阪都心の中でものんびりとした雰囲気を残しています。できたての高層マンションに違和感を感じてしまうほど。2時間ほど科学館で過ごし、また逆向きに歩いて、阪神電車に乗り戻ってきました。

田舎のこどもたちは、無事に香櫨園に戻ってきました。私たちには、ちょうどよい駅なのです。生活の一部は、歩いてすぐのところに駅があることを前提としています。電車に乗らない時でも、駅は我が家にとって、大切なランドマークになっています。お出かけ前に、駅ホームの看板の前に並んで一コマ。そして、下り線に入ってきた各駅停車をのぞき込むタンタン。こどもたちにとって、香櫨園駅は外の世界との接点となっています。

12/20 (Mon)

12/21 (Tue)

12/22 (Wed)

12/23 (Thu)

12/24 (Fri)

頑張った人たち2004-12-24

漢字テストの勉強中のナミンチ

ナミンチは漢字の練習

計算ドリルの宿題をするエリポン

計算ドリルをトウサンと一緒に

いよいよ、冬休み。お正月も間近に迫ってきました。

まず、タンタンが冬休みに入り、一昨日から、小学生達が午前授業に。沢山のプリントを持って帰ってきました。冬休みの過ごし方。「自分の身は自分で守りましょう」という言葉が目に入りました。当たり前のことですが、この御時世です。なんだか身も蓋もありません。どうやったら自分の身を自分で守れるのか。色々と考えますが、考えるほどに幸運に期待するしかないような気がしてきます。

今日は終業式。通信簿、子供たちの小学校では、「あゆみ」と言う名前ですが、3通を、それぞれが持って帰りました。成績がどの程度か、予想はついています。子供たちが、二学期のあいだ、どれほど頑張ったか、私達は知っていますから。大切なことは、それを担任がどのように評価してくれたか、という点なのです。

下半分がでこぼこしているナミンチ。全体に波打っているヨウカラ、そして、上半分がでこぼこのエリポン。子供たちの個性を、先生はよく見ていらっしゃると思う。

みんな、良かったね。と、心から。そして、もうひとり、本当によく頑張ったカアサン。計算問題では0点続出で、どうなることか、と心配していたエリポンを、根気強く教えたカアサン。何とか授業のレベルに追いつきつつあります。通信簿のでこぼこ、出っ張った部分はカアサンの努力の証しでもあります。

次の課題も分かっています。彼女は読み取る力が足りません。漢字の書き取りは十分に出来ますが、文章の意味を読み取る力は、国語ばかりでなく、これから全てに関わってくる重要な問題なのです。クラスメートと関係を築いてゆく上でも避けて通れないでしょう。

12/25 (Sat)

12/26 (Sun)

12/27 (Mon)

12/28 (Tue)

12/29 (Tue)

12/31 (Thu)

実り多き一年2004-12-31

頑張った4姉弟

素晴らしい一年が終わりました

プリンタを眺めるタンタン

プリンタを応援する

お疲れ様でした。2004年が暮れようとしています。

次々と、自然災害が襲い、多くの命が失われました。馬鹿げた事件も数多くありました。戦争が続き、闘う人々の戦意は衰えることもなく、理不尽な状況に巻き込まれ、多くの市民が命を落としました。「相互理解」を理解することの難しさを感じました。

我が家のことに目を移します。大きな進展のあった一年でした。いよいよ息子が幼稚園に通い出しました。エリポンは無事に小学校に入学しました。ナミンチ、ヨウカラも、それぞれ5年生、3年生。

どうなることかと思っていたエリポン、タンタンの2人ですが、無事に新しい環境に対応しました。ナミンチ、ヨウカラも刻々と進歩していきます。総括すると、子供たちにとっては素晴らしい一年でした。子供たちの一年間の進歩は、私の想像をはるかに超えています。こどもの可塑性、可能性、適応力、あらゆる部分のすばらしさを実感した一年でした。

長女を見ていて感じます。5年生、11歳のすばらしさ。自我の芽生えと安定感が見事に調和しています。次女は、色々な素晴らしいアイディアを持っています。それを実現する力をこれから身につけていくことでしょう。三女は、まだまだ手助けが必要ですが、与えられた課題に必死になって食らいついています。長男は、幼児からこどもへ、急激に進歩しています。会話が成り立つようになって、驚かされることがしばしばです。大きな変換点となる一年でした。

話は変わりますが、年末、年賀状を用意していたら、タンタンはプリンタに興味津々。不思議な機械から、次々と自分たちの顔が出てきます。ウンウンとうなりながら、真っ白なハガキが写真に化けてゆく様子が面白かったのか、「がんばれ」と、応援しながらプリンタの前にしがみつき、あくことなく眺めていました。

我が家にとって、新年は、益々充実した素晴らしい物になることでしょう。新年も宜しくお願いいたします。