2004-11-01 Mon

1004-11-03 Wed

2004-11-4 (Thu)

髪切ること:2004-11-04

切りたての長男の頭

ショートカットの次女

タンタンの短髪は、彼のトレードマークになっているらしい。トウサンが切っています。

デジカメ修理中ということで、古い写真を引っ張り出すことにしました。

子ども達の髪を切ることは、トウサンの趣味のひとつと言っていいでしょう。私は、結構器用な方で、かなり上手に髪を切る自信があります。

長女が一歳半のとき、初めて髪を切った時のこと。切ったのは私の母。文房具のはさみで、ちょきちょきと。もちろん、上手ではありませんでしたが、髪を切って驚いたのは、赤ん坊と思っていた長女が、いつの間にか、成長していたのだと云うこと。髪を切ることは、こども達の成長を実感することです。

髪を切ることの意義に気が付いてから、こども達の髪を切ることは、トウサンの仕事のひとつになりました。調髪用のはさみを手にいれて、いやがるこども達をなだめ、すかして、時に押さえつけて、髪を切ります。トウサンは、髪型に合理性を求めます。邪魔にならぬような、手間が掛からぬような髪型に主張が込められています。伸ばすなら、必ずきちんと括ること。括るのが嫌なら、邪魔にならない程度に短くすること。女の子達は、自分できれいに括ることが出来ませんから、毎朝、カアサンが梳かして、くくらなくてはなりません。休みの日にはトウサンが手伝います。髪を切ることは、毎朝の手間を少しでも減らすことに繋がるのです。

長女は髪が多く、且つ太いので、本人も悩みのタネのようですが、素人が切るのはかなり難しい。伸ばすと纏めるのも大変なので、最近はプロに任せて短く切ることにしています。次女は少なめで、細くて癖毛。初めて切った時、毛先のとがったほやほやの髪の毛のさわり心地が、実に気持ちよかったのを覚えています。三女は、二人の中間。多少癖毛、結構多いけれど、それほど太くもない。二人は、髪を切られるのを大変いやがります。切って短くするとその良さを感じるようですが。

長男はどちらかというと太くて多い方だと思いますが、伸ばしたことがないので、はっきりとは分かりません。長男は短髪ですが、素人がはさみで短髪にするのはかなり難しいのです。幸いなことに、本人は髪を切られるのが苦痛ではないようですし、多少虎刈りになっても文句を云いません。おおよそ、二月に一度くらい、三日ほどかけて、短く切りそろえます。さわり心地がクラスメートの間で受けているようです。

二枚目の写真は、幼稚園の頃、ばっさりと短くした次女。実は、カアサンが前髪を切ろうとして、失敗し、後をトウサンが任されたもの。一番短い所に合わせて切りそろえた、と云うわけです。次女は、幼稚園の先生に褒められた、と云って、結構気に入っていたようです。私も、大変気に入っていたのですが。

11/5 (Fri)

11/6 (Sat)

11/7 (Sun)

アルバムという宝物

妹が産まれた頃

妹ができたナミンチ。もうすぐ二歳

お座りができるようになったエリポン

三姉妹。ナミンチ年中組

デジカメ故障のついでに、古い写真の話。

実に、懐かしい写真を二枚並べました。家族の歴史を、文字通り写しているのが写真。トウサンは一生懸命写真を撮り続けました。その時、その瞬間を残しておきたいと思いました。みんなで、我が家の出来事を写真で眺めるのはとても楽しいのです。もっと笑っておけば良かった、と云うような後悔はまだマシ。写真撮っておけば良かったのに、と思ってももう遅い。

赤ん坊はあっという間に幼児に、こどもに。その瞬間を記録するのはその時しかない、と、長女が産まれた時に、私は覚悟を決めました。とにかく、残せるだけ残そうと。特別なことはなくても、日常のその時々をフィルムに焼き付けていきます。

こうして、毎年1500〜2000コマの写真が溜まってゆきます。しかし、写真は、それらを分類し、見られるようにしないと意味がありません。忙しい中、カアサンが先だってからアルバム整理を敢行。こども達それぞれと家族、都合5冊のアルバムに貼り付けてゆく。3年半分、ため込んだ写真の整理がようやく終わったところ。

壁一面を占める棚に並んだアルバムは、こども達が家を出る時に持たせるつもりで居るのだけれど、果たして持っていってくれるかどうか。デジカメの故障ついでに、久しぶりに古い写真を引っ張り出し、懐かしい気分に浸る。最初の妹が産まれた時の長女、そして、三姉妹が揃った時。およそ9年前と、6年前の写真。とても気に入っています。私にとって、本当の宝物。写真を撮っておいて良かったと思う。カメラは育児の必需品と思います。

11/8 (Mon)

11/9 (Tue)

11/10 (Wed)

11/11 (Thu)

11/12 (Fri)

ごちそう作り

ギョウザを包むエリポンとヨウカラ

楽しくギョウザ包み

9歳の記念日

9歳。なんとも早いね

ハロウインは、次女、ヨウカラの誕生日です。9歳になりました。

晩秋の良い季節なのです。プレゼントは水性クレヨン20色のセットとスケッチブック。随分喜んでくれて、さっそくお絵かきをしています。クレヨンで色を塗った上から、水をしみこませた筆でなぞると、不思議なタッチが生まれてきます。

もう一つの誕生プレゼントは、またまた、魚釣り。今回は尼崎の魚釣り公園へ。カタクチイワシが釣れると云う情報を入手したのです。従妹達と釣り場で落ち合い、予定通りのイワシと、コノシロ、クロダイなど、沢山釣れて、なかなか忙しい釣りでした。

家にかえって、魚を料理し、誕生パーティに予約していたケーキを取りに行って、みんなでお祝いの歌を歌って、即席の劇をして、パーティは終わり。それから晩のごちそうの準備が始まりました。

お祝い事のためのメニューは幾つかあるのですが、今回は水餃子です。カアサンの得意レシピで、とてもおいしいギョウザ。最近はこども達が包むのを手伝ってくれます。4人それぞれに個性豊かな、というか、年相応の、上手下手はありますが、楽しいギョウザのできあがりです。実は、トウサンはギョウザを包むのがとても上手なのですが、最近はこども達がやってしまうので、出る幕がありません。

晩ご飯は土鍋を囲み、みんなで包んだギョウザを次々と湯がいて食べました。形もいろいろ、食べ方も個性的というか、タンタンは具を残して皮ばかり食べてしまいます。具を食べるのはカアサン。

なんだか勿体ないですが、水餃子の皮は確かにおいしい。具もおいしいんだけどな。

コノシロとクロダイは塩焼きに、イワシは生姜煮にして、食べました。豪華版の誕生日でした。

11/13 (Sat)

11/14 (Sun)

晴れ着(2004年11月14日)

香櫨園駅ホーム

香櫨園のホームで。タンタンは黄色い運動靴

亀の池で写真撮影中

写真撮影の穴場、亀の池

とりあえず、済みました。七五三と縁が切れた我が家。次は成人式だね、とぽつりとつぶやくカアサン。

最初に、ナミンチ3歳の七五三参りが、ついこの間のことのように思っていました。結局、三姉妹が二度ずつ、そして、タンタン5歳のお参りと、延べ7回。晴れ着は、実家に買ってもらった自前ですので、自宅で着付けをして、近くの神社に連れて行って、写真を撮って、賽銭を投げて、おしまい。祈祷やお祓いを受けたり、写真館で写真を撮ったりしませんから、安上がりではあります。

気が付いてみれば、今日が最後、多分、最後の七五三参り。エリポンが7歳、タンタンが5歳。数え年ということですけれど。朝からか、エリポンの髪の毛をセットして、これはトウサンの仕事。エリポンと、タンタンに晴れ着を着付けて、こちらはカアサン担当。男の子の袴の着せ方が分からず、昨日、知人に泥縄で教わった甲斐があり、小一時間で準備完了。神社にたどり着くまでに、ぐちゃぐちゃにならないように、とりあえず家の前で何枚か写真撮影。これはトウサンの仕事。ナミンチとヨウカラは、アシスタント。晴れ着の二人が、妙な方向に行かないようにガードしたり、小道具をぽろぽろと落とすので、拾って歩いたり。

香櫨園の駅から阪神で出かけたのですが、その前に夙川公園で写真撮影。していると、タンタンが滑り台によじ登りだし、大あわてで引きずり下ろしたり。男の子と女の子を二人揃えて、そこに姉二人が付きそうと云う状況は、通りがかりの人に結構注目されていました。

無事に神社着。境内には、たくさんのおやこ連れで賑わっていました。賽銭を投げて、写真を撮ろうとしますが、人波が途切れず、苦戦。そのうち、亀の池に向かうこども達。この亀の池の畔が、写真撮影の穴場でした。晴れ着を着たこども達を池で遊ばせたいと思う親は居ないというのがミソです。なかなか良い写真が撮れたと思います。今回紹介するのはデジカメ写真のみ。本物の方は数日後と云うことになります。

帰り道は神社から歩きました。運動靴を紙袋に入れて持参し、撮影が終わったら、さっさと履き替えさせたのです。こういうのも、経験が産んだ知恵のひとつです。なんだか、気が抜けてしまいました。

11/15 (Mon)

11/16 (Tue)

11/17 (Wed)

11/18 (Thu)

11/19 (Fri)

デジカメ修理(2004年11月19日)

歩道橋の上を走るタンタン

歩道橋の上ではしゃぐタンタン

小学校の中庭でエリポン

小学校の中庭で

かつて、デジカメを持たなかった頃から、「いっしゅんの一コマ」は、続いています。

普通のカメラで撮って、フイルムを使い切ったら現像に出して、戻ってきたらフィルムスキャナで読み込むと云う作業で、画像はデジタル化され、おやこニュースで使用されていたのです。今でもその作業は続けていますが、デジカメ購入により、随分と簡略化されました。

デジカメの優位性は、撮影したその場で、写真の出来を概ね確認できること、ランニングコストが極めて安いこと、小型であるために機動性に優れること、そして、現像とデジタル化の手間が掛からないことによる速報性。一般論としてはそういったことですが、もう一つ、大変きれいに撮れると云うことも指摘しておきます。

我が家のデジカメ、MinoltaのF-100は、2年余り前の製品ですが、なかなかの優れもので、起動とシャッターのタイムラグは大きいものの、撮った写真自体は大変シャープできれいです。但し、スイッチオンでレンズがボディからせり出してくるので、その部分が構造的に弱いらしく、衝撃には弱い。手軽に持ち歩くことができることを相まって、度々故障(製造上の不具合によるものではなく、使う側の不注意による)に見舞われています。今回、3度目の修理と云うことになりました。

ミノルタのアフターサービスは、大変良心的なので、私は満足しています。カメラメーカーは古いカメラを使い続けるユーザーを大切にするという伝統があるのでしょう。サービスに持ち込んで、10日ほどで戻ってきました。一応、完調のようです。

さっそく、学芸会にデジカメを持参。ステージの撮影お断り、と云うことでしたので、体育館の外の様子を何コマか撮ってきました。一コマ目は、小学校に向かう途中の歩道橋を渡るタンタン。この頃、カメラを向けると、わざと眉間にしわを寄せたり、逃げ回ったり、カメラを意識し始めた長男。ちょっとぶれた写真のように見えますが、軸足の左足にきれいにピントが合っています。このサイズでは分かりにくいと思いますが、なかなか躍動感というか、スピード感のある写真です。

二コマ目、は、自分の出番が終わり、作品展示を見ているときに出会ったエリポン。最近、エリポンは、写真に写る時に手でポーズを撮ることが多いのです。これをやると、顔が隠れたり、ピントが手に合ってしまうので、余りよろしくありませんが、ちょっとハンドサインをさせた方が、表情が自然な雰囲気になります。場所は、小学校の中庭です。このあと、帰りの会が済んでから、トウサンと二人で家に帰りました。

デジカメ全盛です。あと5年後には、フィルムを手に入れたり、現像に出したりすること自体が珍しいという時代になるかも知れません。家族の記録はどのように残っていくのでしょう。かけがえのないものだけに、安易なデジタル化に不安を持っています。

11/20 (Sat)

11/21 (Sun)

11/22 (Mon)

11/23 (Tue)

11/24 (Wed)

物騒な世の中:2004-11-24

滑り台で

鉄棒の練習中

久しぶりに夙川公園で4人揃いました

小学校から、「こども達の安全対策について」と云う書類を渡されてきました。

大変、気分の滅入る事件が起こり、全く他人事と思えません。我が家にとっても深刻な事態です。

とりあえずの解決策は、親が目を届かせることですが、物理的に無理。事件が起きた日のニュースで、筑紫哲也氏が、地域の結びつきが希薄になったことを指摘していたのです。聞いた時は、そんな簡単なことではないと思ったのですが、考えるほどに重要なことだと感じ始めた。最も有効な対策は、こども達が知らない人を信用しないようにしつけること。それでは、知らない人とは、どういう人か。自分の家族以外を全て拒否することは、安全を守るという点では、有効かも知れないが、社会性の発達とか、人間関係の構築を考えた時にいかがなものか。結局、地域社会の結びつきが希薄になり、見知らぬ人が増えたことが、危険な人物の新入を許すことに加えて、こども達を守るべき地域社会の結びつきさえ否定してしまうことに成りかねない。安全のために、近隣の結びつきは極めて重要なことと感じるわけです。

いろいろと、考えることはあるのですが、こういった話題はこのページには馴染みません。

週末から、家族が次々に具合が悪くなり、さんざんな週末でした。一人ずつで、割と軽く済みましたので、何とか乗り切ることができました。お休みを挟んだことも幸いでした。月曜日は、カアサンに代わって、職場の創立記念日でお休みだったトウサンが、子供会のパトロールに回りました。なんだか緊張しつつ、見回り。目を光らせると云う言葉がぴったりです。

ようやく、全員が揃って公園で遊んだ勤労感謝の日。こども達と公園で遊びました。そろそろ年賀状の写真も用意しなくては、と、写真を何枚か。ヨウカラの鉄棒の練習に付き合って、タンタンは、よその子にちょっかいを出して、エリポンは、折角居合わせたクラスメートから逃げ回って、ナミンチはちょっと退屈していたようです。

我が家の近くの夙川公園は、人通りも多いし、突き当たりで車の通りも少ない。家からすぐ近いし、マァマァ安全な方だと思いますが、油断は禁物。結局そういう方向に話が行ってしまう、今日この頃。

11/25 (Thu)

11/26 (Fri)

11/27 (Sat)

11/28 (Sun)

11/29 (Mon)

地味できれいな夙川を眺める(2004年11月29日)

夙川沿い、信号待ち

信号を待つ帰り道

鉄棒の練習中

川べりに降りました

すっかり秋の色。だけれども、今年は例年より地味です。

台風がいくつも通過した影響らしいのですが、晩秋を迎える前に、桜の葉がおおかた落ちてしまいました。風で飛ばされたと云うより、潮風の塩分にやられ、葉が枯れてしまったのです。秋を迎える頃には丸裸になり、花を咲かせた木も数多かった。

2週間ごとに図書館に通う道すがら。タンタンを自転車の補助席に乗せて、自転車5台でオアシスロードを走ります。今日は図書館からの帰りに寄り道。まずは、マラソン大会の練習で、こども達が臨港線から酒蔵通りまで、夙川の両岸を一周走りました。エリポンに付き添って、トウサンも久しぶりにジョギング。700メートルほどですが、意外なほど楽しそうに走るエリポン。大丈夫かしら、と心配だったのは、エリポンのことばかりでなく、自分自身のこと。随分久しぶりでしたから。風もなく、穏やかな日曜日。ジョギング日和で、気持ちの良いひとときでした。

それから、ナミンチが社会科の宿題に、夙川の汚れを調べると云うことで、川岸に降りて夙川の観察。こちらの方は、意外なほどきれいで、少々拍子抜け。川がきれいなことは、喜ばしいのですが、宿題をこなすには、いくらかゴミが落ちていてくれた方がはかどるのです。台風の大雨で、きれいさっぱり流されたのかも知れません。川底の苔もほとんど無く、最近見た中ではもっともきれいな夙川だったと思います。

ナミンチがメモ帳片手に、川を観察している間、妹弟達は、川を渡って、岸を走り回りました。そういえば、カモがほとんどいません。この頃、夕焼け空を見上げると、V字型に編隊を組んだカモが南へ向かう姿をよく見かけるのですが、まだ季節的に早すぎるのかも知れません。カアサンがウォーキングに出かけた時に、たくさんの白鷺がたむろしていて驚いたそうです。

ナミンチは、社会科で環境問題を学習しているところ。図書館でも、酸性雨についての資料を探していました。随分難しい課題を与えられたものです。

トウサンがこどもの頃は、公害問題が騒がれ始めた頃でした。近所の川は、工場の排水口から吐き出される汚水で、流れの半分が茶色に染まっていました。社会全体が豊かになり、汚すことが当たり前だった時代から、より良い環境を求める時代へ。そして、複雑な国際問題や、エネルギー問題まで包含する酸性雨。通り一遍の知識としてではなく、生活空間としての環境を意識し、社会全体の幸せやら、利害やら、そんなことまで身につけようとしている娘に、父親としてできるアドバイスは、違う立場の人々を思いやる気持ちを持つこと。それは国際協調の基本でもあります。どこか漠然とした酸性雨という言葉の深い意味。果たして理解してくれたかどうか。

11/30 (Tue)