そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

津の国屋
 
「砂場」の発祥は大坂で、いまの大阪・西区新町にあった「津の国屋」と「いづみや」というそば屋だという。そこは大坂城築城の砂や砂利置き場で、通称「砂場」と呼ばれ、そこにあるそば屋も同様に「すなば」と呼ばれるようになった。嘉永2年(1849)刊行の「二千年袖鑒」の中に天正12年(1584)大坂でそば屋・津の国屋が開店したとあり、「すなば」の暖簾が見える津の国屋の店先と「天正十二 根元そば名物 砂場 二百六十五年 吉田氏 出所 泉州 東畑村」と読みとれる。時代は、秀吉がほぼ天下を掌握して大坂城の築城を始めたのが天正11年である。(ただし、「当時の実録でなく後世の書物である」としての異論もある。)
 
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