そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

戸隠神社   戸隠そば
 
平安時代末からの修験信奉の大道場で中世最盛期には俗に戸隠三千坊と言われ、その後は奥院十二坊 中院二十四坊など五十三坊ともいわれた山岳信仰の戸隠神社がある。そば切りの歴史も古く、戸隠神社にまつわる伝統や宿坊でのそば切りも有名である。一本の麺棒に生地を巻き付けて転がし、引き戻す時に延し板に打ち付けながら丸延ししていく。この地域のそばの盛りつけは特徴的で親指と人差し指でそばをとり、半分置いて折り曲げ丸めるようにザルに盛るボッチ盛りである。戸隠神社の公式ホームページによると『戸隠のそば切りの歴史は江戸時代に始まった。記録によれば、江戸の寛永寺の僧侶に教えられて広まったもの。戸隠寺の奥院が別当をもてなす際、特別食として用意したのがそば切りだったと書かれています。』とある。また、奥院に残る宝永6年(1709)の「奥院燈明役勤方覚帳」には祭礼時に蕎麦切りが振舞われたと記されている。
 
[PC掲載ページ]  12-5  2-5  12-7  so-si 

[Mobileのページ]  12-5  2-5  12-7  so-si