知識であって、知識ではなく。

    
痴愚であって、痴愚ではない。



登場人物1 登場人物2 登場人物3

知識神ミネルウァ
「キミには、海の中でしか生きられない魚が自由に見える?
 私には自由に見えない。海よりも広い世界を知っているから」


   活発で天真爛漫な少女。
   知識に司り、世界のあらゆる現象を瞬時に観測でき、その情報から未来をも見通す。
   現象から感情を読み取ることも可能で、彼女の前では言葉は不要である。
   ただし手先は不器用で、レシピは完璧でも料理はよく失敗する。
   溌剌とした笑顔の裏には、知識が自由を奪うという事実に苦悩する一面もある。

痴愚神モリア
「キミも、紫陽花の葉でカタツムリがお昼寝してたら、なんとなく見入ってしまうでしょ?」

   痴愚という悲しいものに司ったため、自分の運命に絶望した女性。
   自分の存在価値を見出せず、自嘲めいた痴愚神礼賛を一人で孤独に披露する。
   ミネルウァの知識が唯一及ばない存在で、それゆえ二人はお互い惹かれあっている。
   元々は花や小動物が大好きな少女で、普通の女の子になれる日を切望している。
   しかし、日々繰り返される自画自賛は、彼女をますます普通から遠ざけ、異常へと誘う。

自動人形。
精神を否定され、延長に属するだけの存在。