ヨウ素法によるオゾン濃度の決定


(1).操作手順

 オゾンガス 10x10-6m3 をマイクロシリンジにより採取し、これをあらかじめデンプン溶液を数滴加えた中性リン酸緩衝 10%KI 水溶液 40x10-6m3 に吹き込み吸収させる。遊離した I2 を 0.02x103mol m-3 Na2S2O3 溶液で滴定還元し、その滴定量よりオゾン濃度を求める。

(2).オゾンの濃度の算出

 オゾンを理想気体と仮定し、次の式を用いる。

C:オゾン濃度(vol%)
X: Na2S2O3 溶液の滴定量 (x10-6m3)
N: Na2S2O3 溶液の濃度 (x103mol m-3)
T:気温(K)
分析原理へ戻る   分析用試薬の調製へ戻る   <-- 「分析定量法の分類」へ戻る