〜 お墓・墓石の見えない部分 〜
トップページ
>お墓・墓石の見えない部分
以前は、現場で石碑の施工をしていると、施主様はご自身が建てられる石碑が気になったり楽しみだったりして、よく現場に足を運ばれたものです。
しかし最近では霊園の発達で自宅から墓地が遠くなってしまい、又男女問わず仕事や用事で忙しくて施工の際に現場まで足を運ばれる施主様は少なくなりました。
昔は物を買ったり頼んだりは、ご近所の商店や専門店に行くことが一般的でした。しかし時代の変化と共に距離的な制約が少なくなり、情報が行き交う世代に移ると消費者は沢山の選択肢の中から自分に合った物を選ぶ事が出来るようになりました。
物価が安くなり生活がより便利で豊になり消費者にとっては喜ばしい限りです。
でも、本当に喜んでばかりでしょうか?
昔は欲しくて買えなかった物も、今では少し気に入らなければ捨ててしまったり買い換えたりで、買った物が自分の手元にある期間が非常に短くなりました。これは一つの物の価値が経済の発展と共に希薄化しているという事実です。
しかし希薄化しているのは物の価値だけでしょうか、同じように人との関係も希薄化しているのではないでしょうか。
インターネットや通信販売の普及で見た事も聞いた事も無い人や企業から物やサービスを購入する機会が増えました、大企業や大型店の進出で昨日お店で買った品物もレシートが無ければ「本当に当店で買われましたか?」なんて事が良くあります。
信頼関係が全く構築されていない間に取引が成立する、相手が誰か分からないのでトラブルになり責任の擦り合いに、「誰とお話されましたか?」「その時担当は何と申しましたか?」「そのような不祥事は当社に限り御座いません。」悪意の無い場合でもそんなものです。
人との関係が希薄化した現代社会では、「バレなければいい」「上手く誤魔化せば問題無い」と言った事が少なくありません。
「見えない部分」は手を抜いて経費を抑えろ。そんな気質が欠陥住宅や欠陥商品を生み出し、今さまざまなトラブルの原因となっているのでは無いでしょうか?
大手メーカーが造った商品を右から左に提供するだけの小売店なら、小売店側に言って相手にされなくても製造メーカーに言えば何とかなりそうですが、住宅のように最後は人の手で現場に合わせて施工するものは、そうは行きません。
安心して任せたはずなのに、請け負った側は「さっさと終わらせて、適当に見える所だけ仕上げて、はい次」、1日に決まった数をこなさなければ採算が合わないのです。見た事も無い施主の事を考えて施工しているのでは無く、時間に追われて施工している場合も有るのです。
冒頭でお話しましたが、昔は施主様が現場に足を運ばれました。その機会が少なくなった現在、「相手の顔も見えない」「隠れてしまえば中身も見えない」見に来ない事をこれ幸いとして、別の現場の工事写真を提供して「しっかり施工しています」と説明する、収益だけを考えて施工する業者が暗躍するのもおかしくありません。
これは住宅だけに限らず、実はお墓を提供する業者にも言える事なのです。
「見えなければ」「分からなければ」昨今の不況も手伝って、不適切な業者が墓石業界に参入しています、
「産地偽造」「手抜き工事」そんな事も最近になって墓石業界でも良く耳にします。
しかし適切な業者か不適切な業者か表面の見た目では分かりません、それこそ「見えない部分」だからです。
もちろん見た目も肝心ですが「見えない部分」こそ全てにおいて、一番肝心な部分ではないでしょうか?
見えない部分「石の納骨室(カロート)」


ご予算に応じてブロック等のカロート(納骨室)で施工する事も可能です。
このページの先頭に戻る
見えない部分「ステンレスL型金具」


当店では「L型金具」が誕生当初以来、施工する巻石全てに「ステンレス製L型金具」を使用しております。
このページの先頭に戻る
どんな石材店なのかもう少し調べてみましょう【大阪の小さな町の石屋さん】をご覧下さい。
Copyright(C) 1996- Isijin Ogawa Sekizaiten,All Rights Reserved.
石甚 小川石材店
大阪府東大阪市善根寺町2−2−7