サプリメントでバストは大きくなるの?
バストアップには、エクササイズや豊胸手術などの方法がありますが、
近年、女性たちから熱い注目を集めているのが、サプリメントです。
中でも「プエラリア」という成分が、バストアップに有効であることが
分かっていますが、副作用もあるため、過剰摂取しないよう気をつけましょう。
■植物性エストロゲンでバストアップ!
プエラリアとは、正式名称を「プレラリアミリフィカ」という、
タイやミャンマーに自生するマメ科の植物です。
その根には、糖や食物繊維のほか、イソフラボンも含まれており、
実に大豆の40倍もの量といわれています。
イソフラボンといえば「植物由来のエストロゲン」とも呼ばれるほど、女性ホルモンの
1つであるエストロゲンに似た作用をもつことで知られています。
エストロゲン(卵胞ホルモン)には、女性らしい、丸みを帯びた体つきをうながす
働きがあり、これを生かして、バストアップに役立てられているのです。
■プエラリアの副作用
いくら植物由来とはいえ、卵巣からではなく、サプリによって女性ホルモンを多量に
摂取することには、副作用も指摘されています。
その1つが、生理不順や不妊症です。
外からエストロゲンが入ってくることで、体がみずから分泌をやめてしまい、
女性ホルモンの乱れにつながるといわれています。
さらに、エストロゲンには乳がんや子宮がん、子宮筋腫などの発生リスクを高める
作用もあります。
食品安全委員会も、大豆イソフラボンの過剰摂取に警鐘を鳴らしており、
1日の上限を30ミリグラムと定めています。
さらに、サプリメントとして女性たちに人気が高いことから、大量生産のため、
タイやミャンマー産の良質なプエラリアを使用していない商品も出回っています。
購入する際は、そのブランドが本当に信頼できるかどうかを見極め、
プエラリアの産地をしっかり確認するようにしましょう。
また、1日の使用量をかならず守ることが大切です。