■ 入力リストファイルフォーマット


 本エディタでは、各種の入力リストが利用できますが、その内容は、それぞれの 「入力リストファイル」に格納されています。 下表に、各入力先に対応する入力リストファイルを示します。

入力先入力リストファイル
検索文字列 FindList.stx
置換文字列 ReplaceList.stx
Grep検索ファイル GrepFileList.stx
Grep検索フォルダ GrepFolderList.stx
外部実行コマンド XcmdList.ctx

 入力リストファイルは、基本的に、各フィールドが1個以上のタブで区切られる1行1レコードの テキストファイルです。この各行は、次のような書式になります。

 〈名称〉〈モード〉〈入力文字列〉

ここで、

検索文字列の場合:

検索モード
  R  正規表現を使用(メタ文字有効)
  W  検索文字列の前後は単語境界
  I  英字の大文字と小文字を同一視
  Z  全角と半角を同一視
  K  ひらかなとカタカナを同一視
  D  濁点・半濁点の有無を同一視
  S  かなの大小を同一視
検索成功時
  G  一致文字列部を選択
  E  カーソルを一致部の末尾へ移動
  @  部分一致優先
  X  選択範囲をカーソル位置まで拡張
≪説明≫
 この各文字は、基本的に、検索/置換/Grep の各ダイアログボックス内の 「検索モード」と「検索成功時」の各チェックボックスのショートカットの ニーモニックに対応しています。各文字は、そのチェックが ON の時のみに 表記し、OFF の時は表記しません。「部分一致優先」が ON の時は、 @ とその番号の数字で表記します。
 例えば、「検索文字列の前後は単語境界」と「一致文字列部を選択」の チェックだけが ON の場合、〈モード〉は、「-WG」となります。また、 この条件に加えて、「部分一致優先」が ON で、2番を指定する場合、 〈モード〉は、「-WG@2」となります。
 なお、置換の検索文字列の入力リストでは、X は使いません。また、 Grep の検索文字列の入力リストでは、検索成功時の各モード G E @ X は、 使いません。


置換文字列の場合:

置換モード
  C  置換確認ツールボックス表示
  A  全ての候補を一気に置換
  M  置換文字列内のメタ文字無効
≪説明≫
 この各文字は、基本的に、置換ダイアログボックス内の「置換モード」の 各チェックボックスのショートカットのニーモニックに対応しています。 各文字は、そのチェックが ON の時のみに表記し、OFF の時は表記しません。 例えば、「置換確認ツールボックス表示」のチェックだけが ON の場合、 〈モード〉は、「-C」となります。


Grep検索ファイルの場合:

文字コード系
  A  自動判別
  S  Shift-JIS (標準)
  E  EUC-JP (JIS-X0212)
  J  JIS (ISO-2022-JP-1)
  U  UTF-16 (LE)
  8  UTF-8
  7  UTF-7
  T  Shift-JIS (JIS-X0213)
  F  EUC-JP (JIS-X0213)
  K  JIS (ISO-2022-JP-3)
  V  UTF-16 (BE)
  O  該当環境設定に準拠
≪説明≫
 この各文字は、基本的に、Grepダイアログボックス内の「文字コード系」 コンボボックスのドロップダウンリストの各項目名の最初の英字に対応しています。 例えば、「A: 自動判別」の場合、〈モード〉は、「-A」になります。また、 「S: Shift-JIS (標準)」の場合、「-S」になります。


Grep検索フォルダの場合:

Grepモード
  E  サブフォルダも検索
  V  各サブフォルダごとに確認
  L  フルパス名で表示
≪説明≫
 この各文字は、基本的に、Grepダイアログボックス内の Grepモードの 各チェックボックスのショートカットのニーモニックに対応しています。 各文字は、そのチェックが ON の時のみに表記し、OFF の時は表記しません。 例えば、「サブフォルダも検索」と「各サブフォルダごとに確認」の チェックが ON の場合、〈モード〉は、「-EV」になります。


外部実行コマンドの場合:

第1字目 実行方式:
  A  実行形式を自動判別して実行
  D  直接実行
  C  DOS コマンドとして実行
  T  ファイルタイプの関連で開く
第2字目 標準入力:
  0  なし
  1  現テキストの選択範囲
  2  現テキスト全体
第3字目 標準出力:
  0  なし
  1  現カーソル位置へ挿入
  2  選択範囲と置換
  3  現テキストの末尾へ追加
  4  別の新規ウィンドウに表示
第4字目 標準エラー:
  0  なし
  1  標準出力に混入
  2  別の新規ウィンドウに表示
第5字目 文字コード系:
  O  現状のまま
  S  Shift-JIS (標準)
  E  EUC-JP (JIS-X0212)
  J  JIS (ISO-2022-JP-1)
  U  UTF-16 (LE)
  8  UTF-8
  7  UTF-7
  T  Shift-JIS (JIS-X0213)
  F  EUC-JP (JIS-X0213)
  K  JIS (ISO-2022-JP-3)
  V  UTF-16 (BE)
第6字目 改行コード:
  O  現状のまま
  R  CR+LF
  L  LF
  C  CR
≪説明≫
 外部実行コマンドのモード規定は、必ず6文字になり、各順位の文字が、 上記の意味を持っています。この各文字は、基本的に、「外部プログラムの実行」 ダイアログボックス内の各コンボボックスのドロップダウンリストの項目名の 最初の英字に対応しています。例えば、〈モード〉が -D120SR の場合、
  実行方式:   直接実行
  標準入力:   現テキストの選択範囲
  標準出力:   選択範囲と置換
  標準エラー:  なし
  文字コード系: Shift-JIS (標準)
  改行コード:  LF
となります。