■「置換」ダイアログボックス


 置換ダイアログボックスは、各種の置換条件を指定して、現編集テキスト内の検索を 開始する時に表示します。このボックス内の各項目について、次に説明します。

●「検索文字列」コンボボックス

 ここに、検索したい文字列を入力します。 これは、「検索ダイアログボックス」「検索文字列」と同じです。

●「 < 」ボタン (検索文字列の入力リスト用)

 このボタンを押すと、あらかじめ登録されている検索文字列の一覧が表示されます。 この詳細は、「検索文字列の入力リスト」で説明します。

●「置換文字列」コンボボックス

 ここに、置換したい文字列を入力します。
 上記「検索文字列」で指定された文字列が、現編集テキスト内で検索されて、 その一致部分が、この「置換文字列」で指定された文字列に、置き換えられます。
 この「置換文字列」には、便宜のため、あらかじめ、前回と同じ文字列が 入るようになっています。

 ドロップダウンリストボタンを押すと、今までに置換した文字列の一覧が表示されます。 このうちの1つを選ぶと、それが「置換文字列」に入力されます。また、それと同時に、 その時の「置換モード」の各チェックボックスの ON/OFF 状態も再現されます。 但し、それは、環境設定の「検索/ジャンプ」→「検索条件」「入力履歴の取り出しに連動するモード」のうちの「置換モード」が ON になっている場合に限ります。 ちなみに、初期環境では、ON になっています。

 置換文字列は、空であっても構いません。その場合、検索文字列が空文字列と置換 されるので、結局、検索文字列を削除することになります。
 置換文字列は、最大 240 字(半角単位)まで入力できます。

 置換文字列内には、各種のメタ文字を入れることができます。これについて、 後で説明します。

●「<」ボタン (置換文字列の入力リスト用)

 このボタンを押すと、あらかじめ登録されている置換文字列の一覧が表示されます。 この詳細は、「置換文字列の入力リスト」で説明します。

●「検索モード」の各チェックボックス

 ここには、検索をどのように行なうかを指定する次の7モードがあります。 これらは、「検索ダイアログボックス」の「検索モード」と同じです。

●「検索成功時」チェックボックス

 ここには、検索が成功した時にどのようにするかを指定します。次の3モードがあります。 これらは、「検索ダイアログボックス」「検索成功時」のモードと同じです。但し、 検索の場合は、4モードありましたが、 置換の場合は、そのうちの最後のモードはありません。

 置換では通常、「一致文字列部を選択」の指定は、ON にしておきます。 この指定が OFF の時には、置換ではなく、検索一致部の先頭または末尾に、置換文字列が 挿入されます。その先頭か末尾のどちらにするかは、「カーソルを一致部の末尾へ移動」で 指定します。

●「置換モード」の各チェックボックス

 ここには、置換をどのように行なうかを指定する次の3モードがあります。

・置換確認ツールボックス表示

 この指定が ON の時に、置換を起動すると、カーソルがその置換位置に 移動したところで、「置換確認ツールボックス」が表示されます。これで、置換が実際に行なわれる前に確認して、 各種の操作を行なうことができます。
 この指定が OFF の時は、このツールボックスの表示なしに、置換が行なわれます。
 なお、この指定を ON にすると、下記の「全ての候補を一気に置換」の指定は、 自動的に、OFF になります。

・全ての候補を一気に置換

 この指定が ON の時、置換を起動すると、「検索文字列」に一致する全ての部分が 「置換文字列」に一気に置換されます。但し、この操作は危険なので、この全置換を 行なっても良いかどうかを確認するメッセージがその前に表示されます。また、 一気に置換するのは、最大 1000 箇所までに制限されています。
 この指定が OFF の時、置換は各箇所ごとに行なわれます。
 なお、この指定を ON にすると、上記の「置換確認ツールボックス表示」の指定は、 自動的に、OFF になります。

・置換文字列内のメタ文字無効

 置換文字列内のメタ文字には、\ @ | の3字があります。このメタ文字を 使うと高度な置換ができます。この詳細は、「置換文字列内のメタ文字」で説明しています。
 置換文字列内で、この3字のメタ文字が通常の文字として扱われるようにするには、 この指定を ON にしておきます。あるいは、この指定を OFF のままにしておいて、 それぞれ、\\ \@ \| のエスケープ文字にします。

●「逆行検索」ボタン

 現在設定されている置換条件で、逆行検索の置換を起動します。これで、 本ダイアログボックスは閉じて、現カーソル位置から、編集テキストの先頭に 向かって、検索が開始されます。検索が成功した時以降の動作は、 前述の「置換モード」に依存します。

●「順行検索」ボタン

 現在設定されている置換条件で、順行検索の置換を起動します。これで、 本ダイアログボックスは閉じて、現カーソル位置から、編集テキストの末尾に 向かって、検索が開始されます。検索が成功した時以降の動作は、 前述の「置換モード」に依存します。

●「設定のみ」ボタン

 現在設定されている置換条件を保存するだけで、置換は行なわずに、 本ダイアログボックスを閉じます。その後、「順行検索」「逆行検索」のコマンドの 実行で(初期環境では、F3 や Shift+F3 キーの押下、または、ツールバー等の操作で)、 検索を開始することができます。 これは、例えば、現カーソル位置の語句を検索文字列に取り込んでから、 その置換を、(別のウィンドウの)別の場所で行なう場合に便利です。

●「キャンセル」ボタン

 現在設定されている置換条件を破棄して(保存しないで)、 本ダイアログボックスを閉じます。

●「ヘルプ」ボタン

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