コラム

社員の化学日記 −第180話 「空祭」−

先日、航空祭に行ってきました。

航空自衛隊が基地の一部を一般開放しており基地の中の展示や航空ショーを見ることができます。

各基地で年1回ベースで開催されるこのお祭りですが、昨今の自粛期間開けで数年ぶりの開催とのことでした。

だからなのか、とても人が多かったです。

航空祭参加初心者の私はオープンちょっと前に到着すれば大丈夫だろ、と軽く考えてたのですが甘かった。

駐車場に入る前から渋滞でなかなか入れません。

並んでる内にオープン時間が過ぎ、子供たちはぐずりだしました。 が、そこに轟音が鳴り響きました。空を見上げると、1機の戦闘機が自在に飛んでいる姿が。

「か、かっこいい!!」

私も子供たちも大はしゃぎ状態でした。 なんしか音がとても大きく、旅客機の音とは違うビリビリと響く感覚が忘れらません。 まぁ大音量ということで騒音問題とかいろいろあるかもしれませんが、 少なくとも一人の一般人おっさん(私)はこの心は鷲づかみにされました。

ジェット旅客機も戦闘機も同じジェットエンジンで動きます。 音の違いは期待から出る排気ガス速度の違いだそうで、排気ガス速度が速いほど音が大きくなります。 排気ガスと周囲の空気がぶつかる音だそうです。

燃料について気になったので調べてみると、 現在は旅客機と戦闘機の燃料は規格(民間と軍用)の違いはあれどほとんど同じだそうです。

昔、学校の先生が、何かの映画(ダイハードだったかな?)の話をしたときに、 「クライマックスで燃料を漏らしながら飛び立つ飛行機を引火させて爆発させるシーンがあるけど、 飛行機の燃料は重油やからそんな簡単には燃えへんで―」と教えられたことを思い出しました。

ふんふんそうなのか!と覚えていましたが、大人になって調べてみるとジェット燃料の成分って灯油に近いそうな。 重油って聞くと何かドロッとしてそうなで引火とは程遠いイメージがありますが、灯油なら引火、、、するのかな? (どちらも危険物 引火性液体です)

話がだいぶ脱線しましたが、航空祭は楽しかったです。 子供たちも航空ショーにすごく興味を持ったみたいで、将来の夢候補にパイロットが出てくるようになったほど。 (パイロットに限らず色々な夢を持っているらしい)

息子よ、パイロットになりたいなら視力が良くないといけないよ。 目に悪いから今やってるそのゲームやめようね!、、、と言うとゲームよりパイロットの夢の方を諦められそうなので あまり口うるさく言わないでおきます(でもホドホドにね!)。

【栗林】

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