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マルセル・デュシャン
水車を内包した滑り溝
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坎水逆流
 
  
 マルセル・デュシャン
 《 水車を内包した滑り溝 》
 
 
水車を内包したネッカー・キューブ
  「滑り溝」と「水車」は、透視画法による立方体の枠に 取りつけられているが、その立方体を凝視すると、 二つの奥行きが交互に反転する「ネッカー・キューブ」の現象を知覚する。・・・
吉積 健 『マルセル・デュシャンの秘密』、
鐙出版、2004、p.72  
 
  《大ガラス》の最下部左に「水車を内包した滑り溝」がある。 その「滑り溝」は「橇」とも呼ばれ、鋤の形に類似する。 したがって「水車を内包した滑り溝」とは牛耕用鋤と水車を合体させたものであり、 それは「気」の流れを下降から上昇へと向かわせる転換点なのである。
吉積 健 「芸術工学のタオ/渾沌とデュシャン」、
『at』、花書院、2004、p.13
 
⇒ 石川虚舟 《 谷神 》坎水逆流 2015
⇒  「順行と逆行」
 
 
  
 

  

 内経図(部分) 
 
  『内経図』の牛に鋤を曳かせる牛郎の図が、 牛郎と織女という陽龍陰虎の交わりを示す。 牛歩によって遅延された「気」の下降は、 さらに足踏水車によって逆流し、再び上昇する。 上昇と下降が繰り返されるうちに、いつしか 下丹田に金丹が成就し、真気が輝く。