石川虚舟
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《僊窩》
石川虚舟 2007~
 
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石川虚舟 《 八仙灯火 》 2008  
菜種油は を表象
 
「窩」の広さはやっと五、六尺四方あろうか。
正面の岩肌には、
九気 を彷彿させる亀裂の網目。
岩を鑿ち続ける老人は、時折、静座す。
机の上には
『老子』、 『黄庭経』、 そして 『金丹四百字』
動と静が織り成す断続的行為は、創造的時間を演出する。
ハイデガーのいう 「時熟する」(sich zeitigen)であり、それは
「おのづからなる」、つまり老荘の哲学の自然主義を契機とする。
老人と岩、その が、やがて融和し と化す。
その変化は、
玄妙(アンフラマンス) である。
 
 

左に抜けると《玄武の滝》を望む
 photo 2013. 5. 22
 
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